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夢日記652 ~ 悩ましい旅行先 ~

 私は、数名の知人といっしょに、後輩のTくんの家でおしゃべりしていた。なお、家の主であるTくんは、外出していてその場にいなかった。

 我々が盛り上がる中、同僚のHさん(約30歳・女性)が世界地図を取り出して、私に質問してきた。Hさんは旅行に行きたいらしく、世界地図を指さしながら、「ここからここには行けますか?」などといろいろ質問してきた。しかし、Hさんが持っていたのは、ゲームの世界に出てくるような架空の地図であり、きわめて不正確なものであった。そのため、「ここからここには行けますか?」と聞かれても、私は「行けません」としか答えようがなかった。

 それでもHさんは旅行に行きたいらしく、「外国の、どこかハードなところがいいんですよね」と言い出した。そこで、私は「ハードということであれば、〇〇山にのぼったらどうですか? ここから往復すれば、かなりハードですよ」というように近くの山に登ることを提案したが、Hさんはあまり興味がないようであった。

 その後、私は、家の主であるTくんが家に戻ってくる前に食料を買い出ししておこうと思い、カゴを持ってスーパーへ肉を買いに行こうとした。私が持っていったカゴには、衣料品店で回収してもらう予定のスーツと、いくつかの焼き肉の切れっ端が入っていた。

 スーパーに着いた私は、まずはスーツを衣料品のコーナーで回収してもらおうと思った。ところが、衣料品のコーナーの大部分は閉鎖されており、店員もほとんどいなかった。そのため、私はスーツを回収してもらうことができず、そのまま衣料品のコーナーを出た。

 次に、私は食料品のコーナーに行き、どの肉を買おうかと考えた。しかし、私は肉を買おうという気持ちが急激になくなり、そのままスーパーを出た。

 私は、Tくんの家に向かって歩きながら、Hさんの旅行先はオホーツク海がよいのではないかと思った。そう思った理由は、私が以前に荒れ狂うオホーツク海に小舟でのりだし、波にのまれて死にかけたことがあるため、「ハード」という点では申し分ないと思ったからである。

                             < 完 >

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