#11 スタバでの葛藤、物乞いの子供たちとのやりとり

Hola! Cómo está??
Uqui です。

留学中、毎日課題に追われるわたしの憩いの場所は近所にあるスタバでした。もともと日本でスタバ店員をしていたこともあって、スタバはわたしのサードプレイスでした。

お店では注文とともに名前を聞かれて、出来上がったら名前を呼ばれるのですが、通いすぎて名前もいつものメニューも店員さんに覚えられていました。笑

そんなお店で課題をしていると、子供たちが入ってきます。何か紙を持っている子、お菓子を持っている子、文房具を持っている子、いろいろな子がいます。だいたいいつも同じ子達です。

テーブルに来て、”何か恵んでくれないか”、”物を買ってくれないか”と話しかけてきます。私が持っていた電子辞書は現地ではかなり珍しいので、ミニコンピューターと言って色々質問されたりもしました。
紙を持っている子の場合、助けが必要な理由が書かれた紙を机の上に置いていって、置かれた人はその上にお金を置くかそのままにするかどちらかです。子供たちは紙と一緒にお金を回収して帰ります。これは大学の講義や電車の中でもよくあります。

わたしは1度も答える事ができませんでした。

唯一できたことはわたしが食べていたお菓子を欲しそうに見ていた子供にあげることぐらいでした。

わたしの専攻は途上国開発と国際協力で
このようなことを実際に経験するのも留学の目的の一つでした。

実際に体験してみると、助けたい気持ちがあっても自分には何もできないことを知りました。

週に1回以上通うスタバ。1日に何人も来る子供達。
全員に対応することは現実的にできません。
1人に何かしてしまったら、他の子に申し訳ない気持ちが残ります。また、通いすぎて子供達にも顔を覚えられていたので、”この人はくれる”と思われても対応しきれないと思いました。

でも、何もできなかったことに対する申し訳なさは結局残っています。

他の人を見ていると、紙の上にお金を置いている人、子供を連れてレジに行き、商品を買ってあげている人、持ってきた物を買っている人、さまざまな人がいました。

そんな人たちを素敵だなと思いつつ、何もできないわたしが悲しかったです。

留学で学んだのは求める人がいれば助ける人がいるということ。これは日本では体験した事がない事でした。友達はホームレスの人にご飯を買って渡していました。こうゆう事が感覚を持っていることはとても大切だと感じました。

自分が持っていた物乞いやその周りの人に対する認識が大きく変わった経験になりました。

Nos vemos! Chau~

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