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受け入れて入居する時代に…

この頃のご相談案件です。
親が介護保険の拒否をして心配なんです‥‥。
心配なのは?家族ですよね。
当事者、要介護者はいつまでも同じ変わらない生活をしたいのです。
それ当たり前に自分もそうしたいです。
先日、SNSの広告に「有料老人ホーム」の写真が“パァーン“と目に入ってきました。
私は「ここ良いなぁー」直観で!思いました。
それは1DKタイプの日当たり良く心地よさそうな空間に見えました。

親は、「子どもには迷惑をかけたくない。」と揃って言います。
人は、依存しながら生きる事を選択した動物です。
動物は、毛皮を着て寒さをしのぎ生きる術をもって現代も生き抜いています。
人はある時から毛皮を脱ぎ洋服と言うものを作り、
洋服が無いと生活のできない社会のルールになり今があります。
現在では洋服に依存し生きなければならない社会で生きています。
何を言いたいのかと言うと、
人はあらゆるものに依存して生きる術で生き抜いていると言う事です。
いつの時代から「家族」と言う単位ができ、その単位は「社会のルール」の単位にもなっています。
単位と言うか、一部の暗黙“家族責任論”のようなルールです。
家族単位のルールで生きる社会は、家族に依存をしないと生きていけないことでもあるので、迷惑をかけたくないと言うのは現実難しいことです。
高齢になり「家族に迷惑をかけたくない」と言うのであれば、
現在の社会のルールを知った上で「迷惑をかけたくない」と言う事を理解し生きていく事をしないと、ただの「迷惑かけたくない」と言う言葉・思いは、言葉だけの甘えであり、子どもに「迷惑をかける」と言う課題を与える可能性があると言う事です。

迷惑とは?
受け取る側が考える事であり、子ども側は迷惑とは思っていない可能性もあります。
その受け止め方は長い家族の関係から、子どもはそのように迷惑とは
思わない・思う親子関係を築いているのだと思います。
長い家族の関係を急に変える事が出来ない問題は、常に介護時にはあります。
以前私は、家族介護の社会のルールの違和感を多く感じていました。
この所のご相談内容には“家族介護者”への事前の知識啓発だけでは間に合わない時代が来ていると感じます。
介護される側の意識の変革も重要に考えます。
古くから家族が介護を担うものの考えを、介護をされる側がきちんと考え意思表示や介護の先の人生を意識しないと、いつまでもたっても受動的な
“何とか家族が、子どもがやってくれる…”の時代では、
共倒れになってしまう人が増え、日本経済の破綻になりかねないと危機感を感じています。

受け入れて入居する時代に!
UPTREEでは企業カフェと言う名前の「介護を事前に就業時間内に学ぶ」機会を実施しています。
参加される人は、学び備えると言う意識の方が多くいます。
そんな時に私はいつも「自己防衛」こんな時代が訪れます!
とお伝えしています。煽るようなことではなく、事実だからです。
2025年推計では介護する職業の人は減り、介護をして欲しい人が圧倒的に
増える時代が到来です。介護施設は増えても人材が本当に足りません!

そんな事になると「家族責任論」が襲ってきます!
そんな事に惑わされないよう、事前に介護するされる人共に
人生の最期の前に介護を自身の考えで選択してください。
「こんな有料の施設に入居したい」
「最後まで在宅で過ごしたい」
「最後は病院が良い」
「最後は公共の施設で過ごしたい」

事前に調べることで何らかの防衛手段になります。

又そんな介護を経験した子ども世代は、自身の介護を意識し自分の意思を明確に表明することは、老後2千万円問題?は心配などせず、
老後自身で選択し、老後を迎えるられる世代になるのではないでしょうか?
そんな人の社会にならないと、いつまでも制度ありきでは日本が破綻します。
受動的から能動的に介護を考え意識することで、不安は軽減されると思います。
子ども世代「受け入れて入居する!」こんな時代になると良い人生になるように私は思います。
もちろん、私は今から施設を探しつつ、在宅でいかに長く過ごせるか資源を探しています!
リスク回避ではなく能動的に知る機会を増やし意思を伝えていく。
そんな時代が到来です…。

さて、今回は“任意後見制度”と“日常生活自立支援事業”のお話です。

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このマガジンは漠然としたこれからの介護の不安を抱えている人、介護中の人へ介護の先の見えない不安や介護のお金の心配が軽減できる内容です。

家族の介護はする人もされる人も初心者です。100家族があったら100通りの介護があり、これが正解はありません。そんな正解のない介護の基本知…

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