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今でも引きずる不登校の経験

不登校の始まり  私は高校一年生の時、突然不登校になった。学校に行くの面倒くさいなあというのが始まり。一度休んでしまえばどんどん行きたくなくなる。  私はギリ進学校というくらいの公立高校に通っていた。そこでは仲の良い友達もできて、憧れていた部活にも入って。それなのに行けなかった。一度休めば、行くのが辛くなって、何となく、クラスから浮いているという気持ちがしてきた。いや、休む前からそう思っていたかもしれない。今となっては全くわからない。  4月に入学して、5月くらいに一回

    • 体調に左右される人生

      小学生。毎週月曜日、全校朝礼。 わたしの一番嫌いな時間。 月曜の朝は、必ずお腹が痛くなった。 朝礼が始まり、校長の話を聞く。 背の順で並んでいる時の、前の子の瞬足スニーカー、忘れられない。 校舎の壁にある換気扇が、太陽でぴかぴか光って眩しい。 履いているハイソックスを上に上げる動作で、なんとか体調を保とうと努力する。 が、大抵目の前が見えなくなる。 気持ちが悪くなって、目を開いていられなくなる。勝手に高速の瞬きが始まったら限界。 そこでしゃがめば逃れられる。だが、全校生徒全員

      • 平凡な家庭

        小学生の頃、よく橋の下でブルーシートで暮らしてこいと言われた。いらないカラーボックスに服を入れられて、追い出されそうになった。 両親はいつもお金のことで喧嘩をしていた。毎回怒鳴り合い。うんざり。お酒を飲んだ父はいつもキレていた。私は父に反抗してしまうから、結局口を押さえられたりヘッドロックされたり逆さ吊りにされたりした。正直怖かった。 旅行先では、ビールを飲みたい父とビールが嫌いな母で喧嘩をして、母が道端に小銭を投げつけた。そんなに飲みたいなら買ってこいよって。外だから恥

        • 初恋の人が忘れられない

          中学3年生で同じクラスになった男の子が、今でも忘れられない。ほとんどまともに話したことはなかった。 いつも口を開けて笑う人で、バスケ部だった。あまり女子と話すタイプではなかったけれど、女子から話しかけられるようなことは多くある人だった。 休み時間、教室にあったキーボードをその人が弾いた時、好きになった。ピアノを弾けるなんて知らなかったし、適当に定番のクラシックの一節を弾いただけであった。それがよかった。 授業中、腹痛で途中退室したのを見て、もっと好きになった。私は昔から

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        今でも引きずる不登校の経験

          毎日自分に怯えてる

           最近の私は結構がんばってる。でも、いつもそれは突然やってくる。全部がどうでも良くなって自暴自棄になって今までしてきたこと全部無駄にして。特大のネガティブが押し寄せてくることがあるのだ。  私は気分の起伏が激しいから、毎日普通に平穏に規則正しく生きていたいけど、どうしてもできない。爆発しないように、無駄にならないように、怯えながら今日も1日を終えた。1日のうち、必ず1回は「明日ダメになったらどうしよう」と考える。でもよくよく考えたら、普通の人は、こんなふうにびくびくしながら

          毎日自分に怯えてる

          学歴コンプ

          あーーーーーーきもいきもいきもい、ほんっとにきもい。 いつまで経っても、頑張ろうと思って張り切ると突然学歴コンプでどうしようもなくなる。 私が今頑張ったところで、高校生には戻れない。 良い大学に入れるわけでもない。 私はそもそもなにも頑張れない人で、思考停止で何も考えずに生きるのが向いてるのだ。 なのに、学歴が全てだという価値観を持ってしまってる。どうにもならん。 細胞レベルでコンプレックスが刻まれてて、もうどうすることもできない。 僕はこの恐怖症みたいなやつを時々感じちゃう

          学歴コンプ

          突然の死にたみ。感情がコントロールできない私。

           私、この間本気で死のうと思った。遺書まで書いて、ビニール紐をぐるぐる巻きにして切れないようにして首を吊ろうとした。ドアにフックをかけて、椅子も持って来て、準備万端だった。追い詰められていた。今死なないと絶対に後悔するから、ちゃんと死なないとだめだと思った。神聖かまってちゃんの「この最低な気持ちなくなる前に」という気持ちだった、完全に。だけど、怖くなってしまった。涙が止まらなくて、息苦しくて、もうどうしたらいいかわからなくて。結局家族が帰ってきてしまう時間になってしまい、全部

          突然の死にたみ。感情がコントロールできない私。

          他人の人生に責任なんて取れない

           私の周りには、死との距離感が近い人が多い。大学だけでも3人いる。学外では2人いる。  仲良くなって何故か自然と自殺の話をするようになる。お互い"そういう人"だとわかってしまうのだろう。私自身も以前本気で死にたかったことがあるし、病んだ時に話せる人がいるのはとても有難い。けれど、やっぱり自殺の話は容易に触れにくい話題で、何か返答を間違えると傷つけてしまうのではないかと怖くなる。  よく、というか結構頻繁に、「生きているだけで偉い!」「生きてればなんとかなる!」というような言

          他人の人生に責任なんて取れない

          醜悪な劣等感と過去への執着。

           元々中学生の頃は勉強は出来る方だった。定期テストでは何回かクラスで1番を取ったし、学年一位を取ったこともある。周りからも勉強ができると評価されていた。卒業までに受けた漢検は全部高得点で朝礼で表彰されていた。  高校受験では、併願で受けた私立がよくできて、特待生になった。初めは上の方の都立を志望していたが、生憎勉強が嫌いであったため、レベルを下げて絶対に受かるであろう偏差値65程度の都立を受けた。勿論受かった。  今振り返って思うのは、勉強ができると思い込んでいただけで、

          醜悪な劣等感と過去への執着。

          私はただの重い女なのか。花火大会コンプレックス

           私は、大学生になってから人生で初めて心の許せる友達ができた。LINEにも適当な返事ができるし、仲のいい友達特有のディスり合いもできる。これまでそんな距離感の友達ができたことはなかった。一緒に旅行も行った。  これまでの人生では、気を遣い合う友達しかできたことがなかった。だから、皆の言う仲のいい友達は例外、という話に全く共感できなかった。皆んなには仲のいい親友や幼なじみと呼ばれる友達がいて、私にだけいないことがコンプレックスであったし、そのことで病むことも多くあった。  

          私はただの重い女なのか。花火大会コンプレックス

          生きてるだけでルッキズムに加担している

           私は女子大に通っているのだが、大学のほとんどの女子が自分の容姿を気にしている。「可愛い子ばっかでテンション上がるよね〜♡」とか、「私埋没してるよ!」とか、「ネイル可愛い!!!」「今日の服どこで買ったの???」とか、とにかく見た目に関する話があちらこちらで日常的に聞こえてくるのだ。  私も、可愛いものが大好きだ。自分も可愛くなりたい。可愛い子を見て、どうして自分はこんなにブスなんだろう、どうして自分の髪の毛には艶がないんだろう、なんでこの服が似合わないんだろう、爪も可愛くな

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          私を変えた本、ノルウェイの森

           記念すべき最初の投稿であるため、最初に自己紹介をしておきたい。私は現在二十歳の大学三年生だ。つい先日、人生で初めてインターンの面接に行ってきた。私は読書が好きで、文章を読むことも書くことも好きだという話をしたのだが、面接官の方に言われたのは、「何故自分で発信しないのですか?」ということだった。正直、これまでの人生で自分の書いた文章を無防備に投稿するということに抵抗感があった。よくよく考えれば、多分この記事を見ている人もいないし、そんなに怖がる必要ないかな、と。だから今後は自

          私を変えた本、ノルウェイの森