デンマーク4日目&スウェーデン1日目
今日は13:50のフライトでスウェーデンのストックホルムまで移動する。朝起きたのは8時だったので、思い残しが無いように残り半日、コペンハーゲンを楽しむ。
ほとんどの観光地は10時もしくは11時だったけれど、朝早くからデンマーク王立図書館がちょうどやっていたので向かってみる。
遠くから見ても、この黒くて四角い建物はよく見える。外壁が黒い大理石とガラスで覆われていることからそのように呼ばれているらしい。中は図書館になっていて、朝8時から開いていた。
入口に着くと、学生がどんどん中へ入っていた。早起きだなあ。入ってすぐのところにカフェがあったので、ガラス越しに港を見ながら朝ごはん。
カフェでは学生たちがパソコン片手に資料作成していたり、グループでディスカッションしてなにか決め事をしていた。学生のほかにも、社会人と思われるスーツ姿の男性もパソコンとノートを交互に見比べて作業をしている。
こんな場所で毎日勉強して、学校で良い成績をおさめて、良い企業へ勤めて、良い給料をもらう、そんな人生を送っているのかなあ、なんてぼんやり考えていた。人生何週目でそういうの出てくるんだろう。
図書館の中は地下から吹き抜けが続いていて、外観とは全く異なった開放的なデザインになっていた。豪華客船の船のようなデザインだと思った。
渡り廊下を進んで向かいの建物には、自習できるスペースがあった。こちらはレトロなデザインになっていた。
デンマーク王立図書館を一通りみた後、空港に向かう時間までまだ時間があるので向かいにあったデンマーク建築センターに入ることにした。ここもコペンハーゲンカードで無料で入れる。
あまり期待せず入ったが、思ったよりも展示物が凝っていて、子供が遊べるスペースもあり、時間がもう少しあればじっくりみたいくらい面白かった。
コペンハーゲンは街の中心地は観光地となっていて、古くて美しい建物が多いが、少し離れると王立図書館のような現代的デザインの建物が多い。これは、コペンハーゲンは港町ということもあり、もともと工場地帯で煙の多い地域だったが、産業が発展し、人口が増えるにつれて住宅地を新しく作ったり、住民向けの施設を新しく建てたためだそう。なので、古い建物と新しい建物が共存した街なんだそうだ。そういう意味では、少し横浜に似ているかもしれない。
コペンハーゲンに人口が増えるにつれ、子供が遊ぶスペースを増やそうとなり、なんと海の上に公園を作ったらしい。その名もfloating island.
夏にはこの浮島を中心に水泳や、浮島の上でバーベキューやキャンプができたり、釣りも楽しめるような場所になるらしい。無人島がデザインのコンセプトとなったそう。
他にもこんなものがあった。
階段をのぼりながら横目に見ていたが、この建築センターの吹き抜け部分にスライダーがあった。目の前に親子が並んでいて、その様子を遠くから観察した。
前の親子はお父さんと10歳くらいの息子で、お父さんが息子にやろうよ!と楽しそうに誘っているが、息子が怖いから無理~!と叫んでいた。説得を試みたものの無理そうなので、諦めてお父さんが一人で滑って行った。その様子が少し面白かったので笑ってしまった。
少しすると、お父さんが上まで戻ってきて、息子に再度説得をこころみていた。「滑ってみたけどそんなに怖くなかったよ」と言った感じ。すると、息子は半信半疑な様子でスライダーに腰をかけ、いざ・・・というところで「やっぱり無理~!こわい!!」と言って戻ってきた。
その様子を横目に見ながら、空いたスライダーに腰をかけた。楽しそうなので、滑ってみることにした。GOサインが点灯し、滑り始める。
「ひぃぃいいいやあああああ」
怖かった。思ったよりもかなりスピードがある。傾斜がしっかりあるのでどんどん加速されていく。途中、体が回転して膝をぶつける。
1Fに到着すると、先ほどの親子のお母さんらしき人がスマホを構えて待っていた。と、同時に、息子が騒いでいる声が聞こえる。「今の人、叫んでたじゃん!怖いじゃん!絶対乗らない!!」みたいなことを言っている。
・・・なんかごめん。
そのあと、お土産コーナーでミニポスターとポストカードを買い、空港へ向かった。
コペンハーゲンからストックホルムまでは飛行機でたったの1時間。すぐに着いた。
空港から市内までは高速列車で20分くらい。料金は片道大人600円くらいだった。
宿について夕飯を買いに出かける。時刻は17時半。
今日は日差しが強い日だったこともあり、港からふく風が生ぬるくて心地よい。スウェーデンに来たのは初めてなのに、なぜか懐かしいような、居心地のよさを感じた。
デパートに入ってすぐ、化粧品のブランドや、生活雑貨のコーナーがならんでいた。日本と言われても違和感がないくらい、日本のデパートの雰囲気とそっくりだった。地下へ降りて食料品売り場へ向かう。
食料品売り場にやってきたが、陳列の感じといい、日本のデパ地下やスーパーと同じ感じだった。
温かいお惣菜を買って、港のベンチで食べよう。そう決めて、デパートを出た。出てすぐ、繁華街があった。
この感じ、何かに似てるな・・・と思って考えたところ、日本の銀座あたりの雰囲気に似ている。無印良品やティファニーとかが並んでいるあたりの通り。
ごはんを食べながら、なぜ、初めてのストックホルムでなじみがある感じがするのかを考えてみた。IKEAやH&Mなど日本に馴染みある店が多いから・・・?うーん、しっくりこない。
Pewdiepieというスウェーデン出身の世界的に有名なYouTuberがいる。彼は、日本が大好きで、何度も旅行で日本にやってきて、つい数年前、日本に移住した。その理由はなんかわかる気がした。住みやすさが日本とここは似ている気がする。
もう少しストックホルムを歩き回ってみて、この理由を考えてみたい。
今日はここまで。
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