サクラ咲ケの季節
そういえば、入試の季節だ。
私は毎日のnoteを、メモアプリに書いて、それをnoteにコピペして投稿している。
コピペをしながら、そういえばと、季節も相まって、入試について思い出したことがある。
昔、大学の入試(センターの結果ではなくて、学校が独自に問題を作って行う試験のこと)の過去問を解いていた時のこと。現代文の記述式の解答で、「本文をコピーアンドペーストし、つなぎ合わせたような、パッチワーク式の解答は、ふさわしくありません」とコメントに書いてあったのを見て、はて、どうしようかと思った。
この著者の主張を、〇〇の点でまとめなさい
とか、
〇〇について、著者の意見はどのようなものであるか、〇字以内でまとめなさい
とか、そういう問題。
今も、この手の問題は、おそらく健在であろうと思う。
要約能力、読解力、記述力などがはかれるから。
正直なところ、私はパッチワーク式と言われる解答すら、その時自信を持って書くことができなかった。センターの現代文は大得意だったのだけど。。。
今でも要約は苦手だし、著者(または誰か)の主張を噛み砕いて、自分の言葉で言い換えるなんて、どうやったらできるのだと思えてしかたない。
そんな私がその学校に入ることができたのは、おそらく採点方式によるものだと思う。
オープンキャンパスで、在学生に質問コーナーというのがあって、質問してみた。「とにかく分からなくても。書くことが大事」。「書いてあれば部分点がもらえる」。
ゼロか100か。模範解答通りかそうでないかという採点基準であれば、たぶん私は現代文ではあまりいい点数でなかったと思う。
部分点を生かす採点方式は、採点にものすごく労力をかけないと、成り立たない。部分点を積み上げて合計点にするから、面倒くさいのだ。
ありがたいことに、私はその学校に合格できた。
在学生のアドバイスに従って、私は最後まで解答を書ききるということをしたのだけど、思えば、採点方式がなんであれ、解答が書いてなければ、採点できない。
難しかろうと、分からなかろうと、ない知恵でも頑張って搾って書いたものは、評価や結果に繋がる。
この方針が、どの教科のテストでもそうだと分かったのは、もちろん入学してからだ。
そんなありがたいシステムが通じるのは、学校内だけだ。でも、分かろうと分からなかろうと、ベストを尽くすのはいいことだ、目指すべきことだと、教えてくれたのも、この学校だった。
今受験生の方は苦しい時だろうなと思う。
いくらベストを尽くしても、それに関係なく合否は出る。
結果が出るまでにも、別の学校の入試がある人もいて、気が抜けない日々だろう。
私は自分の学校生活(主に大学)を振り返ってみて、結果がベストでなくてもやりきること、諦めないことがとても大事なことだと学んだ。
本人の頑張ろうという気持ちがなければ、応援してくれる人もいないし、応援しようもない。
在学中に病気になって、たくさんの人の助けを得て卒業した経験から、私は今でもそう信じている。
やりたい! 頑張りたい! ここで何とかしたい!
そう強く願うだけでも。行動は変わって来るものだ。
受験生の方、叶うと叶わないとに関わらず、夢というもの、目標というものは、諦めたらおしまい。
やってみて、だめかも。と思っても、やりぬくこと。まずはそれを試してみてほしい。諦めるのは最後でもできる。
春はもうすぐ! サクラ咲ケ!
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