妊娠糖尿病攻略までの道～出産したのに治ってない…だと！？～

医師「結論から言うと、治った、とも糖尿病です、とも言えません」
私「・・・え？」

妊娠糖尿病の多くは妊娠期に作られる胎盤によってインスリンが正常に分泌されなくなることが原因であるため、出産すれば治ることがほとんどだ。
しかし将来的に糖尿病になる確率が正常な妊婦よりも数倍高くなるし、何割かの妊婦は出産後も治らず糖尿病に移行してしまうそうだ。

それは知ってたよ？
でもさ～？
自分がその何割かに入るとは思わないじゃ～ん？

妊娠糖尿病だった妊婦は、出産して2～3か月後に再度糖負荷検査をして、血糖値の上昇幅が正常に戻っているか確認する必要がある。私も2月に再検査をした。

医師「まあ大丈夫だとは思うけどね～、ハハハ」と和やかな雰囲気で検査は進んだ。これがフラグになるとは誰も思っていなかった。

1週間後、検査結果を聞きに再度病院へ。そこで冒頭の言葉である。

治ったとも糖尿病だとも言えないとはどういうことなのか。
普通体内では、食後の血糖値を下げようとインスリンが分泌される。私の場合食後1時間で一旦正常値まで下がる。血糖値が下がるとインスリンの分泌量も減るのだが、正常な人は一度下がった血糖値をそのままキープできる。
しかし私の場合、インスリンが分泌されなくなると下がったはずの血糖値が再度上昇してしまっているらしい。インスリンが効きにくいとも言える。
今は食後1時間で血糖値が下がっているが、将来的にだんだん下がりにくくなり、血糖値を下げるために大量のインスリンが必要になってインスリン注射が必要になったり、最悪の場合腎臓が傷ついて透析が必要に…なんてことも。は？怖すぎ。

医師からは、「夏に再度糖負荷検査して、診断確定させましょう。それまでバランスの良い食事と適度な運動を心掛けて頑張ってください。」と言われて終了した。

正直、まさか自分が糖尿病グレーゾーンになるとは思ってなくて、この日はまあまあ落ち込んだ。妊娠中の血糖値管理でコツはつかめていたので、再々検査まで食事と運動頑張ろう……、そう思っていた。

3か月後の現在。

いや－－－－－－－、
育児しながらバランスの良い食事取るの無理ゲーなんだが？？？？
我々夫婦の食事は全ておバブの機嫌と昼寝・夕寝のタイミングにかかっている。
ヨシ寝た！今だ！とばかりに納豆ご飯、パスタ、インスタントラーメンなどの炭水化物を爆速で胃にぶち込む日々。え？ベジファースト？そうしたい気持ちは山々の山だが、いつおバブが起きるか分からない＆起きて機嫌が良いとも限らない中でもう一品サラダを用意する気力はない。。。唯一できることは食事の度に「許せ私の腎臓…！いでよインスリン！下げよ血糖値！！」と身体に謎の気合を注入することのみ。医学的効果は皆無。
私がやりたいのは「野菜→たんぱく質→糖質の順に、よく噛みゆっくり時間をかけて食べること」、ただそれだけのことがこんなにもハードルが高いなんて産むまで知らなかったよ。

せめてもの抵抗に散歩だけはおバブを連れて毎日行くようにしている。ベビーカーを押しながら天気が良ければ2時間くらいウロウロ。これが適度な運動の部類に入るのかは分からない。血糖値管理の肝である食事管理がガバガバなので、再々検査を無事パスできるのかかなり不安である。

本当、妊娠出産って人生変わっちゃうんだな～～。良くも悪くも。