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その場の気分で物事を決めない方法

今日という日は残りの人生の最初の日
人生変えるほどの出来事にも予兆はある
それが今日じゃない証明は誰にもできない
でも焦らず明日でもいいと言い聞かす

その場のテンションで「できます!」って言っちゃう

「こんなプロジェクトを進めて欲しいんだがやってみるかい?」
「これをビジネスにしたら儲かると思うんだけどな」
「こんな資料があればプレゼン楽になるんだけどなぁ」
上司や仲間からふわっとしたお願いされた時に、その場のテンションで
「できます」「私にやらせてください」って言ってしまって、いざやろうとしたらできなかったなんて経験ないだろうか。
発達障害、特にADHD傾向の強い人はきっと経験有ると思う。

私は数え切れないほどある。
やると言った手前後に引けなくて中途半端なものを提出して信用を失ったことも幾度か。

この時の心理としては「面白そう」とか「この部分で自分のスキルが活かせるな」とか、一部のいい面だけが見えて、結論をだしてしまってるんですよね。
そしてあとになって全体が見えてきた時に「あー無理だぁ」って陥ることになる。

問題は全体が見えていないのに、結論を出してしまうこと。
これまで何度も同じ失敗を繰り返してきた私なりの対策を書いていきます。

対策その1 一回引き取る

「できます」という言葉をぐっと堪えて「やってみたいので一回考えていいですか」と言い換えてみる。
これが言えたら100点。
でも脊髄反射で「できます」と言ってしまう人もいると思うのでその対策は後述します。

一回考える時間を要求した場合、2パターンの回答があります。
「いついつまでにお返事ください」「今すぐ返事が欲しい」
返事までに猶予を与えられた場合は、一回その案件をメモします。
メモは必ずです。
我々は目に入らないものは無いものと認識してしまうので、メモしないと熟考することも忘れてしまいます。

熟考するとは何をすればいいかですが、以前の記事で私は全体を考える前にまず手を動かせと書きました。

しかし、ここでは全体を考えることをします。我々は全体を考えるのが苦手なので、自分では考えません。誰かを頼りましょう。
渡しの場合、妻に相談することが多いです。
会社で働いている人は同期に聞いてみるとか、直近の上席に聞いてみるといいと思います。
すると自分では見えていなかった問題を指摘してもらえることが多いです。
「このスケジュールでこのプロジェクトは無理だよ」とか「今の段階では結論は出せないと思うな」とか。
その問題が浮き彫りになったら、実行可能な条件に変更して仕事を依頼してきた人にお返事すればオッケーです。
この時大事なのは問題が浮き彫りになっても、その仕事をやることにワクワクできるかを自分に問うてみてください。
我々は興味のないことに注力がなかなか難しい人種なので、一旦その場のテンションを抑えてみてワクワクしなかったら断ってもいいと思います。

もう一つのパターン「今すぐ返事が欲しい」と言われた時は、思い切って断りましょう。
やってみて失敗するよりか、その場で断ったほうが信用を失うリスクはかなり減ります。
その場で返事が欲しいのはかなり怪しいです。
通常のビジネスにおいて、瞬間の判断を要求されることって普通は無いです。
瞬間の判断を要求される仕事は、スポーツ選手かトレーダーぐらいじゃないですかね。
1時間も待ってもらうようなことが出来ない仕事にはきっと裏があります。
それなら最初からできないと言ったほうが全然マシです。

脊髄反射で「できます」と言っちゃう人

これで悩んでいる人は多いのでは無いでしょうか。私もそうでした。
「できます」と高らかに宣言したからと言って、必ず実行しなければいけないとは限りません。
一番の問題は、やりますと宣言していざ取り掛かってみたら分からないことが多くて後回しにして、後になって進捗を聞かれてできていないと答えることです。
それだけは避けましょう。

最悪のシナリオを避ける方法は、まず1人で悩まないこと、1人で考えすぎないこと。
やりますと言った手前、面目を保つため自分がやらなきゃって責任を感じる人が多いと思いますが、まずは周りに相談しましょう。
前章で書いたように、家族や職場の周囲の人に「こんな仕事を頼まれてできますって言っちゃったんだけど」と相談しましょう。
できない仕事なら、どうしたらできるようになるかアドバイスを貰えると思いますし、誰に頼ればいいかとか、やっぱり断ったほうがいいとか、なにかしらアドバイスを貰えると思うので、いったん自分以外の意見を聞くことが大事です。

一回やりますと言ったから今更断るのは気が引けますが、早めの断りなら問題にならないことがほとんどです。
後になって考えてみたけどやっぱり出来そうにないです。と仕事を依頼してきた人に言っちゃって大丈夫です。
やりますと言ったまま出来ないよりかは、格段に信用を失わなくて済みます。

まとめ

今回の記事で私が一番言いたいことは、自分ひとりで抱え込まないことです。
適度に周囲を頼って、できるかできないかの判断を仰ぎましょう。
ひとりで抱え込んで、やらなきゃ、でもできない、でもやらなきゃ、、、と悶々とするのが一番のストレスで、できますと言ってしまった自分を責めてしまいます。
これは良くない結果を招くことになりますので、断る時は早めに断る、どうしても断れない相手の場合はできるような条件に変更してもらうのが大事です。
あと、一回できないですと言っておけば、本当に出来なかった時のダメージも少なくて済みます。
できますと宣言した場合、相手もあなたに期待しています。その期待を裏切ることが一番避けたいシナリオなので、なるべくダメージの少ない方法を選びましょう。

といったところで今回はここまで。
ありがとうございました。

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