僕は君に恋をする

もしも願いが叶うなら君の悲しみを
僕の胸の中に注ぎ込んでください
その痛みならば僕は耐えられる
君の願いが叶うなら全て捧げると心から言える
恋する瞳と愛する痛みを君が僕にくれた輝き
忘れない ずっと
(僕は君に恋をする/平井堅 歌詞抜粋)

長い間 誰かを本気で好きになれなかった
僕は生まれて来た事自体が間違いだと思っていた

存在自体が間違いなんだから
誰かの特別になりたい願いさえ…

どこか寂しそうでいて
揺るがない何かを持っていそうな君の眼差しに
君と出会う前に僕は気づいていた

君が僕の場所に初めて来てくれたのは
去年の冬でしたね

その時の僕の中では年が明けない日までに
どう楽に呼吸を止めるか
それだけ考える毎日だった

惹かれるつもりはなかった
僕は消えゆく弱者だと割り切ろうとした

落ち着いたその真っ直ぐな瞳と姿勢からは
人並み以上の挫折や痛みを必死に乗り越えて来た
そんな古傷が見えたような気がした

何度も覚悟をして来た僕と想いは違えど
君からは真っ直ぐ自分を持つ強さを感じたんだ

いつしかその強さに惹かれ傍にいたいと
そう思うようになった

気づいたら僕の中に君がいた
君がいる場所に行かなくも支えられ
呼吸を止める計画さえ忘れていた

僕はバカだから君と君が発する言葉を信じ
今に至る

例え その言葉に偽りがあっても
僕が惹かれた人だから全然イィ

君の傍にいれるなら心が苦しくても
心が悲しくなっても平気だと思えた
君を想う事で伴う痛みさえ愛おしく思えたんだ

いつしか僕の想いや存在が
君を苦しめるようになっていた

君からハッキリ言われなかった
ケド…
僕は邪魔な不必要な存在だと受け止めた

君が出した答えは僕には苦しくて痛くて
悩んで迷った末の結論に見えた

僕はバカだから月日が経てば変わりゆく何かを
期待したんだ
ケド…全部 僕の思い過ごしだったんだ

滑稽だと
憐れだと笑いたければ笑えばイィ…

僕の事なんて何とも思ってないんでしょ…?
僕は君には不必要な存在なんだよね…?

僕は何度だって君に恋をして
君を苦しませる

僕より大切なあの場所を守り続けてね

今までやって来れた君なら大丈夫

僕が心底信じれて心底惹かれた君だから

絶対絶対 「大丈夫」

生半可な覚悟で君の傍にいたんじゃない

ごめん…
こんな風にしか人を想えないんだ 僕…

さよなら、また会おう、ごめんね、好きだよ
さよなら、笑ってよ、怒んなよ、バカだな
恋しい 苦しい、愛しいじゃ足りない
何度も、何度でも叫ぶよ 好きだよ

言葉をいくら並べても割り切れないまま
だけど…

さよなら
僕の1番大切な君

さよなら
僕の君への恋心

ここまで本気で想えた人が君でホントによかった

君と出会えたから
ホントの意味で僕は本名の意味通りになれた

ありがとう

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