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3日間の勉強のみで簿記3級を合格しよう!

1.簿記3級とは?

経理や会計の基礎が身につく、年間受験者30万人の資格です。
試験は大問3問制限時間60分100点満点中70点以上で合格です。
ペーパー試験年3回(2月/6月/11月)ですが、2020年12月から始まったネット試験いつでも受検できます。

簿記3級を取得した人は「小規模な株式会社で経理実務を行なうことができるレベル」と表現することができますが、実態は「会計用語と仕訳を最低限知っているレベル」と見做されることが多いようです。

出題範囲は商業簿記の基本的な知識なので、計画的に勉強すれば短期間でも十分合格が可能です。
過去合格率を見ても50%ほどの受験者が合格をしているようです。

なお、日商簿記では、以下4つを意識して問題が作成されております。

1.日々の学習の成果、到達度を測る本検定試験は学習の成果・到達度を測る試験であり、日々の学習の成果が試験結果に反映される出題内容としています。

2.スピードと正確性を求めるビジネスの現場では時間管理は不可欠です。そのため本試験では、スピードと正確性を求める出題内容としています。特に、会計処理で必ず必要な仕訳については、速く確実に行うことを重要視しています。

3.試験範囲のすべての学習を求める試験対策(例えば、過去問だけに頼った学習など)にとどまらない真の簿記学習を奨励します。したがって試験範囲すべての理解度を問うことにし、出題範囲から標準的な問題をランダムに出題しています。ヤマを張った学習では対応できませんので、ご注意ください。

4.1級まで継続した学習を奨励する初級から1級までステップ・バイ・ステップで上位級をめざせる出題内容としています。

2.簿記3級の出題範囲

簿記3級では従来の「小規模の個人企業が営む商品売買業」を前提とした商業簿記から、「小規模な株式会社」を前提とした商業簿記へ変わり、より実務に近い内容になっています。

第1問「仕訳」(配点:20点程度)


回答時間目安:10分程度
「仕訳(しわけ)」に関する5つの問題が出されます。問題文では文章で列挙されているものを、指定された勘定科目を使って、借方・貸方に記載します。
仕訳においては「仕入取引」「売上取引」「固定資産の購入」「固定資産の売却」「租税公課」「未収入金」「手形取引」「前受金」の勘定科目がよく出題されます。
意外な盲点は勘定科目の漢字。漢字を間違えてしまったら、金額が合っていても不正解となってしまいます。また、あくまで問題に書かれている勘定科目が対象です。独自の勘定科目を普段実務で使っている人は注意しましょう。

第2問「帳簿記入」「勘定記入」「補助簿の選択」など(配点:10点程度)

回答時間目安:15分程度
帳簿組織の記入・選択、仕訳問題などが出題される第2問。
問題資料の各勘定から、三分法による場合の仕訳・分記法による場合の仕訳の違いを把握したうえで、答案用紙の空欄の仕訳と金額を埋めていきましょう。勘定記入については、第4問でも頻出の論点です。解き方を覚えておくと後々役立ちます。

第3問「合計残高試算表」「合計試算表」「残高試算表」など(配点:30点程度)

回答時間目安:35分程度
試算表の作成問題が多く出題されます。やはり基本は仕訳です。資料の取引記録から仕訳を推定し、勘定ごとの金額計算を行っていきます。
なお、答案用紙に一部金額が書いてある場合がありますので、そこから仕訳や取引の内容を読み取ることが可能です。ケアレスミスには十分気をつけましょう。

第4問「勘定記入」「仕訳日程表」「語句記入法」など(配点:10点程度)


回答時間目安:15分程度
伝票から取引の内容を類推し、仕訳に直すところからはじめましょう。入金伝票や出金伝票では、複数の取引先が出てきますので、わかるように頭文字や記号で分けておくと、後の集計処理が楽になります。
同様の問題が出やすいパターンなので、しっかりと例題を解いておくことが大事です。

第5問「精算表」「財務諸表」など(配点:30点程度)


回答時間目安:30分程度
簿記3級の内容を理解しているか、総合的に問われるのが第5問です。
貸倒引当金や、減価償却、当期純利益や純損失の計算なども含まれてくることもあります。
また、損失がある場合に、マイナスを表す△マークを付けた場合、筆記試験は模範解答以外は不正解になるため、金額が合っていても不正解になる可能性があります。特に指示がなければ金額のみの記入で大丈夫です。

3.簿記3級の勉強時間

日商簿記3級に合格するために必要な勉強時間は約100時間といわれています。
個人差はありますが、1日に4時間から6時間程度の勉強時間が確保できれば、最短1ヵ月で合格が可能です。

ただ、実際には1日2時間から3時間程度のペースで進めながら試験に臨む方が多いようです。理由としては、仕事などで平日は勉強時間がとれない方がいるからと言えます。そのようなときは、土日を利用して集中的に勉強時間をとるなど工夫しましょう。
無理せず自分のペースで勉強を進めていくことが大切です。

こちらの有料ノートでは3日間で簿記3級を合格できる勉強方法及び最低限の知識を身につけてもらえるような内容を記載しております。簿記2級シリーズもございますので、是非3級合格後にチャレンジしてみてください!

4.3日間で合格する簿記3級まとめノート

3日間で簿記3級を合格するための3つのルール

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