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冷えや肩こりを緩和★ 部分浴(ハンドバス、フットバス)の楽しみ方

「ハーブの力であなたを元気に」ハーバリスト 高橋克弥(かつみ)です。
気温が下がってきて、冷えや肩こりで体がガチガチになっていませんか?
今日は、疲れ果てたあなたに、手軽にできて血行を良くしてくれるハンドバス(手浴)とフットバス(足浴)の楽しみ方についてご説明します。
縮こまった血管を優しく開き、血行を良くして、元気を取り戻しましょう!

部分浴(ハンドバス、フットバス)とは

部分浴とは、洗面器やバケツにハーブを入れ、お湯をはり、手足をつける入浴方法です。全身浴、半身浴に対して、身体の一部分を浸けるので部分浴といいます。入浴に比べて手軽にできる上、全身が温まります。もちろんお湯に手足を浸けるだけでも血行促進効果はあるのですが、ハーブを入れれば、ハーブの水溶性有効成分による相乗効果があり一石二鳥なのです。
主な作用としては、血行促進→冷え改善、肩こり改善、足の疲れ・むくみ改善、肌の保湿、また使用するハーブによっては肌荒れ改善などスキンケア効果も期待できます。立ち上がる湯気や香りには、蒸気吸入効果やアロマテラピー効果もありますので、意識して湯気や香りを吸い込むと良いですよ♪

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用意するもの

大きめの洗面器(フットバスの場合はバケツでも)
タオル
お好みのハーブ 5g(写真はローズ3g、ラベンダー2g)

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ハンドバス(手浴)の楽しみ方

同時に蒸気吸入ができるのが利点。肩こり改善、ママの抱っこ疲れにも。お湯の中でハンドマッサージするとさらに効果的です。

①大きめの洗面器にハーブを入れ、上から熱湯を注ぎます。
(洗面器の1/3くらいの高さまで。)
②タオルをかけて蒸気を逃がさないようにしながら、5分間抽出します。
③水や湯で温度を調節し、両手首から先を浸けます。(5分~15分ほど)
 手首だけでなく、ひじまでお湯につけると、肩こりにはさらに効果的です。

フットバス(足浴)の楽しみ方

足の疲労改善、冷え・むくみ改善に。

①大きめの洗面器かバケツにハーブを入れ、上から熱湯を注ぎます。  
 (洗面器の1/3またはバケツの1/4くらいの高さまで)
②タオルをかけて蒸気を逃がさないようにしながら、5分間抽出します。
③水や湯で温度を調節し、くるぶしの上あたりまでを浸けます。(5分~15分ほど)

ポイント

ハーブが直接肌に触れるのが気になる方は、ガーゼに包んで輪ゴムでしばるか、お茶パックに入れてもOKです。終了後の回収もラクですね。
気持ちが良いと感じる温度でOKですが、血行促進にはお風呂のお湯よりも少し高め(40~45℃くらい)が適温です。
お湯が冷めてきたら、手足を出してから、たし湯をして温度調節します。
終わった後は、冷えないようにすぐにタオルで水分を拭き取りましょう。

もうひとつ、成分抽出の面でオススメなのが、濃いめのティー(10分間以上抽出したもの)を淹れて、それをお湯をはった洗面器に入れる方法。部分浴には40℃前後のお湯を用いるかと思いますが、以前「おいしいハーブティーのいれ方」の記事でふれたように、ホットティーは沸騰したお湯を使用するため、40℃前後の湯で抽出するよりも成分が効率的に抽出できます。
私はいつもティーを作って洗面器に入れ、さらにハーブを浮かべています。特に今回のようにローズやラベンダーなどを用いる場合は、ビジュアル面での癒し効果も大!です(←ココ大事☆)。
ハーブの代わりに、お好みのアロマテラピーの精油を2~3滴落としていただいてもOKです。ドライハーブではなく、フレッシュハーブでも。

部分浴に適しているハーブ

鎮静、美肌、血行促進作用の高いハーブを使用すると、バスの温熱作用との相乗効果が期待できます。

ローズ
保湿、収れん、鎮静

ラベンダー
鎮静、抗菌

ジャーマンカモミール
鎮静、湿疹などの肌荒れ改善、保湿

リンデン
鎮静、発汗、収れん、保湿

ローズマリー
血行促進

ペパーミント
リフレッシュ

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部分浴は、寒さ厳しい冬のみならず、冷房で体が冷えきってしまう夏にも有効ですよね。特にハンドバスは、オフィスなどでも手軽にできる上に、即効性があってオススメです。また、お休み前に行えば、心身がリラックスし、ぐっすりと眠れることでしょう。良い香りに包まれて、ラグジュアリーなひとときをお過ごしください。


以上、ガチガチに固まった体をほぐしてリラックス♪ 部分浴(ハンドバス、フットバス)のご説明でした。




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