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できるようになったこと

最近、仕事で自分が成長できてるかもと思うことが増えた。

勘違いかもしれないし、その時だけのまぐれかもしれない。でも、そのまぐれが何度も重なれば、それはまぐれじゃなくて本当の力! 実力! それを目指して頑張ろうと思っている。

私の仕事は、食堂の調理補助。

調理補助というのは、調理師の所長の補助をするのが仕事だ。具体的には、提供時間には、料理を盛り付けて提供し、それ以外は厨房の掃除や、食堂の備品(ガラスのコップとか、喫茶コーナーのコーヒーとか)に注意して、補充したり、清潔を保ったり。提供後は、お皿を片付けたり、洗浄作業をしたり、アルコール除菌したり、このご時世あるあるの食堂のテーブルに設置されたアクリル板をアルコールとミトンで拭き、磨き上げたり。あちこちのテーブルを拭いたり、アルコール除菌したり。種々雑多な細々系の仕事だ。

さて、その成長できた! と感じることができた時というは、提供中のラッシュ時の私の慌て具合が減った話。

この間のメニューでは、ラッシュ時を1人で乗り切れた。1人で乗り切ることを1番いいこととは、最近はあまり思わなくなったけど、でもいつも誰かのヘルプがないと何ともならないのは、自分的に悲しいし、情けないし、苦しい。いつも慌てまくるのも、恥ずかしい。

この間のメニューは、カツだったので、ソースやドレッシングをお客さんが好みでかける。お客さんが決済をする時間、ソースやドレッシングを選んでかける時間、味噌汁の機械が動いている時間。それが全て終わったとしても、次に(お客さんセルフの)ご飯の列に並ぶ時間。

そういう時間を勘案すると、そんなに急いでカツを出しても、お客さんが待ちぼうけする時間がかなりできてしまう。渋滞もおきてしまう。

やっとそういう時間を、「あせらず、あわてず、ゆっくり、どうぞ!」の心意気で掴めるようになった感じがした。

お客さんがいる!

速くしなきゃ!

待たせたらだめ!

今まではそれで頭がいっぱいだったけど、そんなに私がわちゃわちゃ急いでも、何にもならない。

うまく配分すれば、味噌汁のお椀の補充も、小鉢の補充、大量のカツが乗ってるトレーを奥から出してくる時間もある。付け合せのキャベツも盛り付けられる。

「慌てないで」と何度先輩に言われても分からなかったけど、たしかに慌てなくてもできる。慌てたらむしろできない。

そんな体験ができたことは、今週の宝だった。

もうすぐ1年半くらい経つ。やっとだけど、そんなふうに思えるようになった。

もちろん盛り付けが大変なメニューの時は、味噌汁のお椀、小鉢の補充が難しいこともある。

奥からトレーを出すことができないこともある。

できない、むり、と思っていたことが一個一個できるようになるのは、はまらなかったジグソーパズルのピースがはまるみたいで、とても気持ちがいい。

これから、どんな絵が完成するのか楽しみだ。

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