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新卒4年目UXデザイナー・これからのキャリア形成について|対談note

こんばんはtaikiujiieです。
このnote始まって初のゲストを招いての対談企画になります。
テーマはキャリアに関する内容です。ぜひご覧ください。

『新卒4年目UXデザイナー・これからのキャリア形成について』

taiki ujiie(uji)と、池田(ike)の対談 後半

uji  アフターデジタルに向けて、ユーザビリティを語る会noteでは、今回初の試みとして、対談形式での発信をしてみます。
前半は、本noteの主旨を深ぼる形で、お話をさせていただきました!

後半は、ジョブ型の働き方を推進する池田さんと、『新卒4年目UXデザイナー・これからのキャリア形成について』、お話をしてみたいと思います。
ユーザビリティを追求した先に、目指すものを整理する事が出来そうで楽しみです。

ike :
ご紹介ありがとうございます!
都内の大手制作系デジタルエージェンシーにて、兼業可能な社員制度で働きながら、パラレルキャリアの実現を目指しています池田と申します。

今回は、よろしくお願いしますー。

ike :
 
私は、Withコロナの社会で、企業DXやデジタルマーケティングを進めることに対して、CXプロデューサーの立場で業務を行なっている人間です。
さっそくですが、普段キャリアの話をさせていただく際に、回答いただいている項目があるので、以下ご回答いただけますか?

スキルセット×マインドと価値観

【スキルセット×マインド】
・好きで得意なこと
・好きだけど苦手なこと
・嫌いだけど得意なこと
・嫌いだし苦手なこと

【価値観】
・嬉しいと感じる瞬間
・憤りを感じる瞬間
・悲しいと感じる瞬間
・楽しいと感じる瞬間

まずはスキルセットxマインドについて、taiki ujiie さんの目線で教えていただけますでしょうか?

uji  :
スキルセット×マインドと価値観を埋めると下記のようになりました。

【スキルセット×マインド】
・好きで得意なこと
→パワポやサイトのワイヤーフレームなどを見た目を整えること

・好きだけど苦手なこと
→要点を掴み、人とコミュケーションを取りながらリーダーシップを発揮していくこと

・嫌いだけど得意なこと
→終わりの見えない単純作業を繰り返す事

・嫌いだし苦手なこと
→複雑な計算から正確な答えが求められ、計算そのものがゴールのような作業

【価値観】

・嬉しいと感じる瞬間
→作ったサービスや作業が利用者に喜ばれる時、またはチームのメンバーに喜ばれる時

・憤りを感じる瞬間
→意見交換の場で練ってきた意見を全く聞いてもらえず、建設的な議論ができない時

・悲しいと感じる瞬間
→ 自分自身の存在や時間を軽んじられた扱いをされる時

・楽しいと感じる瞬間
→自分の計画した通りに作業が進み予想通り、また予想以上のアウトプットが生まれた時

ike :
ありがとうございます。
taiki ujiie さんがUXや、ユーザビリティを、仕事として追求しようと考えたキッカケって、どんなところだったんでしょうか?

ユーザビリティを、仕事として追求しようと考えたキッカケ

uji :
大学時代にUXデザインを専門とする教授がいて、授業の中でもUXデザインについても扱っていていました。
そこで初めてUXについて知ったのですが、自分のやりたいことは「これだ!」と直感的に思い追求する事にしました。

ike :
大学時代に惹かれた要因と、冒頭のアンケートを紐付けると、どのあたりの感性が反応したんでしょうか??

uji  :
誰かに喜んでもらうという行為をデザインを通して行いたいという自分自身の要求に対し、UXデザインはユーザーが喜ぶ体験の設計の仕方を体系的にまとめていて、そこに強い繋がりがあると感じ惹かれました。

ike  :
なるほど。
taiki ujiie さんの中で、UXデザインはクリエイティブな仕事として捉えていますか?

uji  :
アイデアや発想を重視したデザイン活動をしていく、クリエイティブな側面がある仕事と捉えています。
興味を持った当時は、どのようにこれが仕事に昇華されていくのかハッキリと分かっていませんでした。

ike  :
ありがとうございます。『新卒4年目UXデザイナー・これからのキャリア形成について』というテーマで、taiki ujiie さんから私への問い掛けはありますか?

何歳までにこんな業務や経験をしておくべきという目標値

uji  :
私は比較的新卒時代に伸び悩み、同世代よりも一回り以上のビジネス経験が浅いと感じています。
そこで新卒で社会に出ている人間として、何歳までにこんな業務や経験をしておくべきという目標値的なものがあれば教えて頂きたいです。

ike  :
この問いは、どこまで分解するかですね。
①40歳の自分から見た視点
②マラソンに例えてみる
③チームスポーツと捉える

の視点で進めてみましょうか。

①40歳の自分から見た視点

ike  :
40歳の自分から見た場合、30歳を1つの中間ゴールとして設定して逆算していけば良いのかと思います。
今、一時期上手くいかなかった経験をしているのであれば、何故そうなってしまったのかを常に振り返り、同じ過ちをしなければ良いよね。
早く1人前になりたい。
多分この気持ちで焦っていると思うんだけど・・・。
これって、仕事の規模や品質にも依存するので、定量的な物差しを決めた方が良い
それは時間軸とは別だと思います。

②マラソンに例えてみる

ike  :
人生100年時代や、新卒になる22年の倍の44歳からしたら、今の数年って微々たるものなんだよね。スタートで転んだけど、最後トップになっていれば良いわけで、その前提で、私は長距離が苦手な人ですw
これは実際のスポーツやるときもそう、筋肉・精神ともに短距離向きなので、そんなに先を見過ぎず近い時間軸で目標設定しています。
taiki ujiie さんも、学生時代までの成功体験に振り返った時に、長距離向きか短距離向きかを考えながら時間軸を設定すると良いのではないでしょうか?

③チームスポーツと捉える

ike  :
1軍の試合・2軍の試合・日本代表戦みたいなイメージで、そこでエースでいたいのか、チームを支えながら勝利に貢献する存在でいたいのか、によって戦うべき場所を選ぶべきだと思います。
早く多くの経験であるなら、2軍の試合で矢面に立つポジションで戦わないと本当の経験は出来ない。とはいえ、いきなり日本代表戦で試合に出れるわけでもないよね。

ike  :
taiki ujiie さんの問いに対する答えをまとめると
■時間軸
30歳前後
■必要な業務
その時期にトコトン突き詰めるを繰り返す
■整理すべきこと
スペシャリスト・ゼネラリスト・マネージャーみたいなポジションのどこを目指すのか
また、それはレベル感・ステージはどこなのか

という感じかな。

uji  :
ありがとうございます。
①、②、③の視点が非常にわかりやすく理解できました。
現段階では、ユーザビリティやUXのスペシャリストを目指すと決め、進もうとしております。
そうした際にとことん詰める際の自分自身で設定すべき定量的な物差しについて、踏み込みたいです。

自分自身で設定すべき定量的な物差し

ike  :
同じUI/UXでも、求められる要素が違う為、まずどの方向性を突き詰めるのかを決めて、取り組めると良いかもしれないですね。
A)マーケティングファネルに対して、デジタルマーケティングを推進する中でのUI/UX
B)サービスデザイン領域に近い、新規事業やプロダクト開発におけるUI/UX
また、誰に対してのスペシャル
=特別であるのかも定義が大事かもしれません

ike  :
こういった自己分析は、就活の際には行なったかもしれないですが、いつまで経っても必要ですし、尽きないですよね。
キャリアを積み上げている多くの人は、自分の役割や得意不得意を俯瞰して、自然と自己分析が出来ていると思います。何か手法にとらわれる必要はなく、自分の仕事とやりたいことを定期的に振り返る習慣を作っていく。そのために、言語化と思考の整理をする。

ike  :
企業活動の中で「ブランディング」という言葉があります。
個人でも「ブランディング」を行うべきで、それぞれの人生をデザインしていくんだよね。

uji  :
自分自身の向かっている方向を今一度はっきりと考え直し、分析をした上で今後の自分自身のブランティングを考えていければと思います。
私自身の目標の曖昧さや整理の量や頻度の少なさに気付かされました。ありがとうございます。

ike :
ここまでのやり取りから、同年代のキャリア形成って、どんな思考で考えると良いと考えますか?こんな記事でもかかれているように、色々な手法がありますよね。

UXデザインに通じるものが、私はある気がします。

uji  :
どういうキャリアを歩みたいかもそうですが、歩いていく自分自身側にも目を向けるような思考が改めて必要であると思いました。
答えがないキャリア形成という課題の指針になるものは、あくまで最初に記載させて頂いたアンケートのような内容でこれを解像度高く持っていないと、どちらが正解ということがないルート選びで迷ってしまいました。自分自身のマインドの具体化が非常に大切だと感じました。

ike  :
スキルセット と マインドセット の視点がありますよね。マインドを変えるから、行動が変わる。

uji  :
言われてみるとすごく納得はするのですが、普段考える「こういった仕事がしたい!」という中にはこういった仕事ができれば嬉しいという感情の部分までは考えられておらず、感情から仕事の内容を逆引きするということに関しては目から鱗でした。

ike  :
ご自身のここまでのキャリアで、アイデアや発想を重視したデザイン活動をしていく、UXデザイナーを目指した事は、良かったですか?

uji  :
正直、少しの後悔があります。その理由は何の基礎もない段階のアイデアは根拠のない空想でそもそも価値がなかったからです。そこで自分のアイデアには価値はないとして、アイデア発想に自信を無くし、反射的に考えることを拒絶することしばしばありそういった点では少し後悔しました。

ike   :
なるほど。

uji  :
しかしながら、「アイデアや発想を重視したデザイン活動」という部分を大切にして良かった、しておくべきだったという部分もあり、現状の課題をそのまま受け止めず、違った解決策の候補を考えることでより考えを洗練させようとする姿勢は今後も持っておくべきことであると感じています。

ike  :
何かに感覚的にでも気付けた経験は良かったですね。色々な感情が、UXデザインに活きると思います。

uji  :
ありがとうございます!今後のUXデザインに活かせる部分は、活かしていきたいと思います。また、キャリア形成においてのマインドの部分の整理にも活かせればと思います。

ike  :
最後に、スペシャリストを目指すにあたって何を武器にしていこうと考えていますか?

uji  :
現在は、スマホやWEBのUIを考えていく中でユーザビリティの高い画面設計ができることを武器として昇華させていきたいと考えています。

ike  :
なるほど。是非、同じテーマで対話出来る仲間が増えると良いですね!
今回は、ありがとうございました。

uji  :
はい。成長速度を加速させるために同じような話をしてもらえる方に出会うことができれば嬉しいです!
こちらこそ様々な角度から知見を頂きましてありがとうございました!


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