つながり活動 〜 介護の仕事あるあるでつながる 〜
月末のケアマネージャー研修。
月末、月始は忙しい時期なのに、
なぜ忙しい時期に研修を設定するのだろうか。
という思いもありながら、
人とつながる機会なので前向きに参加している。
今日は6人グループでのグループワーク研修。
女性4名、男性2名。
今日のメンバーは、お一人以外は今までに同じグループになったことがある方々。
そういうことで、
研修が始まる前の時間を利用して、
初めてご一緒する方に集中して会話を投げかけた。
話していると、
その方は、本日付けでケアマネージャーの仕事を退くと言う。
明日からは特別養護老人ホームの介護職員となるらしい。
「 つぶれてもいいから、介護職員として働きたいと思って 」
と言う。
「 つぶれたらあかんよ〜 」とツッコミを入れるが、
その言葉の重みを感じないわけにはいかない。
私と、つぶれる覚悟で介護職員として働くことを決めた女性との会話を聞いて、
周りの方も興味津々で会話に入ってきてくれた。
まず、どうしてケアマネージャーの仕事を辞めることになったのか?
「 2年近く仕事を続けたけど、色んな人とのやりとりが
増えるケアマネージャーの仕事は、精神的にキツくて
私には合わないと思った。腰痛がひどくて、介護の現場を
離れたが、やっぱり現場で高齢者の方と関わることが
本当に好きなことだとわかった。再び腰痛が再発するかも
しれないけど、とにかくつぶれるまで頑張ってみるつもり
です! 」。
全員が、
「 わかる〜〜😭 」。
「 よく思いきって決断したね! 」
「 私も同じ思いだけど、やっぱり体が続かなくて、ケアマネージャー
の道を選んでいるの。本当は介護の現場が好きだけど、私にはもう
戻る勇気がないだけ。 」
特に女性みんなが、すごい勢いで共感している。
私が会話を始めたのに、
もうトークジャックされた。
その熱量に押され、
しかしその流れに任せ、
私は静かに、話を聞く側に徹する。
その共感の渦みたいなものが心地いい。
「 明日7月1日から介護職員として新しい職場で働くの。
その前日にケアマネージャーの研修って、なんか複雑。 」
みんな頷く。
「 こんな決断をした私が研修を受けていいのかな〜って思う 。」
みんな首を振る。
「 そんなことない!今まで頑張ってきたんだから勉強しておいて損わないよ! 」
みんな応援する。
「 次の研修の時、同じ席かわからないけど、もし会えたら新しい職場のことを
皆さんに報告します。ありがとう! 」。
介護の仕事が本当に好きだけど、体が続かなくて現場を去る人は多い。
特に女性が多いイメージはあるが、男性も同じように身体的に辛い思いはしている。
今後、機械化によって介助の量も減っていく方向であると思うが、
機械化、体を痛めない介助方法の徹底、仕事前・仕事後のケア(スポーツ選手のように)
など、本気でこの問題に取り組まなければいけないと思う。
「 痛めた部位とうまく付き合っていく 」
ということだけで考えを止めてはいけない。
「 コルセットしときや〜 」
だけで考えを止めてはいけない。
人手不足の問題だけでなく、
続ける上での問題も同時に考えないといけない。
やっぱり、
介護を、高齢者を、
本当に好きだと思える人が介護の仕事をすべきだと思う。
次回の研修、
違うグループになったとしても、
覚悟を決めて挑んでいく彼女に、
私からつながりを深めていこうと思う。
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