見出し画像

関西若手バンドインタビュー!【OSCA/Vo.田中捺久さん】前編

オトハル※の山本と木村が、大阪で結成されたオルタナティブロックバンド【OSCA】のボーカル、田中捺久さんにインタビューを行いました。
(※オトハル=ウラバン!メンバーの名称)
始動して一年あまり、ライブやMV制作など活動を重ね、今年8月にはワンマンライブの決定など関西で活躍中の若手インディーズバンドです。

今回は前編・中編・後編の3回にわけ、前編では音楽を始めたきっかけなど田中捺久さんの人となりに焦点を当てています。12年続けたサッカーを辞め、地元を離れて一人大阪へ。そこから音楽の世界へ足を踏み入れた捺久さんに、普段はなかなか話すことのない様々な話を熱く語ってもらいました。

✅OSCAの詳細、楽曲はこちら!
Twitter【https://twitter.com/OSCA_band_2019
MV「愛したのは」【https://www.youtube.com/watch?v=EqitYlHf_H4
MV「雨」【https://www.youtube.com/watch?v=hzgt9PGLaU4

■田中捺久ってどんな人?

山本:簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか?
田中:OSCAのボーカルをやらせてもらってます、田中捺久(なつひさ)と申します。よろしくお願いいたします。

山本:捺久くんって、最初会った時どういう人なのか全然掴めなくて笑。
田中:笑笑。
山本:すごい紳士的な感じだけど、自分の世界を強く持っているように感じたんですけど、OSCAの周りのメンバーからは、捺久くんの性格ってどんな風に言われてるんですか?
田中:めんどくさいって言われますね。こだわり強いね、っていう。テキトーなところはすごいテキトーで。掃除とか全然しないんだけど、ハンガーの向きだけ気になるみたいな笑。

山本:めっちゃ細かいですね笑。最近メンバーから突っ込まれたことはあります?
田中:一番年下のメンバー(ギターの孝介君)から、「捺くん大人になったね」って言われましたね笑。いろんな面で。
山本:どういう面で大人になったんですか?
田中:前までは、孝介っていうギターのやつに、何事にも生き急いでるって言われてました。そんな感じで自分のことしか考えてなかったのが、最近は周りの人に力を貸すようになったよね、という風に言われましたね。音楽的にも、バンドの活動的にも、人の話を聞けるようになったねっていうことかな、多分笑。
山本:年下から言われるって面白いですね笑。
田中:年下が入って来たからしっかりしようと思って。
山本:年下のメンバーと組んでみて、初めて自覚が芽生えたみたいな感じですかね?
田中:そうですね。

■大阪に来るまでの過去〜生まれ故郷を離れた理由〜

山本:あと、捺久くんのパーソナルな部分といえば、出身が群馬というところで。群馬でどのような生活をしていたのか気になります。
田中:僕ね、小学校一年生から大学に入るまで、12年ちょっとくらいずっとサッカーをやっていました。サッカーの推薦で東京の大学に入学したんだけど、色々あって4月早々に大学を辞めちゃって。で帰ってきたんだけど、どっか行きたいなと思って。でも、東京はもうやだなと思って大阪に行きましたね。
山本:そんな感じだったんですね。そこでなんでまた大阪になったんですか?
田中:友達もずっとサッカーの友達しかいなくて。地元も東京も。大学を辞めたから、もうそういう人たちに会いたくなくなっちゃって。群馬ではもう何もできないしなと思って、でも東京も行きたくないしなあと思って大阪にしました。
山本:そこはもう、最後は直感みたいな?
田中:そうそう。
山本:そこでメンバーと出会って…という感じになるんですね。また後半で結成の秘話を聞きますね。

画像1

■音楽を好きになったきっかけ・好きなアーティスト

木村:サッカーをずっとやってたとのことなんですが、そこから音楽を好きになったきっかけはどんな感じですか?

田中:3歳か4歳くらいからピアノを習っていて、ずっと趣味みたいな感じで音楽をやっていました。サッカーが休みの日があれば必ずカラオケに行って、夏休みは週5で行ってたりもしてて。カラオケとかピアノが好きだったんですよ。サッカーを辞めてから、何か自分に得意なことはないかなと考えた時に、ずっと好きだった音楽をやろうってなりましたね


木村:週5でカラオケはすごいですね笑。一番最初にライブに行ったアーティストとかって覚えているんですか?
田中:僕、人生でライブって、片手で数えるほどしか行ってなくて。最初はフェスですかね、滋賀のイナズマロックフェスに群馬から片道4時間かけて行きました。僕、T.M.Revolutionさんがすごく好きで。西川さんのステージが30~40分くらいあって、それだけを観て群馬に帰りました笑。もうそれで満足しちゃって笑。

木村:一番好きになったアーティスト、最初に好きになったアーティストもT.M.Revolutionさんなんですか?
田中:えー、最初は誰だろう。ずっと好きなのは、椎名林檎さんですね。ルックスから入って笑。あとは、X JAPANさんとかも好きでしたね、昔は。
木村:今好きなアーティストは?
田中:今は椎名林檎さんも好きだし、あとは、玉置浩二さんも大好きです。
木村:意外と渋いですね笑。
田中:バンドはあんまり聞かないですね。最近は聴くようになったんですけど。玉置浩二さん、椎名林檎さんが好きですね。
木村:そこからなぜバンドになったんですか?
田中:うーん、歌をやりたかったんですけど、それだけじゃちょっと勝負できないなと思って。歌手だと歌だけで勝負しなければいけない。でも、バンドだと、曲作りだったりとか他の部分でも自分の能力を出せるし。人間として、バンドマンとして魅力があれば、っていう部分があったんで。歌手として一人きりでやるより、仲間と一緒にやりたいなと思ってバンドになりましたね。

■音楽をするうえで大切にしていること

木村:音楽をしたり、音楽に携わる上で大切にしてることってありますか?
田中:人からどう思われるかっていうよりも、自分がかっこいいと思うかが一番大事かな。自分が演奏することは大前提で、「自分がかっこいいと思うか」ですね。

木村:捺久くんにとって音楽って何ですか?
田中:これね、ずーっと考えてたんですけど、答えが出ないです笑。今の自分では全然語れるものじゃないなっていう。なので、また10年後くらいに聞いてください笑。
木村:10年後に聞きます笑。
田中:その時までに答えられるようにしておきますね。

【中編につづく】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?