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小鉢デビューと優しさの神様

先々週、「小鉢の盛りつけをできるようになりたい」宣言を、いつも小鉢を盛り付けている先輩パートさんにしてみた。

私は今まで、お味噌汁の具を盛り付けて、麺の具の盛り付けがあれば、そちらをし、それから、またもう片方の盛り付けもする。という仕事をしていた。

小鉢は先輩パートさんが、たまにお休みされた時に、必死になってやる、提供中に足りなくなった分だけ盛り付ける、程度しか経験がなかった。

小鉢の盛り付けができるようになりたいと、常々思っていたので、勇気を出して宣言した。

GW明けからやってみようか。

と先輩パートさんは言ってくださったけど、麺の具の盛りつけがないならと、「早速今日からやってみる?」と聞いてもらえ、先週デビューして、3日間やってみた。

小鉢の数は165個。ひとりで盛り付ける。

この数を多いと言うか、少ないと言うかは、人それぞれだろう。勤務している食堂の規模にもよるだろうし。

小鉢は8cm四方くらいの四角い小鉢で、ふたつある定食共通のおかずになる。

「見た目も、味のうち」、「焦っても綺麗に盛り付けられない」、「経験が大事!」

ちくたくと時間がどんどん過ぎてゆく中、やっぱり必死になって盛り付ける。

165個ともなると、腕も疲れてくる。

見た目も味のうち。中央が高くなるよう山型に、彩りもよく。

と思うけど、最後の方は、どんな見た目が美味しそうに、または、たくさん入ってるように見えるか(平等に盛り付けているつもり)、ゲシュタルト崩壊してくる。

わけわからん状態になりつつ、165個を1時間以上かけて盛り付ける(遅い)。

終わった時は、やれやれ感で、先輩パートさんの毎日のすごさを痛感。

私も頑張らねば! と思った。

先輩パートさんは、こうするといいよという、最低限のアドバイスをして、後は見守ってくださった。

たぶん「自分がやった方が速いな」と思ったに違いなく、やり直したり、量や飾りの微調整が多い私のやり方は、歯がゆかったと思う。

最後には、飾りのグリンピース5個が、ころころおかずのてっぺんからどっかいっちゃうし。

ああ、私の苦労の結晶(グリンピース)が……。

でも何も言わず黙って待っていて、私が終わったら、「良くやりました」と言ってくださった。

もう、あなたは優しさの神様ですか!

と言いたくなる。

大変だったけど、経験させてもらえて、とても嬉しかった。

また頑張ろうと思う。

一歩ずつ。

ひとつずつ。

【今日の英作文】
ヨーグルトは牛乳から作られる。
Yogurt comes from milk.

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