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夢日記537 ~ ゲーマーの弟 ~

 高校生くらいの少女と中学生くらいの少年が、テレビゲームをしていた。私は、そのゲーム画面を見ていた。少女と少年は姉弟であり、彼らは協力して3体のキャラクターを操って、強い敵を倒そうとしていた。

 敵は凶悪な攻撃をしてくるのだが、画面上の一部に、敵の攻撃がまったく当たらない安全地帯のようなところがあった。姉弟は、操作する3体のキャラクターをその安全地帯に移動させて、隙をうかがっていた。ところが、敵がありえない角度から攻撃してきて、安全地帯さえも危険な状態になってしまった。しかたなく、姉弟は、3体のキャラクターを安全地帯から移動させようとした。しかし、3体のうち2体のキャラクターはやられてしまい、弟が操作する1体のキャラクターを残すのみになってしまった。

 このような状況でも、弟は巧みにキャラクターを操作し、信じられない勢いのナイフ投擲攻撃によって、徐々に敵のHPを削っていった。弟は、すさまじい数のナイフを敵に命中させて、あと10本ほどナイフを当てれば勝てるという状況になった。しかし、このタイミングで、弟が操作するキャラクターは部屋の隅に追い詰められて、やられてしまった。

 こうしてゲームオーバーになった直後、なぜか私と先ほどの姉弟は、マンションの一室に同居していた。まもなく翌朝になり、弟が私に「謹慎処分になった」というようなことを言ってきた。事情はよくわからないが、ゲームオーバーになってしまった件で、職場から謹慎処分を受けたらしい。

 一方、私は謹慎処分を受けたわけでもないのに、仕事が休みであった。なぜなら、「警報が発令されるので休みにする」いうことが事前に決まっていたからである。しかし、外を見ると普通に晴れており、私は「今日は本当に休みなのか?」と不安になった。こうして私が不安に陥っているすぐ横で、弟は堂々と部屋ですごしていた。私は、なぜか少し恥ずかしい気持ちになった。

                             < 完 >

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