京都の市街地に、新しいスタイルの『道の駅』をあなたと創る vol.2
こんにちは、株式会社セカンダイズ うしのほねグループ マネージャーの嶋本大二朗です。
今回のnoteでは、
私たちが創る『道の駅』のコンセプトについてお伝えさせて頂きます。
では、今回もぜひ最後までお付き合い下さい!
ー"選ぶ"ということー
前回のnoteでもお話しさせて頂いた通り、僕たちは現在のフードロス問題に対しての一つの提言として、今回のプロジェクトをスタートさせました。
同時に僕の頭の中には、フードロス問題に関することだけでなく、今の世の中に対して投げかけたい、一つの”問い”がありました。
それは、「選ぶ」という行為について。
「私たちは、何を選んで日々生きているのか」
という事。
テレビのニュース、新聞から情報を得る時代の色は次第に薄れ、
毎日手にする片手大のスマートフォンから、好きな情報を好きなだけ得れるようになりました。
非常に便利な世の中になったなと思いますし、僕自身も一日のニュースは基本的にスマートフォンを使い、Yahoo!ニュースで仕入れています。
映像、音楽、文字、音声と多岐にわたるコンテンツが、いとも簡単に手に入る時代。
それに何の不満もない。ただ、あくまで僕の中には、
"選んでいるのでなく、選ばされている"
という、能動的に営まれているはずの日常が、"ごく自然"に受動的なものにすり替えられている様な感覚があったんです。
もちろん、自らの意思で選ぶ力を持っている方もいると思います。
ただ、僕たち選ぶ側(消費者側)が選ぶに足る理由、という部分が、コンテンツの増加と比例して、次第にかなり見え辛くなっているのではないか。
今、この世の中において、本当に大事なものは何なのか。
そう考えたときに、ひとりの飲食業従事者である僕が出した答えはすごく単純で
「消費者の方々が、日々心を込めて素晴らしい野菜を作る農家さん達の想いを知り、それぞれのニーズに合ったものを正しく選ぶことが出来る環境を創りたい」
というものでした。
ーその"駅"の名前は『ELOVE』ー
「この煩雑化した情報社会の中で、選択肢が溢れている世の中において、
今回のプロジェクトが一つの大きなきっかけになるはず!」
と息巻いた僕は、プロジェクト着想の翌日に、企画書(と呼べるか怪しいレベルの乱文)を社長に提出していました。
今回のプロジェクトにおいて、「フードロス問題」、そして「SDGs」が一つの大きなキーワードである事は間違いありません。
ただ、そこに付加価値として、私たち飲食業に携わる人間だからこそ表現できる「食の魅力」を加え、"選ぶ"意味を、そこに付随する楽しさを味わって頂きたい。
そんな想いで書いた、稚拙極まりない企画書(?)の最後には、
店舗の名前は"ELOVE(えらぶ)"。消費者の方々が、食を楽しみながら農家さんの想いを"選ぶ"こと自体がフードロス問題へのアプローチとなるプラットフォームを!
と、不細工ながらも力強い意志を灯した文章がありました。
それにしても字、汚いな・・・(笑)すみません。
また今回、京都府の方から「新しい形の事業モデル」として僕たちのビジョンを認めて頂き、多方面において、連携をしながらプロジェクトを進めております。
より今回のプロジェクトが担う社会的意義を感じており、身が引き締まる思いです!
さて。そんな『ELOVE』では、
『惣菜販売』『イートイン』『野菜直売』そして『ECサイト』の"4つのチャンネル"を以って「食の魅力」を感じて頂けます。
そのどれもが、
『生産者の方の想いを私たちが受け取り、大切に消費者の方々へ届け、想いが巡る』
という、このプロジェクトの根幹を映し出されたものとなっています。
長くなってしまったので、、今回はこの辺で。
次回のnoteでは、『ELOVE』における4つのチャンネルを通して感じて頂ける、それぞれの魅力について詳しくお話しさせて頂こうと思います。
今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました!
「京都の食」をより素晴らしい文化にすべく、うしのほねグループ一同頑張ります!