法隆寺とともに世界遺産なのに、何故かちょっと地味な法起寺
法隆寺を訪れる人はとても多い。
私が訪れた時も、修学旅行や幼稚園の遠足、一般の参拝客でにぎわっていて、華やかな雰囲気でした。
そこから 自転車だと15分くらいで着く法起寺。
こちらはうってかわって、とても静か。
門の前にちゃんと世界文化遺産の寺法起寺と立札がありました。
法隆寺に属する47の建造物と法起寺の三重塔、合わせて48件。
これらが、世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物群」として認定されてます。
622年 聖徳太子が子の山背大兄王(やましろのおおえのおう)に遺言を残します。
遺言によって、かつて法華経を講義説明した場所岡本宮を、お寺へ改めました。
これが法起寺のはじまり。
法起寺の三重塔は706年に完成。創建当時の建造物として唯一残っているもの。
三重塔としては、現存する日本最古であり、最大規模を誇っています。
様式は法隆寺の五重塔と同じ。
法起寺の三重塔製作者が、法隆寺の五重塔を見本として造ろうとしたのではと伝わってます。
池越しに見る三重塔。ちょっと時間を忘れてボーッと眺めてました。
コスモスの時期がとてもキレイらしいのです。
春先だったせいか、私が入って出るまで訪問者は2~3人だけ。
主に残っている建造物が、三重塔と講堂だけで、時間が限られてる観光では、わざわざ訪れるチャンスは少ないかも。
自分も法隆寺エリアで2時間しかなければ、法隆寺だけにします。
というか、法隆寺滞在2時間では時間が足りない。最低でも三時間は必要だと思います。
でも、もし時間に余裕があったら のどかな風景の中、自転車で法起寺も訪ねて見てください。
旅に出ると、ついつい忙しく歩きまわってしまいますが、たまには 静かな風景の中で時間を過ごすのも悪くないです。
三重塔 なかなか素敵でした。
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