魚柄仁之助の生活防衛レシピ 第15回

魚柄仁之助の生活防衛レシピ
〜第十五回 胡瓜は腐らない〜

胡瓜は夏の水筒ですっ

図1

熱中症の予防に、浅漬けの胡瓜を❣って
言われて胡瓜を一袋買ってきたものの
冷蔵庫に入れていたら、腐っちゃった➴
な~んて人が多いそうですが
買ってきた胡瓜に塩をテキトーにまぶしておけば
1週間くらいは傷みません。

胡瓜2本+塩大さじ1杯をタッパーにいれました

図2

え~っ!こんなに塩を振ったらしょっぱくなって・・・
の心配はご無用ですの。

冷蔵庫で1日保存したのが次の写真です。

図3

けっこう水が溜まってるのが分かりますでしょ?
余分な塩分は塩水になって胡瓜から出てますから
胡瓜はちょうど食べごろの塩味になってます
必要なだけ取り出してすぐに冷蔵庫に入れておけば
1週間は傷みません。
もしそれを過ぎてしまったら、今度は胡麻油で
チャチャっと炒めてください
意外と旨い炒め胡瓜、豆腐や野菜類を加えると
中華風チャンプルーにもなるのです。

ヒトはなぜ、冷蔵庫で胡瓜を腐らせるのだろう

図4

買ってきた時の丸ごとの胡瓜では、すぐ食べる…とはいかない
じゃあ、サラダ用に薄い輪切りにしてタッパーに入れておけば?と
ヒトは考えて、スライスしてみる・・・のですがぁ、
胡瓜のスライスは包丁にペタペタ胡瓜がくっついて、イヤになる
だからヒトは胡瓜を冷蔵庫にほったらかす⇒やがて腐る
これが胡瓜を腐らせる原因になっていると思われます。

そこで実験です

図5

2本の胡瓜をそろえて1回切れば2分割になる。
このくらい、やれますわな
半分に切った胡瓜をそろえて包丁で2回切れば12分割になる。

図6

それをまた3回切れば24分割になる。

図7

この程度の「切る」だったら胡瓜が包丁にくっつくこともない
胡瓜を腐らせずに食べきるテクニックは
買って来たら全量ザックリ切って塩をまぶす
これに尽きるのです。

プラスαのテクニック

・塩をまぶすだけでなく、辣油を少し垂らす
・塩+胡麻(摺り胡麻)をまぶす
・下ろし生姜、下ろし大蒜を加える
・塩の代わりに味噌を使う
こうなってくるともう漬物の領域ですが、
漬物石を乗せる様なことは全く不要なのが
胡瓜漬のいいところなんですの

生のままだと傷みやすい胡瓜も「切って塩」だけで
美味しくなって長持ちします
熱中症予防に水分補給…でも真水ばかりじゃ
体内の塩分が薄くなりすぎることもある
程よい塩分が加わった胡瓜は夏の水筒だったのです。

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キュウリ、大きな袋でたくさん買って、ついついダメにしちゃうことあるんですよね。
うちでも、冷蔵庫の中でしなびたことや、溶けたことがあります…。
切って塩を振っておくだけで、長持ちさせられるのはとても便利です。
さて、連載リニューアル後、2回目のレポートです。
今回は営業部のKさんから届いています!

〜「飛鳥新社営業体験談」きゅうり編〜

本文中の「きゅうりの中華風チャンプルー」というのが気になり早速つくってみました。
塩漬けのきゅうりを用意し、その他の具は水切りした木綿豆腐、黄パプリカ、連載第10回「かってにえだまめ」で挑戦です!

調理方法は、ごま油で炒めるだけです。
きゅうりに味がしっかりついているので、追加の味付けは控えめの方がおいしく出来上がると思います。今回は塩を少々ふりました。

完成!

レポ1

中までしっかり火が通るくらい炒めると、きゅうりの新食感が引き立つように感じます。
また、「えだまめ」もホクホクで、ビールにぴったりな夏の定番料理になりそうです。

塩漬けキュウリのチャンプルー、写真から夏の香りが伝わってきます!
色味も鮮やかでとてもおいしそうです。
皆さまも、「夏の水筒」きゅうりを塩漬けにして、おやつに、調理にいかがでしょうか?
暑い日が続きますので、塩分と水分をしっかり補給していきたいですね。(編集部A)

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魚柄仁之助先生の台所リストラ術をもっと知りたい方は飛鳥新社のページを御覧ください。

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