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集中力が続かない


興味の有無で集中力が左右される

ADHD民にとって興味があることや関心が高いことを作業するときは過集中になるぐらい没頭してしまいますが、興味がないもの関心が低いものに対してはすぐに集中力が途切れてしまいます。

作業してても別の事に意識を取られてしまうこともしばしば。
また興味の無いことはなるべくやりたくないので、優先順位を後回しにしてしまって締め切りまでやらないこともあります。

仕事はやりたいことだけをやることはできません。今個人事業主としてやりたいことを中心に仕事にしていますが、それでもやりたくないことは付随してきます。人を雇えるようになれば、やりたくないことを他人に任せることもできるのでしょうが、それでも多少はやりたくないこともやらざるを得ない状況になると思います。

そこで、今回はやりたくなくて集中力が途切れてしまう仕事をそれなりに進めることができる対処法について書いていきたいと思います。

集中力が途切れる原因と対処法

ワーキングメモリ不足

集中力が途切れてしまう一番の原因はワーキングメモリが小さいことにあると思います。
ワーキングメモリとは一旦頭に入れておくことができる記憶で、ワーキングメモリが大きいと一度にいろんなことを考えることができるようになります。
ADHDはこのワーキングメモリが小さいことが指摘されており、これがマルチタスクが苦手となる原因です。
ワーキングメモリが小さいのにそれをたくさん使っていては他の事に気を取られてしまうので、集中することができません。
!〜5の仕事を指示されていて、1から順に作業すればいい場合、1の作業中は2〜5は頭から消しても問題ありません。それなのに、2〜5のことが気になってしまって1に集中できないのです。
この対処法としてはワーキングメモリを効率的に活用すべく、タスクをきちんと管理することが大事だと思います。
先程の例のように1〜5の仕事を指示された時に、はじめに1〜5の仕事の内容を紙やパソコンにアウトプットしてしまいます。そうすれば安心して2〜5を忘れることができますので、1に集中することができるようになります。

マインドフルネスを活用する

マインドフルネスとは「今ここ」を意識する瞑想法のようなもので、過去や未来のことは一旦忘れて現在に集中する作業のことです。
我々は1日に6万回もなにか考え事をしているそうで、その内のほとんどが過去のことや未来のことなど今どうしようもできないこと、つまり無駄なことに頭を使っているそうです。
平日仕事をしている時は週末の予定を気にして、週末遊んでいる時は来週の仕事に憂鬱を感じているようでは、今を楽しむことができません。
楽しくないとやはり集中が続かないものです。
そこで、マインドフルネスを活用して、今ここに意識を向け、今どういった感情か、何を感じているか、何をすべきかだけに集中します。そうすると不思議と不安やモヤモヤした感情は消え、今現在に気持ちを乗せることができます。気持ちが乗れば集中を促すことも簡単になってきます。

集中を奪うものを近くに置かない

なにか作業をする時、デスクの整理整頓から始めると作業に集中できるという研究結果もあるそうです。
作業に関係のないものが視界に入ってくるとやはりそれに気を取られてしまって、集中が途切れてしまいますので、まずは整理整頓して、集中するデスクを作ることから初めてみると良いと思います。

ドーパミン不全

我々ADHD民はドーパミンの量が少ないことが報告されています。
ドーパミンが少ないとどうなるかと言うと、やる気スイッチがなかなか入らない状態になります。
なので、なかなか作業に取りかかれないという状況になってしまいます。
普通の人はよしやろうと思うことでドーパミンが放出されやる気スイッチが入りますが、我々はそうはいかないようで、作業に没頭することで、初めてドーパミンは放出され出します。
なので、最初は苦痛かもしれませんが無理矢理にでも作業を開始してとにかく手を動かしてみることでドーパミンを誘発させることで集中することができるようになります。

まとめ

興味のないことに対して集中できない問題は、とにかくタスクを整理して、作業環境を整理して、今に意識を向けて、とにかく手を動かしてみる。
それで大概はなんとかなってきますので、お試しください。

といったところで今回はここまで。
ありがとうございました。



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