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お土産

GWに帰省した時、手土産として持って行った岩塩。父上も母も大ハマりしているらしい。

「おいしいね、あれ! 目玉焼きに岩塩! 何にでもあの岩塩かけているから、瓶のもう半分になっちゃったよ」

父上と母の二人暮しだから、瓶の半分が、4ヶ月くらいの使い方として果たして多いのか少ないのか、微妙なところだけども。最初持って行ったら、「えー、こんなの使わなーい」というかなりシラケた反応だったのに、岩塩なしのじゃがいもも、目玉焼きも食べたくないというくらい、ぞっこんらしい。きゅうりのお漬物の仕込みの塩に使いたいと思いながら、それはもったいなさすぎるから、やめてるとか。

結構なことだ。

人のおすすめや、好意は素直に一度は受け取るべきだ。

シラケて「いらねー」なんて言うもんじゃないよ、と思う。

母の手のひら返しは、今に始まったことじゃないので、驚きもしないし、「はいはい、よかったね」と終わらせるけど、呆れちゃう。

母みたいな、そういう人いる。

手土産がホコリを被って放置されている方が残念だし、喜んで食べてもらえてるなら、私も不満はない。

昔小学生の頃、夏休み明けに学校でお土産交換をするのが楽しかった。

どこそこのキーホルダーとか、どこかの何かとコラボしたキティちゃんのグッズとか、ハンドタオルとか。

私もどこかに行ったときには、誰と誰ととリストアップしながら、母にお土産を買ってもらっていた。

最近母が何を思うのか、どこかに出かける度に、お土産をくれる。ご当地ゆるキャラのキーホルダーとか。箸置きとか。

それこそ、小学生が選んで、喜びそうなお土産ばかり。

ありがとう。

と受け取るけど、キーホルダーなぁ。。。どこにつけようか。

箸置きなぁ。。。

岩塩にケチを偉そうにつけるほど、母にお土産の審美眼はないのではないかと思う。

お土産がゆるキャラの巨大なぬいぐるみじゃなくて本当に良かったと思いつつ、最近旅好きになった両親のおかげで、キーホルダーばかり集まっている。

ありがとうと受け取る。

まずは、それでいいことにする。付けるところがなくても。

とはいえ、お土産というものは、やっぱり食べたり使ったりして、消えていくものがいいのではないか、ともらう側としてはいつも思う。

自分で買う、自分へのお土産はなんでもいいのだけど。

たかがお土産、されどお土産。

お土産選びって深い。

【今日の英作文】
「心配しすぎないで。間に合うから。」
"Don't worry too much. You can make it in time.''

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