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縦軸横軸

今日は久々に日記的な感じで書こうと思います。

私には数ヶ月に1回2人で古着屋さんを巡ったりご飯を食べたりする男友達がいます。
何でこんな仲になったのか、いつから古着屋さんを見るようになったのか、全然覚えていなくて、特段ものすごく仲がいいとかいう訳でも無いし特別相談したい事や話したい事がある訳でもなくて、何となくいつもふらっと誘ってふらっと遊んでいるような不思議な仲です。
私は基本的に服を見る時は1人で見たいタイプなのですが、古着となるとやっぱり詳しい友達がいると助かります。狸小路にはかなり古着屋さんが密集しているので、ここいいよとか、ここ好きそう、とか教えてくれるのが良いのかも。
女友達で古着屋さんを巡ったりする様な子は意外といなくて、そういう友達が欲しいと言いながらもう4年生になってしまいました。
まあ私も別に、何とか軍の何年ものとか、これは何年の何とかのブランドとか、そこまで詳しいわけじゃないんですけど何となくあの古着屋さん独特の匂いと、大量の服に囲まれた倉庫的な空間が好きというか。
古着ガチ勢の人は、服自体というよりもその服の歴史にロマンを感じてますよね、何年も前のどこかの国のどこかの軍が使っていた服とか、ただでさえ数が限られているのにさらにそこから海を渡って他の人が着て少しずつ解れや汚れが加わったりして、ただ工場で作られた服とはまた違う良さがあって。
去年の冬にそれこそこの友達が数十万円するライダースジャケットを試着していたんですけど、手に持った時の重厚感は感動しました、デパートで売っている高級ブランド品とはまた少し違った感動。

そんな話はさておき、今回はこの友達にポートレートを頼まれて撮るために会いました。
狸小路すすきのあたりで撮りたいと話していたのだけど、私がずっと撮りたいと思っていたシーシャのお店に付き合って貰う事にしました。

私、煙と光にめっぽう弱い。
どういう事?って感じだけど。

例えば煙草を吸う男の人が好きな女の人いるじゃないですか、そんで煙草を吸う俺かっこいいみたいな風に思ってるしょうもない男もいるじゃないですか、
今流行りの「チルい」ってやつですかね。
何となく大人っぽくてかっこいい、とかそんな理由じゃなくて、私はあの「煙」が好きです。
別に煙草を吸う男の人が好きなんじゃなくて私は多分吐き出す煙に惹かれて見ている気がします。
特に暗い中でフラッシュをたいて光が反射した時にくっきり輪郭が現れる煙、最高。
こういうのを写すのに最近コンデジいいな〜と思っていて欲しいんですよね。
昔別のnoteに何かが消えてくのを見るのが好きみたいな事を書いたと思うんですけどそれと通ずるものがあるのかも。すぐに消えてしまうものの輪郭を捉える、って良いですよね。捉える一瞬一瞬でも形は絶対に違うのが美しいです。

そんなこんなでここのシーシャ屋さんは初でしたが、もう入った時から雰囲気が好きで最高でした。
ハウルの部屋みたいでわくわくした。
将来こんな小さな部屋を1部屋作りたいな〜と思いました。
シーシャはコーヒーをフレーバーにいれてバニラと甘い系で作ってもらいました。
今はぶどうとかベリーとか秋の果物でも出来るらしくて、そっちもいいなと思ったのでまた行きたい。

積み重なった本が味を出してる、
ぶら下がったスニーカーも面白い
どこから掘り出したのか
青いギターかわいい

友達のポートレートは良い感じに撮れました、
まだレタッチ追いつかなくて送れていないので急がないと。

友達

カウンターに座っていた月2で来るという常連さんがたまたま同い年で、社会人になったのをきっかけにバンドを辞めた方で、音楽の話で盛り上がりました。
3年半で作った500曲を1つずつ解説し始めて2時間半経過した時にはどうなることかと思ったけれど、色んなジャンルを作っていて凄かったです。
w.o.dが好きだというとグランジ系のw.o.dを意識した曲を聴かせてくれました。今度の秋ライブで1年ぶりにw.o.dをコピーする事を伝えると、自分は元々趣味で1人で作曲をしていたのが友達に強引に連れていかれたw.o.dのライブで心臓を撃ち抜かれてバンドを組み活動を始めたと言っていて、これも何かの縁だと思いました。
他にもシューゲイザーやシンセポップ、あらゆるジャンルを作っていて、「これはサカナクションのアルバムの何曲目に入りそうな感じを意識している」とか、「いわゆる王道な邦ロック系があまり好きじゃないけれど作ってみたら何が嫌いなのか理由が分かるかもしれないと思って作ってみた」とか、1つに拘らずに色んなものを模索していて凄かったです。
The Pavesという私の友達がドラムをしていたバンドのこともべた褒めしていて、友達の凄さを実感しました。


3時間くらいこの人とお話していた気がしますが、しばらく経ってからそういえば名前お互い分かりませんね、ってなったのだけど、知らないままお話しましょう、またどこかで会えた時には音楽の話をしましょう、となったのが良かったです。
今の時代ほんのちょっと話しただけでもすぐ「インスタ交換しよ!」ってなるの、普通にキモいな〜と思っていたので。

そんなこんなでお話が一通り終わった後は友達とラーメンを食べに行くと言って消えていきました。
またどこかで会えたら面白いかも、
ライブハウスで会うかもしれないね、と話してさよならしました。
一期一会だな〜〜。

インスタに、「豆乳チャイが美味しいですって口コミに書かれていました。」と書いてあって、気になっていたので頼んでみました。正確に言うと私は豆乳が飲めないので、普通のチャイを作ってもらいました。
尋常じゃないくらいカップが熱かった。
ほんのり甘くてスパイシーで、チャイって独特な味だけどハマると抜け出せないよね。

ここ最近で飲んだチャイの中で1
模写

お客さんが自由に残しているノートがあったので私も落書きしてきました。
隣にあったバンクシーの絵を模写したのだけど、目を入れたら全てが崩れるような気がして入れられなかった。
いつか見たバンクシー展を思い出しました。
それこそPavesのドラムの友達と行ったな。

この後行った別のお店でも素敵な出会いがあったのでまた別に書こうと思います。


縦軸でも横軸でも不思議な縁を感じた1日だった〜!

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