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つながり活動 〜「介護のボクらの時代」でつながる〜

蔓延防止等重点措置が解除されたことや、新しい職員が採用されたタイミングでもあったので、久しぶりに会社の職員と親睦を深めようと声をかけました。

すると5人の職員が集まってくれて、業務後に会社のデイサービスのスペースを借りてそこに集合しました。

個人的な話ですが、毎週日曜日の朝7時に放送されている「ボクらの時代」という3人のタレント等が集まって自由に話し合うトーク番組があり、その30分の番組が好きで、毎週欠かさず観ています。

前から、その番組の素人バージョンをいつかやってみたいと思っていて、

「ボクらの時代」の介護職員バージョンをしよう!とお願いしてみたら、

快く引き受けてくれました(おそらく無理矢理だったと思います)。

本当の番組は、司会を立てずに自由にトークを楽しむ感じなのですが、
私たちは素人ですし、タレントのようなトーク力もありませんので、

軽い進行役を1人の方にお願いし、テーマも1つ決め、その流れから

自由にテーマを深めるもよし、脱線するもよしというルールで開始しました。

テーマは、「介護を始めたきっかけ」。

Aさん:バイトしたり、プー太郎したりを繰り返していたが、友達のお母さん
    からの紹介で介護の仕事をしている人と会い、その人に誘われて
    ボランティアから始めて、いつしか職員になっていた。

Bさん:子供が大きくなってお金を稼がないといけなくなり、元々お年寄りが
    好きだったということもあり、介護の仕事を始めた。

Cさん:専業主婦だったが、祖父母が施設に入ったり、自分の離婚もあったり
    した時期で、働くことを考えた時に、今後プライベートでも必要にな
    る介護を勉強しようと思い、介護の仕事を始めた。

Dさん:30歳近くになってフリーターのままではいけないと思い立ち、元々
    興味はなかったが、母が介護関係の仕事をしてたということもあり、
    アドバイスも聞けると思って介護の世界に飛び込んだ。

Eさん:建築関係の仕事をしていたが、転職しようと考えた時に職業相談所
    に行ったら「これからは介護の仕事です!」と言われて飛び込んだ。

職員同士の仲は良い方だと思いますが、介護を始めたきっかけ等の話をした
ことがなかったようで、「え〜、そうやったんや」という反応で少し話が
盛り上がっていました。

「これからは介護の仕事です!」と言った人に個人的に会ってみたいな〜と
 思いつつ・・・笑

その後、新人職員から「介護の仕事を続けるモチベーションって何ですか?」

という問いかけがあり、

それぞれが「ん〜、何やろ〜」と考え始めましたが、

結局、全員が満場一致で

「利用者との会話が楽しいから」

「利用者がありがとうをくれるから」

など、モチベーションとなることは利用者関係だと言い切りました。

信じるか、信じないか、もちろん信じます。

毎日休むことなく一生懸命動き回ってくれている職員たちだから。

一体みんなは、今の介護の仕事についてどう感じているのか、楽しい仕事だと思えているのか、やらされていると感じていないか・・・とコロナ禍中ずっと気になっていました。

番組を見るように、側から様子を見守っていた私は、

恥ずかしながら少しウルっときてしまいました。

「なんか、本物の番組を観ててたまにジ〜ンときてしまうのと同じやつや〜」

と興奮しながら、

なんだか温かい雰囲気になっている場を嬉しく思いました。

自分もそのトークの中に入りたい気持ちもありましたが、

その温かい雰囲気の場を作れたことが自分なりに快感で、自分はそういう場を作りたいと思っているのだと再確認できました。

「介護のボクらの時代」

違う場所で、違う人達とできたらいいな〜と、次のつながり活動を模索する私でした。

〜介護のボクらの時代〜

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