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DINKSに憧れた20代と現在

今でもDINKSって言葉使うのでしょうか。あまり聞かない気がしますが、でもそういう選択肢を選ぶ夫婦が周りには増えてきたかのように思います。このDINKS。夫婦共働きで子供を持たない夫婦のことを指すと認識しています。

私は子供が苦手なのでもし結婚しても、夫婦2馬力で働いて豊かな生活をしたいと思っていました。また私は家事が苦手なので専業主婦になる気もありませんでした。むしろ専業主婦をバカにしていたんですよね。今となっては恥ずかしい考えなのですが。

当時は派遣でしがない丸の内OLをやっていたけど、スキルアップしていずれ転職しバリキャリの道を歩むんだと思ってもいました。バリキャリにはなれませんでしたけどね。しかも当時の月収は手取り14万円ほど。東京の郊外に妹と狭いアパートに二人暮らしをしてなんとか生計を立てていました。

当時交際をしていた男性は何名かいたのですがみんな子供好き。同性の友人も含め、私だけが浮いていました。どうして周りは子供が好きなんだろう。あんなお荷物持ちたくない。産んだら人生の墓場だとさえ思っていました。

海外旅行に行くのも好きだったので、飛行機の機内で泣き喚く赤ちゃんの声を聞く声で不快になっていました。これは今でも変わらないんですけどね。自分では聴覚過敏だと思っています。

それでも結婚願望がなかった私でも結婚はした。それは人生を共に歩みたいと思える夫に出会えたから。でもその人の子供はどうしても欲しいとは思えなかった。でもたまにもし子供を産んだらどんな顔の赤ちゃんに会えたんだろう、どんな日常になったんだろうかとかは考えたりはしました。でも実家の母にも産むなとも言われていたので安心して過ごしています。そしてアラフォーなので身体的にもそろそろ難しくなる頃。なんだか繰返しになりますが安堵しています。だって考えなくても済むんですもの。

そんな私は昔バカにしていた専業主婦になっています。転職して2社目の会社でうつ病になって退職。しばらく後になって発達障がいと分かって、会社という組織に馴染めない、どこでアルバイトをしても長続きせずクビになったりして、絶賛引きこもっています。夢のDINKS計画は破綻しました。

夫と私は同じ会社で働いていましたが部署や職種は違かったのでなんとも言えませんが、私の方がお給料が多くもらえていました。基本給が夫より高かったのと残業時間が凄かったおかげです。でも今は夫の給料と私の障害年金、そして私の両親や祖母から毎月頂いているお小遣いで暮らしています。

DINKSではないけれどそれに近い生き方ができて、幸せです。
きっとこれからもそう思えるのだと信じています。

ここまでお付き合いくださりありがとうございました!



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