「100年後のうるまをつくる」って?
事業開発部の菊地です。
プレゼンや会社説明の場などで「弊社の理念は“100年後のうるまをつくる”です」と話すと、多くの方からは前向きなご感想をいただけます。
そこで大切なのが、それが耳障りの良いことばで終わるのではなく、この言葉に共感してくれる方と共に行動すること。
なぜなら“100年後のうるまをつくる”という理念に、僕らが地域やプロジェクトに向き合う上で大事にしている考え方が詰まっているからです。
1、未来志向であること:デザイン思考&バックキャスティング
「今は未来のこどもたちからの借り物」や「7世代先を見て決定する」という言葉があります。
特にプロモーションうるまが活動を行なううるま市島しょ地域は、人口減少が進み自治コミュニティ機能のあり方が問われている繊細な土地。
僕らが関わるプロジェクトでは、「地域の持続可能性(自然や居住環境等)」×「事業の持続可能性」のバランスがとれるような設計を目指しています。
2、多様な方々と共に行動すること:マルチステークホルダープロセス
僕らだけで想像する未来は、偏りがあったり領域が限定的であったり、言ってしまえば面白みや驚きの無いものになってしまいます。
未来は僕らだけのものではありません。
地域に根差して生きる島人、様々な取組みを構想・実行する行政や事業者など、多くの方と共にうるま市の未来を創造し、共に行動しながら一つ一つ未来像を具体化させています。
3、今だからできることに楽しくチャレンジすること:アソビ&アート思考
一方、どんなに未来志向で多様な方々と共に行動していても、時代の不確実性はさらに深くなっています。思い通りにいかない計画、、、度重なるリサーチ、、、その間に動いていく時流。
未来はいつも不確実で計算どおりにはいきません。
だからこそ、今できることに楽しくチャレンジすることが重要です。ポジティブに、多様な方々と共に、問いを持ちながらプロジェクトの過程を楽しむこと。
それは、まるでアソビの中から子どもが可能性を膨らませていくように、関わる方々が楽しみながらうるまの未来と可能性を膨らませていくプロジェクトを生み出しています。
4、取組みの例:しまみらい会議&お試し移住
具体例は「しま未来会議」です。
これは人口減少が進むうるまの島々で、島の10年後の姿(=ビジョン)を描く話し合いを延13回開催し、島の風土や歴史から、これからも島で大切にしたいことを話し合い、そのために行いたいアイデアや島人と移住者の役割分担を考えました。
「しま未来会議」で話された内容をもとに「お試し移住」など移住促進の内容がバージョンアップし、より島の未来づくりに関わってくれそうな移住希望者の方が少しずつ集まり始めています。
なので整理すると、プロモーションうるまの企画は下記のように行なっています。
もちろんこれができるのは、10年近く島人の方々と関わってきた関係性があるからこそできることです。
5、noteを始めた理由
「1、未来志向」「2、多彩な人材と共に考え行動する」「3、楽しくチャレンジする」という3つの考え方は、「noteを始めた理由」ともつながります。
僕らの日常や考え方を発信することで、多様な方とつながりを育み、未来志向で一緒に楽しくチャレンジしてくれる仲間を増やしていきたいと考えています。
新型コロナウイルスが落ち着くまでは、なかなか動きが作れない状態ですが、気になった方はホームページ等からお問合せください。