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夢日記602 ~ 色の調整 ~

 地理を専門としているらしい先生が、私の部屋で大きなスクリーンに図を映していた。その図は、私が地理の授業で使うために作成した図であった。私が作成した図なのに、その先生は図について「私としては、もうひとつ欲しいんですよね」などと文句を言い出した。実は、私は授業でわかりやすく解説するために、本来4種類の気候について図で示すべきところを3種類しか示していなかったのである。その先生は、私がマニアックなひとつの気候を図から省いたことに不満を感じたらしい。

 私は、「そういう不満があるんだったら、自分で図を作ればいいのに」と思った。しかし、その先生はパソコンのスキルがないらしく、自分で図を作る気がないようであった。しかたなく、私は、その先生が望んでいる図を作ってあげることにした。私は「まぁ、簡単にできますよ」とその先生に言ったが、いざ実際に作り始めてみると、4種類の気候を図に示すための配色が難しいことがわかった。というのは、私のパソコンでは、使いたい色がうまく出なかったからである。

 私が困っていると、突然、別の先生が現れた。その先生は、「こうしたらいける」とか何とか言いながら私のパソコンの画面に触れて、見たこともないスワイプのしかたをした。すると、パソコンの画面に表示されていた図の色あいが明らかに変わり、全体的にクリアな色になった。それを見て私は驚いたが、その後、私のパソコンの画面には、見たこともないようなゲームキャラクターのようなものが次々と表示され始めた。どうやら、どのキャラクターも、色がクリアになっているようであった。

 私はそのまま黙って、画面に見たことのないキャラクターが次々と表示されるようすを見ていた。そうするうちに、私は「もし、この流れで唐突にエロ画像が表示された場合、この場の空気がものすごいことになるのではないか?」と強い不安に陥った。

                             < 完 >

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