満員電車のカバン
毎朝の通勤電車は、大抵満員で混み混みだ。
座れたことなど、半年以上経っても2回くらいしかない。座れなくても困るようなことはないので、その点はいいんだけども。
「大きな荷物、リュックサック型のカバンは、周りの方の迷惑になります」とよくアナウンスされるのは聞いていた。
私も普段のカバンと、週末に洗濯した制服を入れた大きめトートを持つ時は、気を遣うし、自分でも場所をとってやな感じだなと思いながら、電車に乗っている。
リュックサック型のカバンが迷惑、というのをこの前初めて体験した。
パンパンに荷物を詰め込まれたリュックサックは、ぽーんと背中からせり出している。亀の甲羅でもここまでみたいな感じだった。
そのリュックサック人が、私の真後ろに立った。ぎちぎちの車内、ガダガダ揺れる中で、吊革なし、1人で立つのも結構大変な中、リュックサックの厚みで、私は背中から前の方へ押され続けた格好である。
ある駅とある駅の間に急カーブがあって、いつも来るぞ来るぞと思いながら、電車の揺れに耐える。結構なカーブなので、前後の揺れ、揺り戻し(?)も、しっかり堪えなくてならない。
車内はぎちぎちなので、うっかり倒れでもしたら、えらいことだ。起き上がれないかも。
が、その時はリュックサック人が背中にいた。そのカーブを、バランスを取りながら、背中をリュックサックで押されながら、乗り越える。
リュックサックが、ぐわあーんとカーブによってふらついて、背中にのしかかってくる。
耐えろー、リュックサック! と思った。
私の前方は、スマホに夢中の座席の人達。前にも横にも倒れ込むわけにもならぬ。後ろにはリュックサック人がいて、倒れることはない。
吊革は微妙な位置で、つかまることができないし、別の意味で今は触りたくない。
必死に耐えた。堪えた。
カーブの後、よく頑張った、私の足腰!!と思った。
リュックサック型のカバンは、多分とても便利。片方の肩にかけるタイプのカバンより重さが安定するし、両手が空くし。
でも、背中に背負ったままの電車利用はちょっと迷惑。
お腹側に回すとか、下におろす(時々迷惑だけど)とか、工夫してご乗車いただきたい。
カバンひとつのことだけど、電車のマナーは朝イチのことだから、気にした方が周りみんな平和と思う。
降りる駅でなくても、出入口近くにいるなら、1回降りて降りる人を出してあげるとか。プリンの法則で、最初に出た方があとから乗る時、最初に降りられるんだぜ。
そういう心配りをしあってもいいよなぁと毎日のように思う。
毎員電車という光景がいつまで続くのか、このご時世分からないんだけど。
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