見出し画像

フィンランド0日目

昨日の夜はよく眠れなかった。というのも、夜遅くに同室の宿泊客が帰ってきて、それからずっとおしゃべりしていた。物音で寝付けず疲労がとれてない。まあ、ドミトリーはこういうものだろう。観光シーズンのストックホルムに1泊5000円で泊まれたので、値段相応と言える。

今日は朝7:45発のフェリーで、ストックホルムからフィンランドのトゥルクに向かう。中心地から地下鉄とバスを乗り継いで20分ほどで到着した。

Viking LineのGrace号。
フェリーという言葉から想像したサイズよりもデカかった。

スウェーデンからストックホルムに向かうには飛行機と船のどちらか選べるが、飛行機だと時期もあいまって5万円からの席しか残っていなかったため、船にした。船の料金は今回合計2万円。オフシーズンの冬場だと合計3000円で移動できることがある、とネットの記事に書いてあった。

今回の航路はこう。
ストックホルム 7:45発

ファスタオーランド島 (スウェーデンとフィンランドの間にある島)の
Mariehamn 14:10 着

フィンランドのTurku 19:50着 

フィヨルド地形の間をぬって進む

事前にこの船の乗り方や船の中の設備について、ネットで調べたものの、このViking社がやっているフェリーについてはあまり情報が出てこなかったので、ここで記録に残しておこうと思う。

予約についてはDirect Ferriesというウェブサイトで予約した。
部屋は等級がいくつかあったのが下の上くらいのやつにし、昼ご飯にビュッフェをつけて、この値段だった。かなりお得ではないかと思う。

乗船代 2000円
部屋代(ダブルベッド、窓無し) 10000円
ビュッフェ(昼) 5000円
合計17000円

ちなみに、夜発→朝着のちょうど良い便もあったが、こちらは乗船代が5万とか跳ね上がってたので、選ばなかった。

この建物が乗船受付になっている。
中に入るとCheck-Inの受付機があるので、予約番号などを入力すると
発券される。
発券は3枚。QRコードが付いているものが部屋のカードキーになる。
ほかはビュッフェの券と良い旅を!的なことがフィンランド語で書かれたもの。
受付をすませて進むと、空港の待合室のようなところがあった。
寝ている人もちらほら。
ゲートが開いて、いざ乗船!間近でみるとほんとに大きい。
車が米粒。ちなみに車ごとフェリーで運べる。
今回使用する部屋。
ドライヤー、タオル、化粧台、テレビがあった。
バスルーム。シャワーも使える。
ハンド&ボディソープのみおいてあった。
テレビモニター。フィンランドのテレビ番組や、船の先頭のライブビューイングも可能。
客室の廊下。
船の全貌。エレベーターで階を行き来できる。
客室、カフェ、免税店、子供向けのアミューズメント施設、展望デッキ、
レストラン、スパ、バー、クラブ、ラウンジ。
フェリーというより豪華客船を想像した方が合っている。
お酒が飲めるバー。船の先端にあったので、外見たい人はおすすめ。
しかし17時に閉まるので注意。
船の模型があった。
免税店。香水、化粧品、洋服、お酒、お土産、お菓子、飲み物などいろいろあった。
ムーミングッズもたくさん売っていた。
スウェーデンとフィンランドは時差が1時間あるので、
この船内の営業施設は2つの国で時間が表示されている。
海の上だから。おもしろい。
ビュッフェを食べたレストラン。家族連れが多く、観光客が少なかった。
アジア人で1人ということもあり、浮いてたと思うw
ビュッフェコーナー。
パン、チーズ、スカンジナビア料理20種以上、
ビール、ワイン、ジュース、デザート5種などなど…
食べきれないくらいあった。
綺麗に盛り付けられなかった。全部おいしかった。
サーモン、キャビア、豆のサラダぽいもの、ゆでエビ、
ローストビーフ、アスパラ、生ハム、ミートボール、チキン。
ビール2種、ワイン1種。
そんなに食べれる方じゃないので全部ちょっとずつ。
食後のカフェラテとデザート。
ベリーのタルト、ナッツのキャラメルぽいケーキ、
ヌテラのケーキ、チョコレートのムース。このあとチョコのアイスも食べた。
お昼を食べてゆっくりしていたらあっという間にMariehamnに到着。
岩でできていて、住宅がところどころある島だった。
バー・ラウンジ。フィンランド語?のレトロな曲が演奏されていた。
ワルツのような踊りを夫婦が踊っていた。
後部デッキから撮った写真。晴れていて風が気持ち良い日だった。
島がぽかんと海の上に浮かんで林だけ見えるような島が
ずっと続いていた。ムーミンが住んでそう。
19:50 Turkuに到着。こじんまりした港町でした。
Grace号とお別れ。

今回初めてヨーロッパの国の間をフェリー(というか豪華客船)移動したが、かなりよかった。ちょうど旅行の疲れも出ていたので、朝乗り込んで2時間ほど仮眠できたのもよかった。ビュッフェでお腹を満たし、のんびり船内を散策したり、買い物したり、船の中も退屈しなかった。
残念だったのは、船内のWi-Fiが遅すぎて、写真の送受信がしばらく待たないとできなかったこと。あとは、この感動を誰かとシェアできなかったこと。本音を言うなら一人じゃなくて旦那さんと来たかったw

私が今回利用したときはアジア人はほぼいなくて、観光客らしい見た目の人もいなかった。乗りなれている感じの老夫婦は、お弁当を作ってもってきてそれを食べていたり、本を読んだりしていた。

この船は年中スウェーデンとフィンランドの間をいったりきたりしているので、地元の人が多く使っている船なんだと思う。
日本で言うフェリーを想像していたから、こんな豪華客船に2万円で乗れると思わなかった。家族や友人で来たらもっと楽しかったのにな、と思った。まあ、一人でもお得に楽しめたので、もし興味があったらぜひ乗ってみてください。

今日はここまで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?