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閉じた瞳の向こうにしかない国の記憶 ─揺れる白いユリの花─

気になる夢を見たので、記録しておきます。これは確実に何かのメッセージだろうと思うのですけど、わかったようでわからないので…。
ちなみに夢を見たのは昨日です。意味がわからないくらい眠くて、こんこんと眠っては目覚める、を繰り返し、眠りに落ちる度に違う夢を見て、昨日はこれが最後でした。

以下、夢の話です。


私は祖父母の家にいます。夢の前半も何やらあったのですが、忘れてしまいました。
亡くなったはずの祖父も、家の中をうろうろと歩いていました。

そのうちに、祖母が自分の部屋に私を呼びます。祖母の部屋は二間続きの和室で、入口の左手に黒い大きめのテレビが置いてあります。その奥には確か、縦に扉の開く衣装ダンス。入口の対角線上には小さな机と椅子。祖母はそこで何やら仕事をしているらしい。部屋の中央にはこたつと思われるテーブルが置かれていました。

机と椅子の置いてある方向にもう一間あり、そこは衣装部屋として使われているようでした。黄色のフリルのワンピースのようなものが見えた記憶があります。祖母が着るには若いデザインだったかもしれません。
どうも私は、これは意味のある夢かもしれないと感じる場合には、黄色の洋服を夢に見ることが多いです。何故なんだろう?ちょっと気になってます。

もちろん、この部屋の間取りや様子は、実際の祖母の部屋とは異なるものです。

祖母は、「じいさん、◯◯(※私)に見せてやろう」とドヤ顔で祖父に声をかけると、テーブルの上にあったプラスチックの小物入れのようなものを掴みます。
どうやらそれはリモコンなのですが、テレビのチャンネルなどを操作するものではない様子。

リモコンを操作すると、テレビの画面が前方にぐぐっと開いていくではないですか。なんとこのテレビ、裏側が金庫になっているのだそうです。リモコンも一見リモコンには見えないし、操作も簡単で隠し場所がわかりにくいのでいいんだ、と祖母はえらくお気に入りのようでした(笑)。

祖母がその金庫の中に入れていたのは、どうやら当たり馬券のようです。祖母は競馬などしないはずなのですが…。いついつ引き換える、と話してました。

それから、私が祖母の部屋の机と椅子が気に入って褒めたりと、他愛もない会話をしているうちに、何故か風水の話に。風水なども祖母は気にしないはずなのですけど…。

音の出るものは東、などなけなしの知識を祖母に伝える私。東の次に東南の話をして、恋愛や結婚に大切な方位と言われているよ、といった内容を私から聞いた祖母は、確かこんなことを言いました。
「私はそんなのいい。お前はどうなのか。お前に必要だろう」
…ううう、やっぱりそういう話に(泣)。祖母の部屋の東南は物が無くてスッキリしていたので、自分の家を片付けよう、みたいな話をしたような。ちょっと記憶が曖昧。

それから西南の話もして、祖母は納得してたみたいですが、すべての方位の話をする前に話は終わったか、私が夢から覚めたはずです。

祖母と色々な話をしている間に、祖父も部屋に入ってきました。祖父は、部屋の電灯の傘に黙々と花を飾っています。それは白いユリの花で、電灯の傘をぐるりと囲むように、いくつも吊るすように飾っていました。祖母は祖父に、何かに気を付けて飾れ、みたいなことを言っていたと思います。


以上が、覚えている範囲の夢の内容です。

祖母は健在で、夢の中でもとてもパワフルで元気そうでした。祖母に何か起こるような感じではなかったです。
祖父は数年前に亡くなっていて、私は夢の中でもそのことに気付いていた気がしますが、ちょっとうろ覚え。気付いていたとしても、あまり気にしていませんでした。生きていた頃とさほど様子が変わりませんでしたので。

亡くなった祖父がわざわざ夢に出てきていることから、おそらくこの夢には何かヒントがあるはずだと思えてならないのです。

これまでに、どうしてもどうしてもピンチで、困り果てたことが何度もありました。その時に、真夜中に突然家のブレーカーが壊れたり、とてもとても怖い夢を見て飛び起きたり、強烈な印象を残す何かが起こることが幾度かあったのです。そしてそれらの出来事から程なくして、すべてを解決するような助けが突然入り、何とか生き延びてきました。

これは祖父だ、と私は前々から感じていました。根拠はありませんが、何となくそう思っていました。これらの出来事は、祖父が亡くなってから起きるようになったからです。

私は幼い頃とても祖父に可愛がられていたそうです。子供を可愛がるような人じゃなかったのに、と父は確か祖父の死後に呟いていました。
祖父は私が心配で、まだ近くにいるようなのです。しかもどうやら私の未来を知っていて、私がその未来の方向から外れようとすると、少々強烈な方法で気付かせて、助けようとしているようなのですね。

なので、夢に直接出てきたということは、はっきりと伝えたいことがあるんじゃないかと私は思ったのです。


覚えている範囲で、祖父が行っていたこと。それは、電灯の傘に白いユリの花を飾るという、少々不思議な行動です。
祖父は生前、花を飾るような人ではなかったです。祖母もそうでしたし、今も変わってないんじゃないかと思います。

今の私に花を買う余裕などありませんし、もちろん家にユリの花は飾ってません。何故ユリの花?しかも電灯に。しかもあの電灯のデザインは、色といい形といい、まさに私の部屋の電灯のような気がする…。

1日考えて、私はあるものの存在を思い出しました。それは子供の頃に祖父の娘、つまり私のおばに貰ったイヤリングです。白とピンクの二種類あって、それがユリの花の形をしているんです。とても可愛いデザインで気に入っていましたが、イヤリングをすると耳たぶがイライラしてしまって、あまりつけることはありませんでした。

このイヤリング、実家に置いたままだったろうか。私はいつも使っているアクセサリーのケースとは別に、オルゴールになっているアクセサリーケースを化粧品入れの底に眠らせていたことを思い出しました。
果たしてその中に、イヤリングはあったのです。気に入っていたのですね、わざわざ持ってきたということは。

イヤリングをつけたくらいで状況が変わるかどうかはわかりません。が、とりあえずは白い方をつけてみることにしました。今もつけてます。写真がピンクの方なのはそういうことです。ユリですよね、これ?(汗)
そんな高価なものではないでしょうが、私にはこれで十分だったんですよ。

しかし、イヤリングに意味があるんだろうか?これで私のピンチが解決するの?まさに急を要しているのですが…。もうね、この現状では命を捨てることを考えるしかないですよ…。すべての制度から漏れてしまう私には、救われる道がないんです。

もうひとつ、ユリの花に思い当たることがあるのですが、イヤリング同様、それが正しいかどうかは私にはわかりません。もし正しくても、どう行動すればいいのかわからないのです。答えは見えているのに、そこまでの道筋がわからない、と言いますか。

祖父はきっと私の未来を知っているけれど、その未来に辿り着けるように必死で手を貸してくれているけれど、今度こそ助けは入らないかもしれない。私はどうしたらいいのか。本当に、どうしたらいいのか…。震えるほど怖い。頭がぼんやりして、何も考えられないのです。

ユリの花、東南、競馬、テレビ、電灯…。夢のキーワードはこのあたりかなあ。これらをどう紐解けば良いのだろう…。
私はこれらからどう動けば良いのか。あまり考えている時間もなく、どうしたものかと思っています。

もし、何か思い当たることがある方はツイッターのDMででもこっそり教えていただけたら幸いでございます。祖父は私を助けるために夢を見せていると思うので、思い切って皆様に助けを求めてみることにしました。困っていることはふたつ。ひとつは深刻です、経済的な問題なので…。

白いユリのイヤリングは黙って耳元で揺れるばかり。おじいちゃん、私はどうしたらいいの。

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主にフィギュアスケートの話題を熱く語り続けるブログ「うさぎパイナップル」をはてなブログにて更新しております。2016年9月より1000日間毎日更新しておりましたが、現在は週5、6回ペースで更新中。体験記やイベントレポート、マニアな趣味の話などは基本的にこちらに掲載する予定です。お気軽に遊びに来てくださいね。

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