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歯の妖精から納得感のあるキャリア開発の対話に思いを馳せる

tooth fairy(歯の妖精)と言う存在を

皆さんご存知だろうか。

私の知る限りではアメリカとイギリスに少なくとも生息していて、

子供抜けた乳歯を枕元に置くと、

お金と交換してくれるという、

なんとも素敵な妖精さんなのである。


先日、娘の乳歯が抜けたというイギリス人と
tooth fairyトークで盛り上がったのだが、

日本はどういう風習なのかと聞かれたので、

上の歯は土に埋めて、下の歯は投げる。
昔からある言い伝えで理由は健康を願って?
多分おばあちゃん世代がやってたんだと思う。」

というスーパー不正確情報かつ、
『おばあちゃん達の時代にやってたやつだから私は理由が分からなくて仕方ない』
感を出し(しかも軽く嘘)、無駄に言い訳までかましてしまった。

調べたら投げた方向にその方向へちゃんと導いてくれるようにということらしい。え、投げたら重力で落ちるけど、どゆこと?それはいいのか?


それにしてもこの風習、納得感がなさすぎる。

一方のtooth fairy氏

彼女たち、彼らには歯の代わりにお金を置いていく分かりやすーい理由があって、

乳歯を使ってtooth fairy王国でお城や家、家具などを作っているので、要は生活のための材料を買いに来ているのだ。

そして、綺麗な歯素敵なおうちを建てられるのでお礼を込めて多めにお金を置いていってくれる。

つまり、
tooth fairyからお金をたくさんもらいたい=
虫歯なく、健康の歯を保とう

というストーリーがある。

自分の中で落とし込んで納得するための
ストーリーってすごく大事だな、
と思う今日このごろ。

お得意の、最初の話からの、
本編でめちゃくちゃ関係ないこと書くスタイルですが、今日はキャリア開発の対話に関して感じることを書きたいと思う。(急

いまいちだった今までのキャリア開発の対話

通常の業務目標とは別でキャリア開発項目を上司などと検討しなければならないのは、
どの会社でもあることだと思うのだが、

うちも例に漏れず年初に決めなければならない項目として入っている。

ただ、
今までの上司などとのキャリア開発対話は、本当に全然身に染み込まないものばかりだった。

いくつか挙げてみる。

・予算これだけあるから行きたい研修か学会とりあえず、なんか選んで。


・「こういうフィードバックもらいました」と伝えると、「たしかに。そういうとこもあるかも」と急に追加で色々言われてなんか凹んで終わる。


・○年目になったし、前の年〇〇さん行ったから次君だね



・フィードバックくださいと言っても、「いいんじゃない?」的なので終わる。



・具体的な対策を提案されるが、物理的に無理すぎて採用不可能。(例: あなたは表情が見えていた方が伝わりやすいからミーティングでビデオ会議にした方が伝わるよと言われる。)



こんな感じなもんだから、
諦めて適当に望んでいたことも多々あった。

キャリア開発で初めて納得感を得たーリスペクトおかめ煎餅ー

そんな中、
ここ最近メンターになってくれたダイレクター、
通称おかめ煎餅とのメンタリングで、

生まれて初めて、
おおおおー!納得。」
となり、メキメキモリモリやる気が湧き上がったので書き留めたいと思う。

※おかめ煎餅が誰か知りたい方は以下↓

何故こんなに素晴らしく感じたのか、
まず話の構成から分解してみたい。

【構成】
1. どこが優れているか(メンターより)

2. その特徴を踏まえて今後どのような将来像が良さそうかの意見(メンターより)

3. 2を踏まえてどう考えているか(メンティーより)

4. 今後の改善点について(メンターより)

5. どうしたらそこが改善出来ると思うかを述べる(メンティーより)→コーチング

6. 5に対するフィードバック(メンターより)

7. 改善点に関係するトレーニングの提案(メンターより)

8. 今後の具体的なキャリアの方向性に関して考える課題やアクションの確認

そしてこの構成の何が良かったのかも自分なりにまとめてみた。

[1. メンター側の洞察力が的確]

当たり前のことなのかもしれないが、
まずもってハッキリ明確に何が良くて何が悪いか言ってくれる人って意外とおらず、

それをきちんと分かりやすくかつ建設的
伝えてくれるところがとても受け取りやすかった。

さらに間違いなく言葉の選び方
空気感、テクニックも見習いたい達人級。


[2. メンティー側に納得のストーリーを作らせてくれる]

次に、納得感。
すなわち、歯の妖精的なストーリー

どこを目指していて→
何が足りてて何が足りてないか→
だから、これをすれば良い

がするするーっと
染み渡る発熱時のポカリのように。

よく見ると何度か私に自分の言葉で語らせる
コーチングのステップも入っている。
ここも多分ポインツ。

[3. 改善の機会は提案しつつ、選択権がメンティーに与えられている]

実はそこまで具体的な改善方法は提案されていないのだが、

トレーニングの機会や方法は教えてくれつつも、

最終的な選択権がこちらにあるのも
すごく上手いと思った。

おかめ煎餅
周りの話を聞くと、どうやら人材育成に強みを持つことで有名なリーダーなようだ。

ふざけたあだ名をつけていることを
この場を借りて謝罪したいと思った。
(今後ともご贔屓のほどよろしくお願いします

何のためにキャリア開発するのか

突き詰めるとここに至る。

わたしの場合、
共働きだし、
とにかく稼がないと食べるものがない、
というわけでもなく、

誰かを養うためにもっと稼げるポジションに行きたい、というモチベーションもなく、

普通に呼吸していればそれなりにお給料が入ってくるのに、摩訶不思議。

でも、
突き詰めた結果分かったことがある。

仕事=ほぼ趣味=キャリア開発すれば色んなことが出来て楽しそうだから


それが理由のようだ。

だから、

改めてこのtooth fairy並みに素敵なストーリー(浅)を胸にキャリア開発してるんだなと、
なんだかすっきりして、

がんばろーっと思ったので、
まずはここを突き詰めるのもいいのかなと思ったのでした。

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