見出し画像

つながり活動 〜畑でつながる〜

他市にある入所施設の敷地の1部を畑にして、地域の方に開放しているとのことで
見学に行きました。

25メートルプールぐらいの大きさの敷地に、作物や花を植えて育てていて、

そこに地域の高齢者や包括支援センターの職員、ボランティアの人などが

好きな時間に来て、それぞれ好きなことをしていました。

畑作業が好きな方は、本気で作物を育てるゾーンで積極的に作物を育て、

そんなに得意でない方は、そんなに力んでやらなくてもいいゾーンで

ゆるい感じで楽しんでいる。

ポイントは、「別に枯れたっていい」という精神でいること。

積極的に畑作業をする人には納得いかない部分でもあると思うのですが、

そこも全員が理解して、それぞれが好きなペースで活動する場にしている
とのことでした。

それが継続する上での1つのポイントであるとのことでした。

畑はあくまでも過ごしの材料の1つで、いつでも気軽に集まれる
場所になることが目的だとおっしゃっていました。

ある時間になると、近所の幼稚園の園児が団体で訪れ、

畑の中を走り回ったり、虫を探したり、葉っぱを投げて遊んだり、
賑やかな時間になりました。

幼稚園児が走り回っている姿を、高齢者が穏やかな表情で見守る。

幼稚園児が大きな葉っぱを見つけて、高齢者のところに走ってきて

「はい」とプレゼントする。

「ありがとう」と笑顔になる。

なんて微笑ましい空間なんだと癒されました。

幼稚園の団体が園に戻っていくと、

一気に静けさがやってきて、

そこからは高齢者のゆっくり手作業タイム。

椅子に座って話しながら、ミサンガのようなもの
を作ったりしてのんびり楽しむ。

本当に素敵な場所でした。

畑を通して、高齢者や幼稚園児、地域の方がつながれる場所。

集まれるスペースとちょっとした屋根などがあれば、

なんでもできるし、いくらでも人と人とがつながれる
のではないかと、

教えてくれて、背中を押してくれる場所でした。



畑でつながる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?