【西洋建築史】テンピエット(イタリア/ローマ)
前回からの続きです.
平成12年の一級建築士試験には,次の知識が問われました.
【解説】
テンピエット(1502年,イタリア ローマ)は,D.ブラマンテの設計による円形の礼拝堂.上下2層からなる小規模な集中式円形堂(直径約8m)で,1層の周囲に柱廊をめぐらし,頂上に円屋根を載せる「ルネサンス建築」の代表作であり,完成形とも言われる.古典建築(ギリシャ・ローマ建築)のオーダーとドームで構成され,装飾を排除している.正円や正方形といった単純幾何学による造形がルネサンス建築の特徴