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みたらし団子、どこ行った?

80歳のお花さんのお話です。

冷蔵庫にあったチョコレートがいっぱいあったのに、いつの間に少なくなっています。
おジジさん「冷蔵庫にあったチョコ食べたの、だれや!」
お花さん「私、知らない!」
Kちゃん(孫)が食べたんだと思われています。
Kちゃんに聞いてみても「私は一つしか食べていないよ」
あとで、わかったことですが、お花さんが冷蔵庫開けるたびに、チョコレートをつまみ食いしていたのでした。

ある日、みたらし団子を、買ってきました。
お花さんとおジジさんに、「食べる?」と4本入った包みを渡しました。
お花さんと、おジジさんとMちゃん、Kちゃんの4人分の4本です。

「ありがとう、今お腹いっぱいだから、あとで食べるわ」と包みのまま、お花さんが受け取りました。
しばらくして「お団子食べた?」と聞いてみると、
「食べてないよ」言いましたが、包みを開けてみると、
4本食べたあとの状態。
「食べたの?」「食べてないよ」・・・
お団子のくしは、綺麗に包みに包まれていました。
どうやら、お花さん、みたらし団子4本食べたようです
このみたらし団子は、お団子が5個ついているものです!
食べているところは誰も見ていません。
え~、今日の夕飯は少なめにしないとね、
お腹いっぱいとか、食べたとか記憶に残っていないのね。。。
食べる分だけ、お花さんの分だけ、渡さなかったのが、まちがいでした。

元気な時(うーん、今でも元気なんだけど、認知症状が出る前ということです)は、ひどい便秘で悩んでいたお花さんでした。便秘薬とか浣腸とか、必需品でした。

なぜでしょうか。今となっては、便秘で悩んでいることはないのです。
これも忘れているだけなのでしょうか??

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