背伸びと考えたこと
私は身長が152cmと低い方だ。
そのため、普段から、背伸びをしたり、つま先立ちになってすることが多い。
今働いている職場の台やその上に乗ってる鍋や道具は、やっぱり私の適応できるサイズより大きかったり、背の高い人向けだったりする。
食堂だから、そもそものサイズが破格なんだけど、それにしてもちょっとした仕事をするのに、背伸びやつま先立ちの機会は多い。
今そんな訳で、足の甲がとても痛い。
背伸びや、つま先立ちのしすぎで、甲の筋肉が疲れて、びりびりしているらしい。
足が痛いと悩み、そこでふと思い出したのは、バレエダンサーだ。つま先立ちの頂点に君臨する人々と言っても過言ではない。
常にではなくても、大概の時間ずっとトゥシューズでガチガチにした足で、つま先立ちになって、舞台の上で華麗に何時間も踊るのがその身上だ。
私の場合は、つま先立ちと言っても、指は床についている中途半端なつま先立ち。比べるのもおこがましい感じがしないでもない。さらに、バレエには全体重を片足のつま先立ちで支えて、クルクル回るという技もある。動き回っていたかと思えば、いきなりぴたりと静止するという技もある。私はそんなことをする必要はない訳で、足への負担、足の甲への負担は、私のなんかとは比べようもない、と思う。
でも、足の甲が捻挫したみたいに痛いという経験をして、やっとバレエダンサーのすごさが分かったりもする。
どんなにベテランのダンサーになっても、トゥシューズのつま先立ちは痛いらしいし、辛いと感じることもあるらしい。
自分の感情や考えという靴を脱いで、相手の靴を履いてみよう(理解しようとすること)とすることを、エンパシーという。
足の甲が痛くならなかったら、バレエダンサーの足の痛みなんて全然想像もつかなかったと思う。
今回のはちっぽけなことだけど、経験したことのない痛みや辛さを、追体験する(感じるつもりになること)は、それすらも本当に難しいものだなと思う。
身体的な痛みでさえこうなのだから、目に見えない痛みや苦しみをや、というところだなぁ。。。
とりあえず、足が痛いのはかないません。
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