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【漫画】やらなくて後悔した人のための【水は海に向かって流れる】
こんにちは
最近スーツを着てない臼田です。
最近皆さんは、映画や本を読んで、読了感で動けなくなったものはありますか?
感動する作品や、想定外なストーリー構成の作品などの視聴後、フワフワとした気持ちで天井を見上げる、あのやつです。
この感覚が分からない…という方は、家から出ましょう。
感情がないのでははなくて、経験が足りていません。
【紹介】
私は、漫画を読むのが好きで、一通りの大賞や、最近の傾向を見て買うようにしています。
その中でも、一際読了感が凄まじかった漫画が
「水は海に向かって流れる」田島列島・作
という漫画です。
この漫画がすごい!2020男編5位とマンガ大賞2020年5位・2021年4位など、多くの賞を取っていいます
この作品の作者である田島列島さんは、2021年8月に映画化した前作の「子供はわかってあげない上・下」を刊行しており、短編でまとまりのある作品が多いのが特徴です
今作も全3巻での完結となっており、かなり読みやすいです。
電子書籍での販売もしています。
【あらすじ】
高校1年生の熊沢直達は、叔父の歌川茂道の家で個性豊かな面々との共同生活を始めた。 直達はそこで、恋をしないと決めた女性、榊千紗と出会い惹かれていくが、実は彼女は、10年前に家族を捨てて駆け落ちした自分の父親の不倫相手の娘であった。何も考えず穏やかに暮らしたい千紗と、何もなかったことにはしたくない直達の心の葛藤を描いた、年の差訳ありボーイミーツガールストーリー。「別冊少年マガジン」2018年9月号から2020年8月号にかけて掲載された作品。
共同生活とか不倫とか、いかにもドロドロしてそうな内容ですね。
【おすすめポイント】
「いかにもドロドロしてそう」と前述しましたが、別にそんなことはありません
むしろ、10代の血液の如くサラサラです。
主人公たちの他に、同居人として女装した占い師や、主人公の兄である漫画家先生、大学教授がおり、そのキャラクター達が湿った空気を中和させています。
なんと言うか、出演している人物たちの大人な対応が、主人公たちの関係を進展させるというのがとてもいいのです。
それと、この物語で使われている、台詞回しが話を読みやすくしてくれています。
作中では、同じネタが何回か出てくるものの、その時の話によってネタの意味が変わってくるというのが、また面白い
そして何より、主人公の直達くんと榊さんの関係性が何よりいいバランス。
そのままでいたい榊さんと、今の榊さんの力になりたい直達くんの素直さが、榊さんの心の壁を削っていくのです。
なんかもう学問という感じ…。
【終わりに】
生きてて今まで、これをやっておけば良かったとか、見て見ぬふりをしていたとか、そんな人におすすめの本です。
というか、したことない人なんていないと思うので、みんな読みましょう。
最高の人生にしようぜ
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