つながり活動 〜 将棋でつながる 〜
うりもです。
今回は、ケアマネージャーとして担当している利用者さんが参加されている
地域の自治会の将棋クラブにお邪魔してきました。
蔓延防止等重点措置の関係で、しばらく中止となっていた将棋クラブ。
利用者さんは、唯一の楽しみの機会から遠ざかっていました。
担当ケアマネージャーとして、コロナ禍でもなんとか楽しみの将棋ができな
いか、
定期的に楽しめる機会を作りたいと、地域の包括支援センターに相談していました。
包括支援センターの職員さんが、月に2回開催している「通いの場作り会議」
という会議の議題に挙げてくれるとおっしゃってくださり、
そこで、コロナ禍でも続けられる新たな将棋の場を作ってみようという方向性が生まれました。
まずは、実際に将棋を楽しまれている高齢者の方達へのニーズ調査という
ことで、
4月から再開された将棋クラブに私も足を運びました。
当日、担当利用者を含め4名の高齢者の方が将棋を楽しまれていました。
将棋を楽しまれている最中でしたが、私の質問に快く答えてくださりました。
うりも: 「 昔から将棋はお好きだったんですか? 」
Aさん: 「 子供の時に遊びでやっていた程度だよ。 」
Bさん: 「 こういう集まりに来ている人はみんな将棋を極めて
いる人ってよく言われるけど、自治会程度の集まり
はそんなことないんだよ。極めている人はもっと
違う場所でやってると思うよ。 」
うりも: 「 コロナ禍で将棋ができなかった時は
どうされていたんですか? 」
Cさん: 「 何もしていなかったよ。 」
Dさん: 「 自分は毎日新聞の将棋の欄をチェックしているが、他に
将棋をさしに行くなどはしていないよ。 」
うりも: 「 継続して行く上で、難しさ等はありますか? 」
Aさん: 「 絶対続けないといけないわけでもないし、途中から来て
途中で帰ってもいい。それぐらいのもんなんよ。 」
Bさん: 「 最初は20名近く参加者がいたが、だんだん自分で駒を持て
なくなった人が増えて、その上新しい世代の人が入ってくる
わけでもないし、今は4〜6人くらいになってしまったよ。」
Cさん: 「 世代交代がうまくいかないのは、少し寂しいな。」
お話を色々伺いながら、私も1度だけ将棋をさせていただきました。
私も子供の頃にルールを覚えた程度だったので、当然負けてしまいましたが、
そんな私でも受け入れてくださる気軽さが、とてもいい感じの集まりでした。
おそらく、「健康にいいかな」「付き合いもあるしな」といったくらいの
思いだと推測します。
つながりが自然に継続していく要素として、
この「心地よいゆるさ」というものも1つあるのかなと、
つながることに力んでいた自分とって、人生の先輩方から教わった気がしました。
趣味や好きなことでつながるということは、割と想像はしやすいのですが、
何をどこまで求めているかは、個人や集まる場それぞれで違うのだということを
再確認できました。
やっぱり、「つながること」は自分にとって得られるものが多いです😊
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