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目標を立てずに欲望だけ掲げる

新年が明けると、「今年の目標は?」と親に尋ねられてきました。いつも何かを答えていたけれど、新年度を迎える頃には、たいてい忘れ去られていた気がします。

憶えている目標は、受験生のときの「合格」(三ヶ月で終わる)、第一子妊娠中の「無事出産」(予定日は三月)。ええと、いや、妊娠中は「その後の育児」も入れていたはずですが。


昨年は仕事に関する目標というか、漠然と「がんばる」といった決意を持っていた、はずです。

さて、今年。

なんだか、あんまり気負わずにいきたいなあというのが本音です。意識を高くしすぎると、急降下したときにストレスに苛まれることはわかっているし。(完璧主義のキライがあります)

というわけで、手帳にちまちま「これ、やりたいなー」をひたすら羅列するという作業に勤しんでみました。

目標っぽいものもあれば、中には「“ありがとう”をきちんと言う」なんていう「当たり前ですけど?」とツッコミたくなるものまで。(……家族には言わずじまいにしてしまったりするでしょ? そういうことですよ)

他にも、「“ハン・ソロ”を観に行く」とか、「正義を振りかざさない」とか、「何だこれ」というものがずらりずらり。ええと、意識が高めのものは内緒です。(一応あるよ、たぶん)


ちまちました、大してうまくもない字で並んだ文字たちは、でもどれも楽しいことばかりで。(当たり前だけど)

なんだか楽しい気持ちになりました。


幸せなんか、ささやかなものでいいんです。だから、目標だってほんのささやかなものから始めればいいじゃない。なーんて、意識の低い低いことを言ってみる。

そもそも、日々の生活が素敵なものになるかどうかは、その「ささやかさ」をいかに回していけるか、なんだから。

全力疾走すると血の味がするしすぐにへこたれるし足が痛むし逃亡したくなるわたしには、これくらいのゆるさを意識するくらいが、ちょうどいいのかもしれないな。(比喩じゃなくて持久走大キライなんですよ)

それでいて、「ここぞ」というときには全力を尽くし切れるような、そんなバランスを身に付けたい。(あ、また抱負じみたことを)


さて、今年も一週間が経ちますね。初詣に行き損なったので、おみくじでも引きに行きたいなあと思っているわたしです。


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