キズパワーパッドの悲しみ

バンドエイドの高機能バージョンみたいな絆創膏で、「キズパワーパッド」というものがある。あかぎれやぱっくりさんにも使える優れものらしい。

素晴らしい! 完全防水だし! 

と思って、貼ってみた。

ら、私には、向かなかった。。。

あかぎれのぱっくりさん。これは該当するのだが、私は日中ずっとゴム手袋をしていて、アクリル板を30分くらいずっと拭き続けたり、とにかく手を動かしたり、体を動かしたりと、手袋内で汗を大量にかいていたらしい。手袋内は蒸れ蒸れ状態。

いかな、高機能、完全防水のキズパワーパッドでも、絆創膏。蒸れ蒸れ状態の湿っぽさには、絆創膏の糊成分(?)が耐えられなかったらしい。朝貼って出かけ、10時半には、端っこ部分がめくれており、お昼には、べろべろに。

これは、早々に剝がした方が良いやつなのかな。

とは思ったけど、キズパワーパッドはお高い、高級絆創膏。すぐに剥がしたらもったいない。完全防水は本当で、しっかりついている部分は、ちゃんと防水されていて、痛みがない。ありがたい。

帰宅後、べろべろ部分は切って、ちょっとだけ見た目をよくした。

その次の日が、昨日のこと。

相変わらずの蒸し蒸し状態の手袋内。

仕事の途中から違和感。恐らく、肝心な傷のところが中途半端に剥がれている模様で、それに汗がしみたりして痛いらしい。糊が傷に張り付き、(ふつうは、その糊効果で傷を治す)、それが蒸されて、手袋内でじくじくじんじんと痛む。

手袋を外してみると、真っ赤にぱっくりした傷がキズパワーパッドがひらひらしているところから見える。

きえーーーーーー! 傷がひどくなってるー。

キズパワーパッドというのは、少しずつ引っ張って、剥がしていくものなのだが、その引っ張るという動作が、涙が出るくらい痛い。傷を引っ張っているのだから、痛くないわけがない。

キズパワーパッドは確かに優れた商品なのだが、私のように食堂に勤めていたりして、日中ずっと手袋をし、手袋内で汗を大量にかくような仕事をする場合には不向きなようだ。

痛くても、しょぼくても、普通の防水絆創膏を貼って、こまめに張り替える方が衛生的で、痛くないらしい。

ああ、キズパワーパッドよう。。。痛かったよう。治らなかったよう。悲しいよう。もったいなかったよう。

なんにでも、使い方というものがあるなあと思った話。


【(本文とは関係ない)余談】

職場にEさんという方(同僚)がいる。

【「ヘルプ・ミー」と「おーい戻ってこーい!」】という(上のリンク)の記事の方だ。みんなが昼休憩にすぐ入れるように、お昼のまかないのためのお皿や、ペーパータオル、箸なんかを、手の空いた人が準備しておくのが、みんなで仲良くやろう、という雰囲気の中で定着して、習慣のようになっている。

新米の私がなんとなくすることが多いのだが、ある日、先輩にあたるCさん、Dさんに、「Eさんは人に食器を出してもらったり、箸を出してもらうのが嫌なんだって。『自分でやるからやらないで!』と言われた」と伝えられた。以来いつもどうしようかなと思いながら、皿は遠慮するとしても、箸やトレーくらいは出しておいても罰は当たらないだろうと、Eさんの準備もしていた。

昨日はスプーンがいるメニューだったので、箸の隣にスプーンも出しておいた。

そしたら驚くことに、Eさん本人が「いつも箸とかトレーとか出しておいてくれてありがとう! 助かります!」と言うではないか。それもにこにこで。。。

天邪鬼かな? おへそが日によって散歩するのかな?

そのあたりの機微というのか、どっちやの、というのかが分からなくて混乱。CさんやDさんが嘘をつく理由はないし、Eさんの気分なんて分からんし……。

職場では仲良くしたいし、みんなで助け合えるところはすればいいので、今後も準備はするけど、分かりにくいわ。。。ぼやき。

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