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たったひとつの文章が人を失望させることを知っといた方がよくない?

台風21号はすごかった。

会社周辺は倒木や工事現場の倒壊、ビルのガラスが割れ、看板だけでなく車も吹っ飛んだ。

風の威力と恐ろしさをみた。

そんな中で私や同僚がムカつきまくったのが台風前日の上層部からの通達。なんやあれ。

「安全に配慮して出社して下さい」という表現。

はぁ?

「来れる人は来い」っていう風に読み取れるし、みんなそう受け取ったよ‥‥

自己判断が前提だから、身の安全を第1に出社可否を自分で判断する。

それは当然なの。
それは分かってるの。

でもね。

同じ趣旨だったとしても表現1つで、好感度は天と地ほどの差がうまれる。

相手に何かを伝えるときは、「相手にどう伝わるか」を想像しながら言葉選びをしなければならない。

報告・連絡・相談は相手に正しく伝わってナンボ。コラムや日記とはちがうの。

感情を排して事実をのべるとしても、相手を思いやることまで拝したらあかん。

どう伝わったら正解なのか?
どの表現が最適解なのか?
その表現に対して相手はどう受け止めるか?

常に相手を想像する。
だって相手に伝わってこその報連相。

自分本位だけでは正しく思いは伝わらない。

それをしっかり意識してれば、反感買うような文章にならなかっただろうに‥‥あんな表現では「うちの会社は社員を大切にしていない」と公言してるのと同じだったよ。

危機管理に関する通達は、命に関わること。
メッセージを受けとる側の反応も、いつも以上に敏感だ。

だからこそ文章の書き方は特に意識すべきだったのに。残念。

つくづく「伝える」ことと「伝わる」ことには隔たりがあって、そこは「伝える側」が一生懸命考えて隔たりをなくす努力をしなきゃいけないと思った。

自戒をこめて。

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