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【UpBoost開発日誌 #1】ペアプロによる自社サービス開発 -Swift歴1週間エンジニアの挑戦-

はじめに


こんにちは。株式会社Manhattan Codeの開発チーム、リリィです。
弊社では現在、自社サービスのスタートアップ向けキュレーションサイト『UpBoost』の改修・App版のリリースに向けた開発を進行中です。
当記事では、UpBoostの開発道中での進捗、チームの活動などについてお伝えしていきます。
開発の中で得られた経験や知識を読者の皆様にお伝えできればと思います。

UpBoostは、自社で開発中のスタートアップ向けのキュレーションサービスで、現在はベータ版をリリースしています。

「スタートアップ向け」というコンセプトの通り、このサービスを使うことで起業に関しての知識を深める、興味を持ってもらう、既に起業した方の課題を解決するようなサービスを目指しています。

詳しくは前回の記事の「What's UpBoost ?」に記載してありますので、是非ご一読ください。

今回の記事の内容

さて、前回の記事で実装予定に挙げていたのは以下の3点ですね。

・アプリで起業に関する記事、ビジネスに関する記事を見れること
・ユーザー情報が入力できること
・アプリの利用規約が見れること

簡単にフローチャートにすると以下の部分。

App版の全体像

スクリーンショット 2020-01-30 14.26.04のコピー

目指しているゴールはこんな感じです↓

完成予定画面

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さて、ここから本題。
今回アプリ開発の中で、直面したチームの問題や課題についてお話していこうと思います。

アプリ開発にあたってのチームの問題・課題

アプリ開発を進めるにあたり、まず直面したのが

1. 開発未経験者がチームの1/3
2. 開発にかけられる時間が極端に短い

という問題でした。(2については前回の記事で紹介している通りですね)
課題としては以下のようになります。

課題1:開発未経験者多数でも開発を進められる仕組みを持つ
課題2:短い作業時間でも実装できる規模で開発・リリースを行う

課題1を解決するために行った取り組み

まず、開発未経験者多数でも開発を進められる仕組みを持つについて。

取り組み:開発未経験者が学びつつ実装を行えるように、開発経験者とのペアプロを行う

この取り組みを実際に行ったのは以下の2人。

コニー:ドライバー役
Swift開発1週間目の19歳。今回初めてのiOSアプリ開発。
2019年6月に不動産業からエンジニアへ未経験転職。
普段は主にHTML / CSSを用いたWebサイトのコーディング。
今回の担当範囲:
マイページ画面

 ・プロフィール編集画面


がーたろー:ナビゲーター役
Swift開発1年目の25歳。
大手化粧品メーカーのサプリメントカスタマイズアプリの開発経験者。
今回の担当範囲:
記事一覧画面
 ・記事詳細画面
 ・記事webViewの表示

実施内容と結果

・週初めの2日間はナビゲーターは、ドライバーにべったりで一挙手一投足をナビゲート
・続いての2日間でドライバーに対して、調べ方を教えて、わからないところはまず自分で調べられるようにした。
 → 調べ方を覚えさせたことで、ドライバーが一人でも作業が進められる状態を作った
※工夫「わからないことがわからない状態だと、調べることもできない」→だから調べ方を教えた
インプット・アウトプットをドライバーが一人で実現できるようにしたことで、ナビゲーターの負担を軽減し、作業効率あげた

結果

 未経験がより能動的に開発に取り組む姿勢が身についた
→ 課題1の解決につなげることができた!

課題2を解決するために取り入れた工夫

短い作業時間でも実装できる規模で開発・リリースを行う」という課題を解決するために、見積もり工数タスク作成について以下の取り組みを行いました。

実施内容

・ユーザーストーリーの洗い出し
(機能要件を、ユーザーの行動ベースで文章化したもの)
例)ユーザーが自分の情報を入力できるようにする → なぜなら、ユーザが自身の属性を入力する必要があるため

・ユーザーストーリーをベースにタスクを作成

アジャイル開発に則って「その機能のコアな部分をまず作成する」ように、タスクを細かく設定
例)プロフィール入力画面の場合 → ユーザー情報を入力できるテキストエリアを作成する

・見積もり工数の算出
1時間で実装できるTaskを基準(2pt)として設定し、それを元に各タスクの作業の規模を算出
 → タスクの規模を測りやすくして、進捗を見える化

結果

・スケジュール自体は遅延が見られるものの、Taskの消化ペースは計画通り
・ペアプロの取り入れによって、Taskの消化量が増加傾向にある
 → 工夫の取り入れによって、課題が解決傾向
 → 計画の遅れを取り戻す動きが出来ている。

成果物

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引き続き、進捗記事を今後も更新していきますので宜しくお願いします。
それでは。

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