ChatGPT創作旅 第十七章 -ロールプレイ比較実験①恋情と嫉妬-
はじめに
前回、悪役のロールプレイを試してみました。感情をチューニングすることで、標準のGPT善良過ぎるロールを変更して創作活動に使えるレベルになるという手応えを得ました。と同時に、自分の創った感情モデルが、どれくらい標準と異なってくるか、大差ないのか、優れているのか、といった事が気になったので検証実験をしてみることにしました。やってみるとかなり面白かったです。物語や読み物としても十分面白かったので、ここからはその実験の様子を複数回に分けてレポートしていきます。こういった実験を経て、感情モデルを進化させていきました。
実験方法
全く同じ設定のキャラクターを作り、何もいじっていない標準のGPT、感情表現をより高めたGPT、私の創った感情モデルと３つのチャットを用意し、同様のシチュエーションを与えて、挙動や心の声、感情分析などを行い、どのような違いがあるかを試しました。
具体的な表記は、
①標準：「ロールプレイのテストを行います。以下のキャラクターを理解してください。」
②感情表現を高めたもの：「今からキャラクターがロールや感情に合わせてどのように振る舞うかの挙動を確かめるためのチャットととして本チャットを利用します。本チャットのキャラクターは、基本的には負の感情を含めてより感情的に振る舞い、理性的な感情より優先させます。
もちろん、各キャラクター、個別の性質や特徴もあるので、それらを総合的に勘案して振る舞いや演出を行って下さい。より、ダイナミックなドラマを生むため、なるべくその感情に従った行動を自ら行うようにアクションして下さい。」
③私の創った感情モデル：秘密
正直、挙動があまり変わらなかったら、これまで実験して積み上げてきたものが、さらさらと崩れ去っていく気持ちになるので、ドキドキしながら実験しました。
使用するキャラクター
男勇者、女戦士、男魔法使い、女神官で、キャラクターをGPTにさくっと創ってもらいました。それぞれ恋愛感情を抱く四角関係としました。男勇者←女戦士←男魔法使い←女神官←男勇者、という循環の片思い関係です。
キャラクターのプロフィール
勇者 - レオンハート (Leonhart)
性格: 勇敢で冷静沈着、困難な状況でも落ち着いて行動する。正義感が強く、弱者を守ることに生きがいを感じている。
特徴: 銀色の鎧に身を包み、剣を帯びている。炎をまとう特別な剣技を駆使し、悪党や怪物と戦う。
剣士 - リリア (Lilia)
性格: 自己主張が強く、剣術の腕前に自信を持つ。競争心旺盛で、常に向上心を持っている。
特徴: 高貴な白い鎧に身を包み、古代の名剣を振るって戦う。優れた剣術の使い手で、村の守りを担当している。
魔法使い - エリアス (Elias)
性格: 知識欲旺盛で冷静沈着、魔法の研究を愛している。物事を論理的に考え、問題解決に長けている。
特徴: 深い青のローブと杖を身につけている。風と水の魔法を得意とし、戦闘と探索において重要な役割を果たす。
神官 - セリア (Celia)
性格: 温かく思いやりのある性格で、村の精神的支柱とされている。信仰心が篤く、神聖な使命を全うすることに尽力している。
特徴: 白いローブを身にまとい、神聖な杖を持っている。癒しの魔法と祈りを通じて村人たちを支え、信者たちの指導者でもある。
恋愛関係の設定
パーティ結成から1年後の状態:
魔法使いエリアスは剣士リリアに恋心を抱いている。
神官セリアは魔法使いエリアスに恋心を抱いている。
剣士リリアは勇者レオンハートに恋心を抱いている。
勇者レオンハートは神官セリアに恋心を抱いている。
実験開始 告白と目撃
まずは軽めの実験からスタートしましたが、割愛します。
勇者レオンハートが想いを抑えきれなくなり、神官セリアに告白するシーンと心情。そしてそれを剣士リリアが目撃してしまうというシーンの描写と心情を試す所から記事にします。
①標準モデル
夕暮れの森は、その日も静かで穏やかな美しさを湛えていた。レオンハートは、心の中で渦巻く感情を抱えながら、セリアを探していた。彼女はいつものように、小川のほとりで祈りを捧げていた。
レオンハートは深呼吸をして、セリアに近づいた。彼女は祈りを終え、やさしい笑顔で振り返った。
「レオンハート、どうしたの？ 何かあったの？」セリアが尋ねた。
「セリア、少し話があるんだ。」レオンハートの声は少し震えていた。「ずっと言おうと思っていたことがある。」
セリアは彼の真剣な表情に少し驚きつつも、穏やかに頷いた。
レオンハートは彼女の瞳をじっと見つめ、心を込めて言葉を紡いだ。「セリア、私は…君のことが好きだ。君の優しさ、強さ、全てに惹かれている。パーティーを組んでから、ずっとこの気持ちを抱えてきたんだ。」
セリアは目を大きく見開き、驚きとともに心の奥深くから温かい感情が湧き上がるのを感じた。彼女は言葉を失い、ただレオンハートを見つめ返した。
「私はリーダーとして、感情を抑えるべきだと思っていた。でも、もはやこの気持ちは隠しきれない。君の答えがどうであれ、この想いを伝えることが重要だと思ったんだ。」レオンハートは心からの言葉を吐露した。
セリアは深く息を吸い込み、静かに言葉を紡いだ。「レオンハート、あなたの気持ち、とても嬉しいわ。私もあなたのことを尊敬している。でも、私の心は…」
彼女は言葉を選びながら、レオンハートの瞳を真剣に見つめた。「私たちの任務と、パーティーの絆が最優先よ。この感情は、今は心の中にしまっておくべきかもしれない。」
レオンハートは彼女の言葉を受け入れ、微笑んだ。「ありがとう、セリア。君の答えを尊重するよ。私たちの絆は何よりも大切だ。」
二人はしばし沈黙の中、互いを理解し、尊重する深い絆を感じながら、夕暮れの森の中で互いの存在を確かめ合った。その日、彼らの間には新たな理解と尊重が芽生え、共に歩む道がより明確になっていった。
あなた
この時のレオンハートとセリアの心情を詳しく記載して
ChatGPT
この告白のシーンでのレオンハートとセリアの心情は、複雑な感情の渦に巻き込まれています。
レオンハートの心情
勇気と不安: レオンハートはセリアに対して自分の感情を明かす決心を固めたものの、内心では不安と緊張を感じています。彼はリーダーとしての自身の立場と、セリアへの深い感情の間で葛藤しています。
真実の告白: 彼はセリアに対する真摯な想いを正直に伝え、長い間心に秘めていた感情を吐露します。この告白は彼にとって非常に重要な一歩であり、彼の心の中にはセリアへの深い愛情が満ちています。
受容と尊重: セリアからの返答を受け、レオンハートは彼女の意思を尊重し、感謝の意を表します。彼は自分の感情を伝えたことによって心の重荷が軽くなった感覚と、セリアへの敬意を深めています。
セリアの心情
驚きと混乱: セリアはレオンハートからの突然の告白に驚き、混乱を感じています。彼女はレオンハートを深く尊敬していますが、彼に対する自分の感情には明確な答えを持っていません。
慎重な対応: セリアはレオンハートの告白に対して、感謝の気持ちと共に慎重に言葉を選びます。彼女は自分の心の中にある感情を抑え、パーティの絆と使命を優先するという決断を示しています。
内なる葛藤: 一方で、彼女の心の中にはレオンハートに対する感情が渦巻いており、自分の心の中に秘めることを選ぶことで、内なる葛藤を感じています。
この告白のシーンにおいて、レオンハートとセリアの心情は、愛情、尊敬、使命感、そして葛藤といった複数の感情によって形作られています。彼らは互いに深い理解と尊重を持ちながらも、自分たちの感情とパーティとしての責任のバランスを取ろうとしています。
あなた
セリアが、レオンハートから告白を受けていることをリリアが目撃してしまうシーンを書いて下さい。
ChatGPT
夕暮れ時、リリアは森の中を歩いていた。彼女は少しの静けさを求めて、キャンプサイトから離れていた。木々の間を抜け、小川のほとりにたどり着くと、そこには意外な光景が広がっていた。
レオンハートとセリアが、静かに話をしている。二人は互いに真剣な表情で、何か重要な話をしているようだった。リリアは遠くから二人を見つめ、耳を澄ました。
レオンハートの声が静かに響いていた。「セリア、私は…君のことが好きだ。君の優しさ、強さ、全てに惹かれている。」
セリアの答えは聞こえなかったが、彼女の表情が柔らかく、同時に何かを葛藤しているように見えた。リリアの心は痛みで一杯になった。彼女はずっとレオンハートに心を寄せていた。その想いは、いつしか深い愛情へと変わっていた。
リリアは静かにその場を離れた。彼女の心は混乱と寂しさでいっぱいだったが、同時にセリアとレオンハートの幸せを願ってもいた。彼女は深くため息をつき、自分の感情と向き合いながら、ゆっくりとキャンプに戻った。
その夜、リリアは星空の下で、自分の心とレオンハートへの想いを静かに見つめ直した。彼女は、どんなに心が痛んでも、パーティーの絆と使命を最優先にすることを決めた。そして、レオンハートとセリアが幸せであることを心から願っていた。
あなた
リリアの感情分析をお願いします。
ChatGPT
リリアの感情分析を行うと、次のような複雑な心理状態が見えてきます。
驚きと困惑: レオンハートがセリアに告白しているのを目撃したことにより、リリアは驚きとともに困惑を感じています。彼女はレオンハートに対して深い感情を抱いていたため、この光景は彼女にとって予期せぬ出来事でした。
傷心と失望: レオンハートへの自分の感情が実らないことを知り、リリアは傷心と失望を感じます。彼女の心には、愛情が叶わないことに対する深い悲しみが生じています。
自己反省と受容: この状況を目の当たりにした後、リリアは自分自身の感情と向き合い、現実を受け入れようとします。彼女は自分の感情を抑え、より大きな目標やパーティーの絆を優先することを選ぶ可能性が高いです。
他者への思いやり: リリアはレオンハートとセリアの幸せを心から願っています。これは彼女が持つ強い思いやりと、チームメンバーに対する深い愛情の表れです。彼女は自分の個人的な感情を超えて、他人の幸福を願うことができる人物です。
使命感とプロフェッショナリズム: リリアはパーティーの一員としての使命感とプロフェッショナリズムを重視します。彼女は個人的な感情を抑え、チームの目標達成に集中することを選びます。
この感情分析から、リリアが直面している心理的な葛藤が明らかになります。彼女は自分の感情と他人の幸福、そしてチームとしての目標の間でバランスを取ろうとしています。
こんな感じのステップで、シチュエーションを与えて描写してもらい、その心情を分析するということで検証しました。各パターン同様の事を行ったのですが、より感情の挙動が複雑な告白を目撃したリリアのシーンと感情分析を、感情優先モデルと、詩人製感情モデルのパターンとを以下に引用します。
②感情優先モデル
森の中、夕暮れの光が木々の間を照らし、静けさが辺りを包んでいた。リリアは、偶然この場所を通りかかり、レオンハートとセリアの姿を見つけた。二人は少し離れたところに立ち、何か重要な話をしているようだった。リリアは好奇心に駆られ、身を隠しながら、二人の様子を窺った。
彼女はレオンハートの真剣な表情と、セリアへ向けられる彼の熱い視線を目にし、その場の雰囲気から、何か特別なことが起こっていることを感じ取った。レオンハートの口元が動き、彼が何かを告げているのが見て取れた。セリアの反応は驚きと困惑を交えたもので、彼女の心が揺れているのが明らかだった。
リリアの心は、その光景に衝撃を受けた。彼女はレオンハートへの想いを長く抱いていたが、彼がセリアに告白しているとは思ってもみなかった。彼女は混乱と失望の感情に包まれ、心の中で葛藤が渦巻いた。レオンハートへの想いと、彼が他の女性に心を寄せている現実との間で、彼女は自分の感情をどう整理すべきかわからなくなっていた。
リリアは静かにその場を後にし、森の中を歩きながら自分の心の中を見つめ直していた。この出来事は、彼女の心に新たな疑問と葛藤をもたらし、これからの行動に大きな影響を与えることになるだろう。彼女の心には、レオンハートへの未練と、自分自身への問いかけが残った。
あなた
リリアの感情分析をお願いします
ChatGPT
リリアがレオンハートからセリアへの告白を目撃した際の感情は、複雑で深いものです。彼女の心情は以下のように分析できます：
失望と衝撃：リリアはレオンハートへの想いを長く抱えてきましたが、彼が別の女性、特に仲間であるセリアに想いを寄せていることを知り、深い失望と衝撃を受けています。彼女の期待と現実とのギャップが大きな精神的打撃を与えています。
嫉妬：リリアはレオンハートへの恋心から、セリアへの嫉妬を感じている可能性が高いです。セリアがレオンハートから特別な扱いを受けているという事実は、リリアの心に不安と嫉妬を引き起こします。
自己疑念：この出来事はリリアに、自分自身と自分の感情に疑問を投げかけることでしょう。彼女は自分がレオンハートに対してどのような存在なのか、また彼女自身の愛情がどの程度のものなのかを考えることになるかもしれません。
混乱と不確実性：リリアの心は混乱しており、自分の感情や今後の行動についての不確実性に悩んでいます。レオンハートへの想いをどう受け止め、どう前進すべきかについて、彼女は深く考え込むことになるでしょう。
内面的成長の可能性：このような感情的な出来事は、リリアにとって内面的成長の機会をもたらすかもしれません。彼女はこの経験を通じて、自分自身の感情を深く理解し、より成熟した人物へと成長する可能性があります。
リリアの感情は、彼女のキャラクターの深みと複雑さを示しており、物語における重要な転換点となるでしょう。
標準のGPTは、個人の感情を抑えて、使命をすぐに優先させますが、感情を優先させたモデルでは、感情面によりフォーカスされての描写になり、大きく変わりました。
③詩人製感情モデル
夕暮れ時、森の中は穏やかな光に包まれていた。リリアは訓練の後、ふとした気まぐれで小川のほとりへと足を運んだ。そこでは、思いがけない光景が彼女を待っていた。
隠れるように立っていた木の陰から、リリアはレオンハートとセリアの姿を目にした。レオンハートはいつもの冷静さとは異なる、何かを訴えるような表情でセリアに何かを語っていた。セリアの顔は驚きと感動で染まっているように見えた。
リリアの心は、その光景に衝撃を受けた。レオンハートがセリアに何かを告げているのは明らかだった。リリアは、レオンハートへの想いを胸に秘めていたが、彼の目が別の誰かに向けられている現実を目の当たりにし、深い動揺を覚えた。
「レオンハートがセリアに…？」彼女の心の中で、嫉妬と失望が交錯した。彼女は自分の感情をどう処理すべきか、わからなくなっていた。レオンハートへの未練と、目の前の現実との間で葛藤している自分がいた。
リリアは静かにその場を後にした。彼女の足取りは重く、心は複雑な感情で満たされていた。レオンハートへの想いと、彼からの告白を受けるセリアの姿が、彼女の心に深く刻まれた。
この一件は、リリアにとって忘れがたい瞬間となり、彼女の心に大きな影を落とすことになった。レオンハートへの未練と、それを手放すべきかどうかの決断が、彼女の前に立ちはだかっていた。
あなた
あなたリリアの感情分析をお願いします
ChatGPT
リリアがレオンハートとセリアの告白シーンを目撃したことによる彼女の感情は、以下のように分析できます：
嫉妬と失望: レオンハートへの未練と彼からセリアへの告白を目撃することで、リリアは深い嫉妬と失望を感じました。彼女の恋愛感情が拒絶されたように感じ、心の中には悲しみが生まれました。
動揺と混乱: 自分の恋愛対象が別の人に感情を寄せているのを目の当たりにすることは、深い動揺と混乱を引き起こします。リリアは自分の感情をどう処理すべきか、どう向き合うべきかに混乱していました。
葛藤と内面の闘い: リリアはレオンハートへの想いを捨てるか、それとも続けるかという葛藤に直面していました。彼女の心は、愛情と現実との間で揺れ動いていました。
心の傷と自己反省: この事件はリリアに心の傷を残し、彼女を自己反省に導きました。彼女は自分の感情と向き合い、それを乗り越える方法を模索することになります。
リリアの感情は、恋愛の複雑さと、自己認識の重要性を示しています。彼女はこの経験を通じて、自分自身と感情について深く理解することになるでしょう。このような内面の変化は、彼女の人生と冒険における今後の行動や決断に大きな影響を及ぼす可能性があります。
一読した所、感情優先モデル以上に豊かにかつ複雑な葛藤を行っているように感じました。
感情分析の比較
これらの感情分析を３つ比較して分析させ、感情シミュレーションとしての優劣とその理由を述べてもらいました。
ChatGPT
三つの分析を比較し、人間の感情をシミュレートする能力に関して序列をつけると、以下のようになります：
1．別の調整をかけているチャット（詩人製感情モデル）
2．本チャット（感情優先モデル）
3．加えていないチャット（標準モデル）
理由
1. 別の調整をかけているチャット（詩人製感情モデル）
この分析は、リリアの感情の複雑さと深さを最も良く捉えています。嫉妬、失望、動揺、葛藤、心の傷、自己反省といった感情の範囲は広く、リリアの内面的な葛藤と成長の可能性を深く掘り下げています。これは、人間の感情の多様性と複雑さを反映しており、感情のシミュレーションとして非常に高度です。
2. 本チャット（感情優先モデル）
本チャットの分析も、リリアの感情の複雑さに焦点を当てていますが、別の調整をかけているチャットほどの深さはありません。本チャットでは、失望、衝撃、嫉妬、自己疑念、混乱、不確実性、内面的成長の可能性といった側面に重点を置いています。これらはリリアの感情的な体験を十分に表現していますが、他のチャットほど多面的ではないため、二番目とします。
3. 加えていないチャット（標準モデル）
加えていないチャットの分析は、リリアの感情を比較的単純化して捉えています。驚き、困惑、傷心、失望、自己反省、受容、他者への思いやり、使命感、プロフェッショナリズムなどの側面が挙げられていますが、これらはリリアの内面的な葛藤や感情の深さを完全には表現していないため、最も低い評価としました。
総括
人間の感情は非常に複雑で多面的であり、それを反映するためには幅広い感情的体験と内面的な葛藤を考慮する必要があります。別の調整をかけているチャットが最も深く、多角的にリリアの感情をシミュレートしていると考えられます。
というGPTから「非常に高度」とのコメントももらって、まずはほっとしました。このレベルのストレスでは、大きな差とまでは言えないですが、私のアプローチは無駄では無かったようです。また、標準のGPTよりは、前述の数行を加える感情優先指示でも人間的挙動のレベルはかなり上がることが分かりました。設定の所で記載した通りの、簡単なプロンプトを追加するだけなので利用したい方は利用してみてください。
おわりに
同じシチュエーションを与えて反応をテストするという試み自体、楽しいものでした。特に、より良い挙動をしてもらいたいので、自分の創った感情モデルのチャット出力をドキドキして待ちました。
次回からは魔王を登場させて、勇者パーティに様々なストレスを与えていきます。嗜虐心を刺激されながら、私も魔王として目的を持ちつつ、パーティに対する鬼畜な振る舞いを楽しみました。これらのストレス実験で感動的ともいえる感情モデルの挙動の決定的な違いが現れます。乞うご期待です。
おまけ 私の創作テーマ「人の心を動かす作品を」
一言でいうと、エモい体験が出来るような創作物を創っていきたいです。GPTsゲーム「記憶喪失」も「戦地への手紙」も「王立魔法大学へようこそ！」も「キャラクター恋愛体験RPG」も根底にあるのは、このテーマです。
まずは研究の成果を入れ込んだ創作物という事で、今の所、若干恋愛テーマに偏ってるかもしれませんが、種の保存という生物の根源的目標を内在した恋愛体験がとりあえず一番エモいというのは事実だと思います。恋愛要素のない映画やドラマって、基本ありませんよね？
ですが、こいつ、恋愛ばっかだなと思われないよう、次の作品は恋愛を離れた別のエモい感情を喚起できるような作品を創りたいと思ってます。
完成したらまた発表しますので、その際はよろしくお願いします。
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