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日本建築史のウラ指導

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一級建築士『学科』試験対策としての日本建築史をウラ指導流にぶっちゃけ解説しております.http://blog.livedoor.jp/ura410/archives/530270…
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2021年3月の記事一覧

【日本建築史】ほっこり学べる『知識の体系化』

慶さんに日本建築史を楽しめるアニメ調コント動画をつくってもらいました↓ ◆二条城の二の丸…

【日本建築史】番外編/はまちゃんお薦め動画

今,stand.fm(スタンド エフエム)というアプリで音声コンテンツの配信を行っています.要は…

【日本建築史】檜皮葺きって何?

前回からの続きです. 前回,ご紹介した杮葺きをさらにレベルアップした最高級グレードの屋根…

【日本建築史】奈良3寺院

前回からの続きです. 一級建築士「学科」試験対策としては,奈良時代の3つの寺院さえ押さえ…

【日本建築史】新薬師寺本堂

前回からの続きです. 奈良時代(710~794年)の後期に,1つの名作が誕生する.それが,新薬…

【日本建築史】唐招提寺金堂が出題

前回からの続きです. 今回も奈良時代に建立された唐招提寺金堂についてご紹介します.隅の組…

【日本建築史】唐招提寺金堂と鑑真

前回からの続きです. 奈良時代を代表する建築と言えば,唐招提寺金堂でしょう. 三手先組物は,薬師寺東塔から始まり,この唐招提寺金堂で完成します.この建築様式を「和様」といいます.柱の上にだけ組物があるのが「和様」の特徴です. 柱の直径が建物の他の部分のプロポーションに数学的な規則性をもたらしています↓ このように柱の直径の大きさを基準として,建物全体のプロポーションをルール化する建築手法を「木割り」といい,一級建築士「学科」試験にも出題されております↓ 隅の組物に鬼

【日本建築史】薬師寺東塔と三手先の登場

前回からの続きです. 出組(組物)が進化・発展し,奈良時代を代表する名建築が誕生する.そ…

【日本建築史】舟肘木(ふなひじき)って何?

前回からの続きです. 組物については,平成30年の一級建築士「学科」試験問題に次の知識が問…

【日本建築史】雲形組物

前回からの続きです. 今回も法隆寺の金堂(国宝)についてです.平成24年の二級建築士学科試…

【日本建築史】組物(斗と肘木)について

前回からの続きです. 仏教の伝来とともに日本へ伝わった寺社建築のスキル.その中で,注目す…

【日本建築史】法隆寺金堂と法隆寺東院伝法堂

前回からの続きです. 飛鳥時代に仏教が伝来し,神社派の物部氏と,仏教派の蘇我氏の2つの豪…

【日本建築史】仏教伝来からの日本建築

前回からの続きです.仏教の伝来とともに,寺社建築のスキルが大陸から輸入されます. どうな…

【日本建築史】出雲大社と大社造り

前回からの続きです. 出雲大社の建築様式は『大社造り』といいます.大社造りについては,平成13年,18年の一級建築士「学科」試験問題に出題されています. 【問題】 出雲大社本殿(島根県)は,正面の片方の柱間を入口とした非対称の形式をもつ中門造りの神社建築の例である. 【解説】 「出雲大社(古代,島根県大社町,大社造り,神社)」は,桁行2間,梁間2間の切妻造妻入の建物で,正面の片方の柱間を入口とした非対称の形式をもつ「大社造り」の神社である. 1248年以来規模を小さく