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ベネチアが危機遺産になってしまうかもしれません💧

数日前のニュースで知ったのですが、ユネスコの諮問機関が世界遺産「ベネチアとその潟」を危機遺産リストに登録することを勧告。

それを受け、7月16日~31日まで中国福州でオンライン開催される世界遺産委員会によって、勧告に従うかどうか決定されるということです。

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ニュースを知ったときは「エーッ」という気持ちと、やっぱりそういうことになってしまったと思ったのも正直な気持ち。

世界でも屈指の人気観光都市ベネチアは完全にオーバーツーリズム(観光公害)

街の中心辺りは、どこも混雑。

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そして ベネチアは地中海クルーズの最もポピュラーな発着港。

ユネスコは、ベネチアの運河と潟の景観が、大型クルーズ船の停泊を禁止しないと、被害が広がってしまうと警告。

7月の委員会で読まれる予定の報告書では、大型船によって潟にもたらされる脅威から守るために、「ベネチアとその潟」を危機遺産に登録することを提唱するそうです。

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自分も行っておいて言うのもおかしいのですが、確かにベネチアは世界各国のクルーズ船が重なるように停泊してました。

現在 ベネチアの歴史的潟にクルーズ船停泊は、イタリア政府により禁止。

政府は、大型クルーズ船のために追加の施設建設を行う間、全ての船をマルゲーラの工業港を迂回させることに。

しかし、政府の決定にも関わらず、多くのクルーズ船はベネチア潟に停泊予定のまま。

ユネスコの報告書は、「大型船の潟への停泊を全面的に禁止することを優先し、地域内の適切な港に誘導すべき」と提言。

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危機遺産に登録されるのは、もしかしたらベネチアのプライドは傷つくのかもしれないですよね。

でも、危機遺産に登録されることは、世界遺産でなくなることではありません。

世界遺産であり続けるために努力し、危機状態を改善出来ると、危機遺産から外れることが出来ます。

危機遺産になることで、世界遺産「ベネチアとその潟」の景観を永く保護し残していくことを、もう一度考える機会になるといいですね。

世界でも類まれなベネチアの景観が、ずっと続いていきますように🍀



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