予知夢検証スペシャル

書く人の技量によるのかもしれませんが、読み手にとってさほど面白くないであろう話題のひとつが「夢日記」なのではないかと思います。よっぽど内容が突飛とか、笑いの神が降りてきてるとしか思えないとか、感動的であるとか、それなりの特徴が無ければ「だから何?」で済まされる話題の筆頭でしょう。

しかし、私はわざわざその夢日記をnoteに綴ることにしています。ネタとしか思えない笑えるものを主に選ぶようにはしているのですけど、最近は覚えているものはできるだけ何らかの形で記録するようにしています。
何故かというと、私はどうにも予知夢体質だからです。要するに、見た夢が予知夢か否かの検証用として記録をつけているわけです。
思い返してみれば、ほんの時々そういうことはあったのですけど、はっきりと「これはもしかしておかしいんじゃないかな」と気が付いたのが10年ほど前だったでしょうか。要するにその頃から頻度が上がってきたのですね。

昔から夢はよく見るし、割と覚えている方ではありました。幼稚園の頃に見た夢の中にはいまだに覚えているものもあります。たぶん何の意味もないのでしょうが、子供の私にはなぜかとても怖い夢だったのですよね。
今も毎晩のように何らかの夢は見ているようですが、さすがに毎日詳細まで覚えていませんし、起きた瞬間に忘れることも良くあります。しかし、覚えているときはわりとはっきりと覚えている方かもしれません。よくそんなに思い出せるね、と感心されることもしばしばでしたから。

ほとんどは他愛もない夢だったそれらの夢の中に、そのものではないにしろ未来の景色が含まれることがまれにあることに気付いた私は悩みました。悩んで占い師に相談したところ「ある人物との出会いであなたのスピリチュアルな能力が目覚めた」という回答をいただき、もうまったくもって信じていなかったのですが、今はそれは正しかったのかもしれないと少し思っています。ある人物はあくまで目覚めるきっかけで、私の力は「この先本当に出会う人のためのもの」だとも言われたのですが、その人物が誰なのかはあれから10年ほど経った今もはっきりとしていません。

夢の多くは2つのパターンに大別されていました。ひとつは、何らかの事情で私が行くことを諦めていたイベント等に結局行ける場合。もうひとつは、私ではない誰かの、割と大きめの転機を夢に見る場合です。

前者はたとえば、とあるイベントに申し込んだものの抽選に外れてしまったのに、そのイベントの夢を見た。諦めきれなくて夢で見たような服も買った。そうしたら、開催直前になってキャンセル分の復活当選の連絡が来て無事に参加できた。同じイベントに申し込んだ知人は結局復活せず参加できなかった。夢で見たような服で結局参加した。
みたいな感じ。この知人に聞いていただければ多少証拠にはなるかと思いますが、もうずいぶん昔の話なので知人も忘れてると思います(笑)。

後者は、ある人物が日本の山奥で子供たち相手に先生をしている夢を見た。確かその夢の1ヶ月後くらいに、その人物が日本の山奥にある施設で子供たち相手にあるものの指導をすることが判明した。その指導はそれから毎年行われている。ちなみにその人物は外国人。
てな感じ。これはひょっとすると何の話か分かる人もいるかもしれないですが、そっとスルーしてください。その人にとっては大きな仕事のひとつになっているはずです。
私は見たことのない場所などは想像ができないのか知っている場所に置き換えてしまうことがあるようで、夢の中では地元の山ということになっていましたが、実際は全然別の場所です。ちなみに、夢の中の私は、その人が滞在する日本の宿舎らしき部屋の掃除をしてあげていました。何の役割だ(笑)。もちろん実際には一切合切何の関係もないです(笑)。

両者の例ともに、もっと詳しく書こうと思えば書けますが、長くなってしまうので簡潔にまとめておきます。

長年この2パターンのどちらかを見ていたように思うのですけど、どうもここ最近、半年くらいかなあ、少なくとも前者には当てはまらない夢が増えてきました。後者にも当てはまらないかもしれない。回数は増えているのですが、もっと規模が小さくなっているような感じです。それなりの転機を見ることもやはりあるので、何ともですけど。今は小さなことに見えるけど、将来的には大きな転機になるのかもしれないですし。

時々夢の話を呟いたり、こうやってnoteに書き留めたりしていると、そのうちのいくつかはやっぱり予知夢だったことがあとになってわかるんですね。最初からわかる予知夢なんてないか(笑)。いや、たまに「たぶん夢の示唆した通りになるだろうな」って感じる夢もあるのですけど、どっちにしろその時が来てみなければわかりませんし、それがいつ来るかもわかりませんからね。
ですが、いくら私が「これは予知夢です」と言っても基本的に証拠がないわけですよ。私の頭の中だけのことですからね。それを公開する形で記録していたとしても、実在人物が登場する場合は本人に申し訳ないので内容をぼかしていることもしばしばです。私以外には何の話か分からない場合がほとんどでしょう。そんな記録をいちいち覚えている人はいるだろうか。そして、夢の示唆したような出来事が起こったとしても、その出来事に関わりや関心のない人物にとっては、仮に私の夢の話を覚えていたとしても現実の出来事には気が付かない。予知夢が予知夢として成立するのはかなり難しい話と言っていいでしょう。

ですが、確かに見ているわけですよ。以前noteにも検証記事を書いたブルーインパルスの夢はツイートが残っていたので分かりやすい例でした。めんどくさいのでリンク貼りませんけど。って貼れよ!!

そう、ツイッターって投稿日時をいじれないので、証拠として残すには一番のツールかもしれません。修正ができないので誤字脱字があった場合は削除したりリプライで注釈を入れなければならない仕様が、予知夢の検証には逆にたいへん役に立つのですね。そんなことに使うとはツイッターも思いもよらなかったでしょうけど(笑)。

そんなツイッターに残した記録からひとつ。

ご本人に悪いので名前を出さず内容もかなりぼかして書いた例です。
これから数か月後、「ある人」の関わるとあるイベントの告知を事前に見ていた私は、どんなイベントだったのか気になって検索をかけてみました。今思うと、この夢のことが頭に残っていた、のかもしれません。
ある人はそのイベントで着物を着ていました。ほかの人物が男性用の着物を着用したため数が足りなくなったのでしょうか、その人は男性ですが、女性用の着物で登場していたようなのです。しかも、その手には花束。イベントで使われた花の中には白いユリが…。

私は真っ青になりました。このイベントの状況はかなり特殊な部類に入るのではないかと思います。それなのに、花の種類まで無意識が拾っているなんて。その花はその土地での生産が多いようで、象徴として登場したのかもしれませんが…。
夢の中でその人の女性のご家族に姿が変わっていたのは、私が「まさか女の着物なんか着ないだろう」という思いから、その人に顔が似ている女性=お母さまやおばあさまといった血を分けたご家族、と勝手に話をすり替えてしまったからではないでしょうか。前述した夢の中で、行ったことのない山の景色を想像できずに知っている山に勝手に置き換えていたのと同じことだろうと思われます。

勝手な置き換えが行われていたにしろ、こんな状況を普通夢に見るだろうか。もちろん私が事前にそんな情報を掴んでいるはずもありません。さらに、私はこのイベントには足を運べていません。自分が行けもしないイベントの夢を、何故何か月も前に見ていたのか。

これがどこで行われたどのようなイベントなのか書けばわかりやすいでしょうが、ご本人たちに悪いのでやはり伏せておきます。大きなイベントではないので、おそらく個人の方の何がしかしか情報源もないでしょうし。何のことかわかる方も読まれている方の中にはほとんどいないかな…。

noteに残した記録の中から、これはネタにしても問題ないだろうというものを挙げると、11月4日に見た夢日記として残している夢ですかね。めんどくさいのでリンクは貼らないでーす←またかあああ
その夢の中で私は民家に泊めてもらうことになり、その家のお風呂に入ろうとすると、お風呂までの道程で「ノッテ・ステラータ」が流れているのです。私が羽生結弦選手のファンなので気を利かせてくれたらしいのですが(※羽生結弦選手のプログラムで使われた曲の名前です)、夢全体の流れから考えても、そのノッテ・ステラータのくだりはかなり唐突だったのですね。変な夢だと思いました。
それから2週間しないうちに、羽生結弦選手の展示が行われると発表がありました。そのプロジェクトの名前は「ノッテ・ステラータ」。
偶然にしては、ちょっとねえ…。あの曲が夢の中で流れてたことなんて今までなかったですし。

こじつけみたいですけど、予知夢ってこんな感じなんです。すごく強引なんですよ。読者に解かせる気がまったくない推理小説みたいな感じ(笑)。ユリと着物の夢のようなタイプはなかなかわかりやすいパターンですが、なかなかそこまで精度が高くないことの方が多い気がします。
羽生結弦選手の展示は全国を巡回して大規模に行われるようです。大きな転機のひとつに数えられるかもしれないですね。私がその曲を聞いたのはとある場所でしたが、私はそこへ展示を見に行くのだろうか、どうなのか…。

最後にもうひとつ、夢の例を挙げておきましょう。ただし、かなりぼかして書きます。

暗い夜道で、私はある人にこう言われます。
「○○君はあなたのことが○○だから、わかってあげて」
私にそう告げてきた人のことを、実は私はそれほど良くは知りません。面識もないのです。何故この人がそんなことを言うのか私にはわからなかった。この人を、仮にA氏とします。

A氏はある道具を持っていました。夢の中の時間は夜だったので、私はその人がその道具を使っているのはおかしいと思いました。それは時間帯や天候によっては全く必要のない道具なのです。

それからしばらくして、私はこの夢が予知夢だったのではないかと気が付きました。A氏と、A氏に○○君と呼ばれていた人物、仮にB氏としましょうか、その二人がある場所にいました。二人は夢の中で見たような道を歩いていました。A氏の手には、夢の中で見たあの道具が…。もちろん、その日の天候なら使ってもおかしくない道具です。

夢の中の状況はこれで何を指すのかわかりましたが、A氏の言葉が何を指すのかはこれではわからないままです。その言葉だけはただの夢ではないかと思っていたある日、私はひょんなことから、二人が出向いていたとある場所の詳細を知ることとなりました。

私はA氏とは面識がありませんがB氏とは少しだけあります。その少しだけの邂逅において、話題にした場所があるのです。二人が出向いていた場所は、実はその場所とある関連性を持つ場所なのです。詳しく書けばわかりやすいのですが、ここは伏せます。
その場所について何気なく話を振った時のことや、その場所そのもののことを思い起こすと、A氏の言葉はこれらに繋がっている、のかもしれません。

これくらいにしておきますし、ものすごくぼかして書いているのでわけが分からないと思いますが、こうやって話を繋げてみると、実はものすごく綺麗に繋がってしまうのですね。そんなところに着地してしまうのかと。
そしてこのB氏とは、私がしょっちゅう見る、未来なんだか何なんだかわからない紛らわしい夢に登場してくる人物なんですね。こじつけにしてはあまりにも美しい着地…。
しょっちゅう見る未来なんだかわからない夢は無意識の私が作り上げた壮大なフィクションの可能性も大ですが、それと現実をこうもきれいに絡めてしまうなんて、眠っている間の私の方がよっぽど立派な作家なのではないかと思うくらいです(笑)。
そうね、これを素材にして小説ができるかもしれないわ。ちょっと考えてみようか。めちゃくちゃぼかして書いたからこれじゃ何が何だかわかるまいし、仕上がってもこれが元ネタとはわかるまい。さてどんな話にしようかな…。

って、そうじゃないって。これは結局予知夢なのかどうなのかってことでしょ。そりゃB氏に聞かなきゃわからない、がファイナルアンサーです。そしてB氏の答えだけが夢と違うという可能性も大いにあるし、私はそれを聞ける立場でもないのです。A氏の言葉だけが事実と異なるただの夢だったとしたら、これは何のために見た予知夢なのかさっぱりわからない夢ということになってしまいますね。

ここに挙げたものは一例で、ほかにもたくさん見ています。ちょっと、自分が怖くなってきています…。
しかも、ここしばらくどうもこういった予知夢が多いのです。以前見ていた夢とは少し性質が変わってきているような…。夢の中に私は登場してるけど、現実には全然関係がない場合も多いし、何故そんなことをわざわざ予知夢的に見ているのか正直よくわからない内容が多いです。何かもっと大切なことに気付かせようとしているのか、私の霊感が強くなってきているからなのかはわかりません。

どうせ霊感があるなら占いの際にでも使えばいいのかなと思ってますが、占いでそういうことができる人って、たとえば私がその時在籍してた職場のある建物が見えてるっぽいとか、もっとはっきりした力の持ち主で、私みたいに「見ようと思って見られるわけではない」タイプじゃないような気がします。起きてるときに何かが見えることもあるんですけど、正直いい内容はほとんどないのであまり見たくないですし。
逆に、夢で見る内容にはどうやらほぼ悪いものはないようです。あんまり関係ないことを見る場合もありますが、私が予知夢を見る相手は、私がその人の幸せを強く願っている場合が多いです。だからその人の大きめの転機を見るのかもしれないし、その人に遠くからでも会える機会があれば、諦めずに会いに行きなさいと夢が教えてくれていたのかもしれません。

昔から変な人間だと言われ続けて生きてきましたが、こっちの方面に開花してしまうとは。何度か書いてますが絶対嫌だったんですよ、スピリチュアルな何かと関わるのは。占い師だってずっとなる気はなかったくらいです、占い好きなのに。

自分の未来は全然見られないし、見てるかもしれないけどそこに辿り着くにはどうしたらいいのかわからないし、どうしたもんかな、と悩んでいます。いっそ自分が安らかに死ぬ夢でも見ればいいんですけど、そんなの全然見ないし…。自分の未来はちっとも見えないので、もうこの先なんてないのかもしれない。けど、私が幸せを願った人たちはやっぱり幸せでいて欲しいですね。その未来の中に私がいるのを繰り返し見ていたとしても、その未来からは私だけが弾かれているのかもしれないから…。

私はどうしたらいいのでしょうね…。持病が本当に悪化して生活も成り立たず毎日絶望して暮らしてるのに、予知夢なんて1円にもならない能力だけが研ぎ澄まされていく日々。おそらく予知夢を見る条件のひとつが「愛情」だという心の底からセンチメンタルな私の未来はあるのでしょうか…。

検証のつもりが最後は嘆きで終わっちゃった。長い記事にお付き合いいただいてありがとうございました。

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主にフィギュアスケートの話題を熱く語り続けるブログ「うさぎパイナップル」をはてなブログにて更新しております。2016年9月より1000日間毎日更新しておりましたが、現在は週3、4回ペースで更新中。体験記やイベントレポート、マニアな趣味の話などは基本的にこちらに掲載する予定です。お気軽に遊びに来てくださいね。


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