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【課外活動】米国で折り紙イベントを開催

渡米して半年以上の月日が経った今月、日本文化紹介の一環として現地の小中学生と高校生に折り紙を教えるイベントを開催しました。

高校交換留学は政治・宗教・人種を越えて互いに理解し尊敬し合い、世界平和を促進するという意義の元、一人一人がピースメッセンジャー(民間大使)として貢献するという使命があります。私は滞在先に日本人留学生として何か出来ることが無いかと、情報収集をしつつ試行錯誤していました。アメリカの幾つかの地域には日本人コミュニティーのような日本文化を促進する協会が存在しますが、私の滞在地域にはそのような団体は無い上、学校内外でも日本を知らない・あまり興味のない人が多く、日本の存在感がこんなにも薄いのかと半ばショックを受けました。しかしそのような思いが返って原動力となり、一週間に一回ボランティアさせて頂いている地元の図書館で、日本文化紹介の一つのツールで折り紙を教えるイベントを現地の小中学生と高校生対象に実施しました。

折り紙イベントの様子

折り紙だけでなく「日本」の紹介も兼ね、事前にパワーポイントでスライドを作成しました。約1ヶ月間という長期に渡った事前準備で少し苦労もしましたが、その成果が無事実り、多くの人から反響を得ることができました。当日は小中学生の部、高校生の部総勢で20名を越える子供達が参加してくれました。沢山の質問や意見を挙げてくれた意欲的で積極的な参加態度に大きなやり甲斐を感じましたし、何よりも日本にこんなに興味を持ってくれるとは想像もしていなかったのでとても嬉しいです。

このイベント後、図書館のご厚意によって私が行った活動や日本の良さを地域に伝える為のブースを設営して頂いたり、この一連の活動が地域に広まり、異なる公共施設の方から別の折り紙のイベントを依頼され開催する経緯に至りました。

別の公共施設にて

日本の存在感が想像以上に薄いとショックを受けていた私。地元の図書館や公民館で折り紙というツールを用いながら「日本」を紹介したことは日本への理解促進、そして異文化交流・異文化理解に繋がる大きな一歩になったと思います。それだけでなくプレゼンテーションを作成する過程で改めて日本の良さについて自分自身で調べ、考え、言葉に表すという良い機会ともなりました。

今回の経験を活かし、更なる異文化理解への促進に向け、様々な活動を積極的にして行きたいと思います。

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