見出し画像

旅芸人をもてなすということは。会津歌旅5-④【アーカイブ2023年5月6日】

■20230506/3日目-後半
田賀アニプロデュースの会津歌旅まだまだ続くよの3日目、後半。

政人さんのお家に場所を移して、宴はまだまだ続くのです〜
親戚の郁子ねえさんに雰囲気の似ている気風がよくて可愛らしい奥様が見事な山のご馳走をたくさん用意してくださって待ってくれていた。
奥が深い。奥ふかーい。奥深会津。
こちらのウェブサイトもまたすてき。地域の活動がすばらしいのです。

山菜が山盛りの豊かな宴

「歌っテルくんに食べて欲しくて、朝から3人で山入って採ってきた山菜だよー」と政人さんは誇らしげに笑った。一緒に宴を囲んでくれた兄さんたちもおだやかに笑った。

味はもちろんラベルの書もまた美しい銘酒「会津銀山街道」

いっぺん途絶えた酒も酒蔵とやりとりをして復活させたんだという、田賀アニもお仕事で関係のある道の名のついた「会津銀山街道」の逸話も聞かせていただきつつ、美味しくいただきました。
そりゃもう、進む進む。なみなみと注いでくださるのでついつい口が呼ばれます笑。

案の定だいぶ調子も良くなっていき・・・

井上陽水がお好きだとおっしゃるのでリクエストにお応えして歌ったり・・・
それでもやっぱりさいごは「いいんじゃね」歌ったり。
もうそりゃ楽しくありがたく過ごさせていただきました。

旅芸人ですから、歌でお返しするしかないんです。
地域再生とか農業支援とか再生可能エネルギーとかそういった知識も能力も俺にはないので、呑んで喋って笑って泣いて歌う、しかないんです。
そして「一度で終わらせない。」ことも、とてもだいじなんです。
それがいつになるかはわからないけど。

政人さんのおうちはその昔、越後から目の不自由な女性の旅芸人集団「瞽女(ごぜ)」さんの宿だったという話を聞かせてくれた。あとで調べたらそれは瞽女宿といい、地主などの旧家が多く、瞽女さんが集落を訪れると人々を集め、瞽女唄の興業が行なわれたらしいと知ったんだ。
俺みたいな正体不明な歌うたいでもこんなにもてなしてくださったのは、もちろん田賀アニの人徳ものおかげもさることながら、こういった古くからの心温かい慣習もあるのだなぁと思うと、ほんとうにこのひと繋がりのありがたさに改めて胸が熱くなったのでした。

ありがとうございます。
ほんとうに。

5-⑤につづく)

・・・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?