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疲れやすさとの付き合い方

怪我をすると痛いと反応がある
疲れが溜まるとしんどいと反応がある
怪我の酷さは外から分かるけど
心がしんどい時、外からは判断できない
怪我している時に無理しないように
しんどい時は自己申告して我慢せず無理しなくていいんですよ
ゆっくり休みましょ

疲れやすい原因

発達障害は一般的に日常的に疲れやすいと言われています。
発達障害の特性で積極的に疲れる要因のストレスを感じてしまったり、人よりエネルギーを消費しやすかったりするのが原因です。
この疲れやすさは一種の二次障害とも言えます。
今回はそんな疲れやすさとの付き合い方について書いていこうと思います。

疲れやすさの原因は以下のような事が考えられます。

  • 感覚過敏により疲れる

  • 脳みそが多動でエネルギーをたくさん消費する

  • 体が多動でエネルギーをたくさん消費する

  • 睡眠コントロールが上手く出来ず疲れが取れない

  • 完璧主義になり仕事量が増える

  • 人間関係に注力してしまって疲れる

個別に疲れやすさを緩和する

疲れやすさの原因が分かれば個別にそれらを緩和する方法がとれます。

感覚過敏で疲れる

普通に考えて、静かな部屋で作業するよりも雑音まみれの中作業するほうが疲れますよね。
発達障害の場合、普通は気にならない音や光などに対して過敏で情報を多くキャッチしてしまうので疲れやすいという特性があります。
対策としては作業しやすい環境を整えることです。
私の場合、蛍光灯の光が苦手だったり外から聞こえる環境音が集中力の妨げになっているので、電球を柔らかい温かみのあるものに変えたり、イヤーマフをしながら作業しています。
外に出掛ける際も交通騒音が気になるのでノイキャンのイヤフォンは手放せません。

脳みそや体が多動でエネルギーをたくさん消費する

ADHDに多いと思いますが、脳や体が多動で活動量が増えてしまい疲れることがよくあります。
考えなくて良いことがずっと頭の中を巡り巡っている。常に体の一部を動かしてしまっていて静止ができない。
対策としては2つあって、一つは薬に頼ってしまうことです。
私はストラテラを処方してもらっていますが、ADHDに対する薬はいくつかあって、それらを飲むと比較的脳内が静かになったり、体の多動を抑えることができます。しかし、人によって効果はまちまちです。まったく効果を実感しない人も居るようです。
もう一つは疲れるなら休む時間も多めに設けておくことです。
疲れやすいのは仕方ないとして、回復するための時間をスケジュールに組み込んでしまうことが大切です。

以前、過集中対策の記事で1日のスケジュールを1時間刻みで細かく決めておく事を書きましたが、その中に休憩する時間を先に決めてしまうのが、強制的に休憩を取れるのでお勧めです。

睡眠コントロールが上手く出来ず疲れが取れない

夜しっかり寝ているのに昼間眠いとか、夜なかなか入眠できない悩みを抱える人は多いと思います。
私も以前まではそうでした。
対策としては、規則正しい生活を送るのが一番です。とはいえなかなか簡単に規則正しい生活を送るのは難しいですよね。
これについてはまた、別で記事を書こうと思います。

簡単にできる対策としては入眠導入剤を処方してもらう方法、昼寝の時間を設ける方法、自分にとって目覚めを良くする方法を見つけておくことが、手っ取り早い対策になります。

完璧主義になり仕事量が増える

完璧主義になるあまり、こだわらなくてもいいところまでこだわってしまって仕事量が増えてしまうことはよくあると思います。
定型発達の人からは全て100点を目指そうとせず、アベレージ60点ぐらいの感じで進めたらいいと言われることがありますが、それが簡単に出来たら障害じゃないんですよね。

こだわりを持たないようにするのは、訓練すれば多少はできるようになりますが、あくまで多少です。
それぞれに完璧主義を求めてしまうので、そもそものタスクを減らすと言うのが、私の取っている対策です。
やることを減らして、それぞれに時間をかければそこまで疲れること無く、特性とうまく付き合う事ができます。

人間関係に注力してしまって疲れる

発達障害の人には、周囲の環境に順応するために神経をすり減らしている人が多いです。
自然とできる人間関係も意識して態度を選ばないといけないので余計に疲れてしまいます。
対策としては、なるべく自然体でいられる環境を整備することだと思います。
私はオフィスワークがいろんな意味で苦手なので、1人で家でできる仕事を選び、人間関係は最小限におさえることでなんとか乗り切ってます。
最小限の人間関係も一緒にいて疲れにくい人を選んでいます。

自分の疲れの周期を掴む

自分が度のタイミングで疲れるのか、傾向を把握できればその時間は無理しない、頑張らないとしてしまうことをおすすめします。
月曜の午前中はどうしても眠い人ならば、月曜の午前中に大事な仕事を入れない。
月末は疲れやすい人なら、月末付近の土日は予定を入れず何もしない日にする。
こういった、疲れやすいタイミングを休憩に当てることで多少の疲れやすさと付き合う事ができます。

私はマンスリーの予定表にはじめに休む日の予定を入れます。
その日は何があっても休むと強い意思で過ごすと、うまく休憩が取れて、その次の日から再び頑張ることができます。
疲れは溜まれば溜まるほど取れにくくなります。
なるべく小刻みに疲れをとって、うまく生活できるようになりたいですね。

まとめ

発達障害は疲れやすい。この事実からは目を背けることができません。
疲れやすいのであれば個別に疲れを緩和し、疲れやすいタイミングを把握することでそのタイミングは休むことに注力するといった対策が有効です。
疲れとうまく付き合っていきましょう。

といったところで今回はここまで。
ありがとうございました。

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