【詩】お誘い
風にのってとどいてる
白いレースのカーテンに
光のこたちがやってきて
きゃっきゃっと遊んでる
つるっとすべって飛び込んで
隣で眠るあなたをくすぐる
もう朝だよとゆすっても
布団に潜り込んだのに
光のこがあなたの鼻をよじ登り
すべり台にして遊びだすと
まどろみながら目を覚ます
ぱちぱち瞬きするまつげ
光のこがジャンプする
おでこに耳に忙しく駆け回り
とうとうあなたは起きだした
「もう起きる?」
いつもならもう少し眠るというあなたがメガネをかけて
「今日はジョギング行こうかな」
あなたの頭の上で光の子がぽんぽん跳ねる
私はね
もう少し眠るわよ
大きなあくびをひとつして
騒ぐ光のこに笑い
光の女神の手になでられながら
バスケットを持ってピクニックに行く夢を見る
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