異国の風
2023/7/11
クアラルンプール3日目。
もう特にやる事が無い
いや、無いわけではないが、何をするでも金が必要になる街なので選択肢が少ないのだ。
『強いていうならココか…』
というわけで、通称“ピンクモスク”と呼ばれるイスラム教徒の寺院に行く事に。
ここから徒歩で片道40分。
何もしないよりは…
という気持ちで来てみたが
思った以上に楽しめたな…
時刻15:00。
天気も良く、散歩を楽しみながら宿の最寄り駅まで戻り、ようやく食事。
時刻17:00。
明日はクアラルンプールを離れ、マラッカという街まで移動する。
なので早めに散策を切り上げ、宿に戻る。
シャワーを浴びてゆっくりしていると、ジョーさんという同部屋のマレーシア人男性に声を掛けられ、共用スペースへ。
そこには他にモロッコ人男性がオンラインで英会話を教えていた。
その方は教師で、ちょうど日本人相手に英語のレッスンをしていて、今終わったところらしい。
テーブルの上にはビールが置いてあり、1本ご馳走してくれた。
そしてジョーさんと3人で英語で談笑。
必死に会話についていく私に、2人は会話の速度を抑えて話しかけてくれた。
物価が高いが、経済は停滞している。
とてもインフラがしっかりしている。
日本の食べ物といえば刺身、寿司。
HONDAの車とオートバイが凄い。
これが2人の日本に対する印象みたいだ。
特に車に関しては、HONDAのシビックという車種をベタ褒めしていた。
なにやら1990年位からずっと優秀な車なのだとか…。
TOYOTAに関しては全く話題に上がらなかったが、車好きな人はやっぱりHONDA、SUBARU、MAZDAあたりを選ぶのだろうか。
時刻23:00。
既に大きな声を出せない時間なので、ジョーさんと2人、宿の玄関先で飲み直す。
そこでは多民族の共存についてやイスラム教徒の戒律について等々、マレーシアに住む人にしかわからない事も色々と教えてくれた。
酒の席らしくカジュアルに。
何より、英語の不自由な私を常に気遣ってくれたので、最後まで楽しく会話が出来た。
時刻25:00。
首都クアラルンプールも
流石にこの時間は落ち着いている
目の前は2つ星の高級ホテル
それを道路の反対側から見上げ
ビールを煽る私達
歩く人の姿は少なく
目の前を浮浪者が横切り
高級ホテルの敷地に小便をする
生温く湿った空気の中
たまに吹く風だけが少しひんやりとして
その度に異国を感じ
同時に何故か、日本を思い浮かべる
先は長く、終わりは未だ見えない
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。